見出し画像

エノキの成長も驚異的な件 | Whimsical Discovery #145

前回の記事「エリンギの森」「ヒラタケの森」に続き、エノキ栽培キット 【えのきだけ農園】のレポです。

このご時世のためか先程ショップを見たら在庫切れでした。大人気ですね。2,3回くらい採れると説明書には書いてありましたが、レビューによると上手くやれば6回くらいは収穫出来るようです。他のキノコたちより遅めの発芽でしたがそれはもうニョキニョキはえてきます。

生食では有毒なエノキタケ

エノキタケ(学名:Flammulina velutipes)タマバリタケ科のキノコの仲間。古くから食用とされ、ナメタケ、ナメススキ、ユキノシタとも呼ばれ、特に食用のものは一般的に「えのき」と呼ばれます。

エノキタケは、旨味が強いキノコとしても知られており、旨味成分のグルタミン酸やグアニル酸が多く含まれています。あまり知られていませんが、生食だと有毒ですので注意が必要です。後述に記載します。

画像2

スーパーのエノキと見た目が違う!

僕らがよく見るスーパーのエノキは白くてモヤシのようにヒョロヒョロですが、この栽培キットのエノキはなんだかたくましいです。

エノキはどうやら育て方で見た目も変わるようで、光の有無や強さが大きく影響する模様。光のない場所でそだてると、光を求めモヤシのように細長く頼りない姿になるのがよく見る市販のやつです。エノキタケも光のある場所では、柄が短くしっかりした傘を持つ姿になるとのこと。こんな感じ、明らかに傘がでかいですね。

画像3

生物の成長と光の因果関係

一般的なキノコも同じですが光のあるところに頭を出したほうが胞子を広く飛ばせる可能性が高いため、光を求める性質を持っているそうです。

市販の白い栽培品種は光が当たっても着色しないものが使われているようですが、エノキを育てるだけでもキノコの不思議な生態に気がつけました。

光と言うものはどの動物や植物・菌でも成長に大きく関わる力なんですね。

画像4

生エノキダケに含まれる毒「フラムトキシン」とは

自然に生えた赤茶色のものも、光を当てずに栽培したエノキダケは生食すると中毒を起こします。生のエノキタケに含まれる蛋白質には強心作用・溶血作用があるので必ず加熱しなくてはなりません。この毒は熱で分解するので問題ありませんが、昔僕の知り合いのパリピが調子に乗って生で頬張ってそのまま病院に運ばれました。

エノキタケの学名は(Flammulina velutipes)の「Flam」と毒を意味する「toxin」を組み合わせたのが、フラムトキシン(Flamtoxin)と呼びます。

市販のエノキダケは噂によると誤って生食しても、自然のものより毒性が低いという話がありますが確証がありません。基本的にキノコは市販でも自然のものでも生食は危険なので絶対にやめましょう。

意外と市販のものでも食し方や調理の仕方を間違えると思わぬ危険が潜んでいるものです。

「当たり前」がどこまで一般的な食に対する知恵なのか、見つめ直す良い機会となりました、

以上、今回もキノコレポでした。


サポートありがとうございます😃 いただいたものは、我が家のウコッコさんのエサ代か、書籍などのインプットに活用させていただきます! Twitterフォローいただけると嬉しいです!気軽に絡んでください https://twitter.com/@norinity1103