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私のドイツ生活秘話①【男のルームメイトと地下室生活】
どうも、norikoです。
ドラクエのようなRPGゲームの主人公が最初はしょぼい装備で始まるように、
私のドイツ生活の始まりもまさにそんな感じでした。
これからドイツへワーホリされる方、長期滞在•移住を考えている方へ向けて、
私がしてきた数々の失敗を踏まえて、少しでも役立つ情報を盛り込んでいけたらと思っています。
では、始まり始まり〜
•出国前
渡航は2019年5月1日。
4月末、一人暮らししていた浅草近くのアパートを家族に手伝ってもらい、バタバタと引き払った記憶がある。
ドイツで住むアパートが見つかったのはなんと出発の4日前。(冗談抜き。)
Facebookでドイツ人の友達の知り合いが部屋を紹介してくれたので、2つ返事で「借ります!」と返した。
このギリギリ星人な私の性質が後にも無数のトラブルを引き起こす、というのはひとまず置いておき。
そんなこんなで令和の始まりとともに、私は離陸した。(うるさい)
✔️ドイツへ出発前に最低限必要な準備
•パスポート(3ヶ月以上有効期限あり)
•2000〜4000€の貯金の証明書(各銀行で英字で発行できる)
※これ以外、ビザ申請も含め全部到着後にドイツできますが、事前に申請する方が安心かと思います。
ワーキングホリデービザに関して(ドイツ大使館HP)
【追記】
ビザ発行に関しての現行ルール(2021年9月13日現在)に関しては、
こちらの記事を参考にしてみてください。
•ドイツ到着、「サイボーグ」との再会。
自分がずっと担当していたミュンヘン路線に、お客さんとして乗るのはなんだか楽しかった。
ミュンヘン空港は熟知しているので、スムーズに荷物を取ってさっさと出口へ向かう。
自動扉を抜けた後、出迎えの人達がずらーっといるゾーンをさっさと通り過ぎた。
ヘイ、ノリコ!
どこかから、ドス低い声が聞こえた。
私のことを空港で待つ人など誰もいないはずだった。
振り向くと、知った顔のイカついドイツ人が一人。
え!!!サイボーグ(仮名)!!!なんでいるの!!?
フライトの時間を調べてサプライズで来てくれたのだ。
ほぼ人殺しみたいな強面なのに、なんとなく憎めない男。
彼とは、ミュンヘンのステイ中(フライト間の滞在のこと)にタンデム*で知り合った。
日本の大ファンで、ドイツでも日本でもよく遊んでいた数年来の友達だった。
ちなみに何故この仮名かというと、ファンキーな彼は喧嘩やら事故やらで
顔の右半分と右腕全体に金属が入っている。
初対面で「私は、フェイクの人間」とカタコトの日本語で自慢してきた。
人が思いつくワルそうなことは大体ご経験済みのサイボーグ君。
✔️語学学習におすすめ
*タンデム=語学相互学習のこと。
私が日本語を教え、彼にドイツ語を教えてもらっていました
•私がタンデム相手を探すために使っていたのはこのアプリです。サイボーグもここにいました。
(※アフェリエイトではありません。)
•ルームメイトは知らない男
ちなみに今回のアパートをFacebookで紹介してくれたドイツ人はこのサイボーグの友達だった。
何も正式な契約はしておらず、メッセンジャーで「Yes!」だけで終わっていたので、本当に借りれるのか半信半疑だった。
サイボーグが空港から家までの車の中で説明してくれた。
これから住むアパートはルームシェアで、サイボーグの友達のドイツ人(以下「弟」と呼ぶ)が兄と二人で住んでいた。
弟が実家に帰ることになり、空いた部屋のルームメイトを募集していたのだそう。
つまり、私はこの見知らぬ兄さん(29歳男性)と二人暮らしということを、
ここで初めて聞かされた。
まじか。とは思ったが選択肢はなかった。
✔️ ドイツで家探しの一般的な方法は大きく3つ
1. WG-Gessucht.deで探す
(部屋探し用のwebサイト)
2. Facebookで探す
3. 知人に紹介してもらう(←私のパターン)
✔️注意すること
出発前に家探しをする場合は、
ルームシェアなら一度絶対にビデオ通話で話してみた方がいいです!(一人暮らしの部屋の場合は、貸主と。)
•最低限でも人となりがざっくり分かる
(やばい奴じゃないか)
•話し方や発音の聞き取りやすさ
(向こうが外人とのコミュニケーション慣れしてるか。生活する上で大事です。)
•何か特別気をつけて欲しいことははあるか
(例: 人を呼ぶときにお互い許可がいるか、掃除の分担などのルール)
•そのほか自分が確認したいこと•大事なこと
(漏れなくしっかり書き出してから、ビデオコールなり電話なりに挑みましょう!)
•始まりは、ぼろぼろの地下室。
サイボーグとアパートに到着。
「これが類友ってやつですか」っていうイカついドイツ人が家の中で私たちを待っていた。弟だ。
挨拶と自己紹介を済ませると、ルームツアーをしてくれた。
部屋は木造のぼろい地下室だった。
「この家に洗濯機はない」、というのと今日は契約書を忘れたから後日また来るわ!というところだけかろうじて聞き取れた。
なかなかのバイエルン訛りだった。鍵を受けとり、二人は帰っていった。
がらんとした地下の部屋に大きいスーツケースがポツンと二つ。
ルームメイトの兄ははまだ帰ってきていなかった。
明日の朝挨拶することにして、フライトで疲れた体を横にした。
どんな家であろうと、寝泊りする場所があったことにほっとして、
固いベッドと埃っぽい布団にくるまりながら眠りについた。
地下室は寒かった。
つづく。
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