見出し画像

「お風呂入るのしんどい」「ご飯を味わえてない」働く戦士とセルフケア

はじめに。

最近、ヘアケアの美容本を読みました。

高級ヘアケア商品を買わずとも、日々気にかけて髪を扱うだけで、髪質が良くなるとのことが書いてありました。

今までの私の洗い方や、乾かし方一つ一つが、いかに間違ったやり方であったのか、また髪を雑に扱ってしまっていたのかを実感しました。

正しい方法を知り、ちょっと意識してみると生活により充足感を与えることができる。
髪だけに限る話ではないと思いました。

私が今、勉強しているストレスマネジメントについても当てはめて考えてみます。

*ポイント
・基本的な生活習慣に現れるストレスを知る

⇒疲弊してる心身をケアできているかを見直す

生活習慣から自己の心身の健康を意識してもらうきっかけになればと思います。

***

1.現実は”非”丁寧な暮らし

「丁寧な暮らし」という言葉が流行りましたね。

「丁寧な暮らし」とは、毎日の暮らしを手間と時間をかけて向き合うことをいうそうです。

【引用:ルル マカーニ】

……丁寧な暮らし、とても憧れますよね。


先日、バラエティ番組「あざとくて何が悪いの?」でも、丁寧に暮らす女子が紹介されていました。

以下、番組を見た私の感想。

ズボラな私にはそんな生活なかなかできないよ。

……というかズボラかどうか置いて、死ぬほど忙しくて身も心も疲弊していた会社員の時だったら?

自家製味噌、ぬか漬けを作るとか、土鍋でご飯炊くとか。
そんなこと仕事ある平日にできたかな?

凝ったことじゃなくても、毎日ちゃんと栄養考えてご飯食べたり、リラックスのためにお風呂入ったり、質の良い睡眠とかできていた?


前職で、身も心も余裕がない日々を送っていた時期があったので、こんなことを思いました。
(決して、あざとい女子をひがんだ目で見ているわけではないです。笑)

***

2.働く戦士の日常。

丁寧に暮らしたいけど、気力的にも体力的にも、できない。

私自身、会社員時代、正直お風呂に入るのさえ面倒だと思う日々でした。
臭うのが嫌だから、かろうじてシャワーを浴びていた感じです。

<会社員時代の日常>

仕事でクタクタになりながら20時過ぎに帰宅。
ご飯は適当にコンビニで買うことが多い。

ご飯を食べ終わったら、もう22時とかになってる。

お風呂入って早く寝なきゃと思いつつ、ぼーっとテレビを見るかスマホをいじるかしている。

いつの間にかうたた寝してしまっていて、気がついたら、深夜2時。

お風呂に入るのが超めんどくさい。
けどさすがに明日も仕事だからと、重い身体を起こし、湯船に浸からず、シャワーだけは、なんとか浴びる。

いつの間にか朝。身体が重い、だるい。


「ご飯食べ終わったあとのウダウダしてる時間に、さっさとお風呂入ればいいのでは?」
「ぬか漬けでも味噌でも頑張れば作れるのでは?」

客観的に見るとそのようなご指摘をいただきそうですが……。


神経をすり減らして働いている日々。家に帰っても休まれない。
やらなきゃと、わかっちゃいるんだけど、動けないほどだるい。
そんな毎日でした。

***

3.働く戦士の味わえない食生活。


私と同じく仕事を辞めた元同僚と、仕事を辞めてからのお互いの心境の変化などを話したのですが、共通して食事への関心の変化がありました。

〈働いていた頃〉
・おなかを満たせればよい。ご飯を作るのが、めんどくさい
・疲弊して帰宅後、日々いかに夕ご飯作りを乗り切るか考え、少しでも楽なように、曜日ごとメニューのルーティーンを決めていた
・お昼は冷凍食品を詰めてお弁当を用意するか、カップラーメンで済ます
・そもそも忙しすぎて、お昼休憩がない。10分以内にご飯をかき込む
〈仕事辞めてから〉
・今朝のパンにつけるジャム、今日はどうしようかな?
・新商品のバターチキン味のルーでカレー作ってみよう
・映画で登場した厚揚げの味噌焼き、おいしそうだから明日作ってみよう
・今旬だから、サツマイモを使ったレシピとかないかな?

仕事を辞めた今は、日々家で食べるご飯をどうしようか、と食を楽しんでいます。

働いていた頃は、いかにご飯を味わえていなかったのか、わかりますね。

人間らしくご飯を味わえる日々が、生活を満たしてくれるんだね、と元同僚と合意しました。

***

4.日常生活のシーンから心身の変化に気づく



みなさん、うつ病の傾向のひとつで、お風呂に入れなくなる、ということがあるのをご存知ですか?

必ずしもとは言えませんが、お風呂に入れないことも、もしかしたら自分の心のサインなのかもしれません。

日々の食事とか、睡眠や、入浴のシーンは、毎日行うことだからこそ、本来大切にしたいもの。

働く人たちが、日常生活を通して自分の体を労る中で、体の変化や不調に注意を向けることが必要です
つまり、日々の生活から、自分自身にケアできてるか、注意を向けているかという事が大切なのです。


ひょっとしたら自分の周りの人達が異変に気づいて「最近どう?無理していない?」と、心配してくれるかもしれません。

それでも、自分自身でしか気づけない、ちょっとした異変(ストレス)があります。

それを見逃さないためにも生活の中でセルフケアすることが大切。

ケアって当たり前の日常的な生活を支えることだと思います。

仕事で疲弊して、だるいなと思いながら過ごしている毎日は、生活の営みの中に心がこもってない状態と言えるのかもしれません。


ちなみに、「マインドフルネス」という瞑想法はご存知ですか?

「今ここに在る自分」に集中してみる習慣がとても有効だと思います。
参考までに↓

***


5.日々の幸せを教えてくれる!おすすめの映画


先日、「きのう何食べた?」という映画見ました。


同居しているカップルが、お互いを思いやるからこそ、相手に対して本音を言えなくなってしまい、すれ違ってしまう。

けど、喧嘩や、見て見ぬ振りをするのではなくて、しっかり対話をしていくことで絆を深めていく、という映画です。

このお話は、恋人が相手のために、いつもご飯を作っているんですね。
料理のシーンがとても大切に撮られていて、印象に残ります。

ご飯を二人で向かい合って食べているシーンもまたあったかくて。
おいしい、と嬉しそうに食べている恋人をみて、作った本人もまた嬉しくなっている。

この主人公たちを見てると「日々ご飯をおいしく食べることが幸せなんだ」「特別なことが起こらなくても幸せというのは日々の営みの中にあるんだ」と感じました。

ちなみに劇中に登場したキャラメルリンゴのトースト、私も早速家で作ってみした。笑

画像1

とても美味しかったです♪

興味のある方はぜひ観てほしい映画です!


***

まとめ。自分の心のサインに気づく


ポイント
・生活の中で現れるストレスのサインに、見てみぬふりをして日々過ごしていないか

⇒日常生活における根本的な食事、入浴、睡眠などの場面で自身の体を、いたわってあげているか目を向ける


ヘアケアから始まり、食生活のことも触れながら、お話ししてきました。

「今の休まらない生活がなんだかしんどい。」


それってもしかしたら、「私ってだらしない性格だから」という理由だけではないかもしれません。

そのままの生活を続けていると、もっと心身が疲れてしまうかも。

<まずできること>
・自分の生活に改めて目を向けてみる
・マインドフルネス法とか試してみる


それで解決できれば良いけど、自分1人ではうまく生活改善できない方もいると思います。

<すぐに1人で解決が難しい場合>
・1人で抱え込まず、ストレスを抱えてしまっている状況を誰かに相談する
・休暇制度を活用するなど、一度心身がゆっくりできる時間を確保する


私も仕事を辞め、ゆっくりできて初めて、自分の生活習慣について意識することができました。

<働いてた頃思っていたこと>
「身体がだるいのは、私に体力がないから」
「お風呂とかご飯とかちゃんとできていないのは、私がずぼらな性格だから」

今思えば、メンタルヘルスがよくない状態だったと振り返ります。

しんどくても、休んでいられないからと、頑張りすぎてしまっている可能性を知ってほしい

そのために、まずはどんなことがストレスのサインのなのか、知ることが大切なんだと思います。

そして、ストレスで弱っている自分の心のサインに見て見ぬふりをしない。

丁寧な暮らしとか凝ったことじゃなくても、基本的な生活を大切にできているかを考える

それはイコール、自分の心を大切にできているかと、問いかけられるのではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?