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marutomo20
隣のお兄さん
無意識に言いたいことを言っている
そんなつもりじゃないはずなのに
だけどね
出した言葉を受け止めるのは
相手なの
言葉は勝手に走り続け
私の意志とは関係なしに進んでゆく
言葉ってむずかしい
考えて考えて話しても
私のこころとは違うところへ向かってゆく
いっそ閉ざして
寡黙になったらいいんだね
ひとりはさみしい
ひとりはかなしい
ひとりはせつない
私だけ
私は孤独
ずっとずっとそんな想いで生きてきた
母がこの世を去ってから
だけど同じ想いをしている人がそばにいる
その人を私は想いやる気がないという
気がないではなく
そこまで気が回らない
自分のことで精一杯
わがままな私
どうしようもない私
自分が一番大事な私
閉じてしまうと必要なことも言えなくなる
キャッチボールがうまく出来ない
振り回しているのか
はたまた振り回されているのか
一体どっちなんだよとそれすらも分からなくなる
近いから近すぎるから
分からない
他人と思えといわれたけれど
その言葉を理解できなかった
少し離れて見てみると
ちょっとだけ
私のものではない
「隣のお兄さん」と思えればいい
何でもわかってくれる人ではない
ただそこにいあわせ人
「隣のお兄さん」
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