見出し画像

お茶のお稽古


暑い、暑い猛暑日に 
十日に一度のおやさまのお話しのお休みの日

わたしはすずさんに誘われて
お茶のお稽古に行きました

午前中はのんき過ごしておりました

そう唐突に
十日に一度のお話しがないから
午後からお茶のお稽古しましょう  

この暑い日にですか?
エアコン入れて待ってるから

そう言えば先日もものすごい大雨の日にも呼ばれました

この方はマグロのような方なので
じっとしていることが苦手です

暑いけど気持ちを切り替えて
「行きます」とふたつ返事で行くことに

あゝ家の前の道をはいていない
うちの前だけ落ち葉がいっぱい

そんなものは放り出して
さっさとお稽古に向かいます

電車に乗ると思ったよりも早くすずさんのお宅に着くことに

そうだ、その前にすずさんのお母さんが旅立たれたから
お供えを持って行こう

お手軽な小玉西瓜が目に留まり買い求める

いつものようにこっそりとリュックに入れる
なぜかお供えと言えばわたしの中では小玉西瓜

すずさんのお母さんに手を合わせる

すずさんもお母さんに置いて行かれた感じがすると言っている

やっぱりおんなじことを思うのか
親に残された子の気持ち

今日はわたしからお点前をやりましょうと言われます

まあいいや、練習、練習
ちょっと緊張するけれど

でも大丈夫
なんとかなる
マンツーマンでの丁寧なご指導です

当日に呼ばれても「断らないのはかなちゃんだけ」

暇だもの、すずさんのことは分かります 

お点前の後にはお客さん
七夕祭りの生菓子で涼しそう

見えない世界の話しをして
いつの間にやら
お時間に

お点前はちゃんと出来るようになりたいから
また次も…

今日はお古の茶筅を頂く
「これで家で練習しなさい」と

暑い、暑い、猛暑の日でも出掛けます

少しずつ面白くなってくる




よろしければサポートお願いします。