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隣のお兄さん

無意識に言いたいことを言っている 

そんなつもりじゃないはずなのに

だけどね

出した言葉を受け止めるのは

相手なの

言葉は勝手に走り続け

私の意志とは関係なしに進んでゆく

言葉ってむずかしい

考えて考えて話しても

私のこころとは違うところへ向かってゆく

いっそ閉ざして

寡黙になったらいいんだね

ひとりはさみしい
ひとりはかなしい
ひとりはせつない

私だけ

私は孤独

ずっとずっとそんな想いで生きてきた

母がこの世を去ってから

だけど同じ想いをしている人がそばにいる

その人を私は想いやる気がないという 
気がないではなく
そこまで気が回らない

自分のことで精一杯

わがままな私
どうしようもない私
自分が一番大事な私

閉じてしまうと必要なことも言えなくなる

キャッチボールがうまく出来ない

振り回しているのか
はたまた振り回されているのか

一体どっちなんだよとそれすらも分からなくなる

近いから近すぎるから

分からない

他人と思えといわれたけれど

その言葉を理解できなかった

少し離れて見てみると

ちょっとだけ

私のものではない

「隣のお兄さん」と思えればいい

何でもわかってくれる人ではない

ただそこにいあわせ人

「隣のお兄さん」


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