朝から青空

頭はふらふら、何にも考えられない
身体はくたくた、それでも動く

どうしちゃったの

息子に頼まれていた食材を家まで届ける

その足で湯河原に向かう

何故、湯河原

私の大好きな心学びの場があるから

八のつく日は教えの話し

心の支え

お社さまはメッセンジャー
神さまの言葉を伝えて下さる

みんな使命があって、生きている

そうなんだ

母の魂に会える気がして向かう道

神さまに挨拶をしていると
涙があふれる

大きな暖かいものに包まれた感じがする

しばらくぽけっ~と木々から落ちる枯れ葉の舞いを眺めている

なんだろう、どうしてだろ
むなしさが胸に響く

母がいない、母がいない

午後からの教えの話し
今日も母のことを伝えてくれないかな

その気持ちが分かられたのか、少しだけ母の話しをしてくれた

「お母さんも喜んでいますよ、
お母さんすぐね、ねむるようにしてね。
わしがいったら…『おやさま』って抱きついてきて、そのまま、離れないまま、スッ~と天国に行っちゃいました。もうねお母さんはしあわせな天国へゆけましたよ」

あの時にそんなことが起こっていたのか…
それは私がいくら母を呼んでも、戻って来ないはずだ

なんとなく感じていた、母が戻って来ないことを

むなしいけれど、心苦しいけれど、もうしあわせな母

軽い身体と私より若い容姿
花園をうれしそうに歩いている

しあわせなしあわせな母の話しを聞かされて
かなしい筈はない

帰りは朝の訳の分からぬくたびれ感は消えていた

足取り軽く、うれしさいっぱい

朝から青空

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