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起業したひとへ。ーほんとうに、顧客視点になっていますかー

起業準備の中で、マーケティング戦略には労力、時間、経済的リソースをかなり投入されたかもしれません。Webサイト開設や提供オペレーション開発準備には特に、注力されたことでしょう。

顧客視点で、より便利に、より快適な「購買行動」、そしてより利便性高い、感動的な!「使用体験」を図り、何度も試作・試験を繰り返されたケースもあったかと思われます。すべてとても重要なプロセスですね。抜かりなく、計画的に、推進されるべきです。

見落としがちになるポイントを二つだけ、挙げます。

1.人々(ターゲット顧客)にとって、わかりにくい「ことば・用語」や「フロー」になっていないか。日常的に触れている言葉を無意識のうちに、使いがちです。容易にしたつもりでも消費者にとっては難解なシステムになっていたりします。基本的なことゆえに、出来ているつもりでも、案外抜けがちな点なのです。
ひとは、「理解できないこと」が生じると、心のなかに見えない壁を一枚ずつ、つくっていきます。壁が増えていきませんように。増えるごとに、「購買」から遠ざかります。

2.心がはいっていますか。素晴らしく整った商品・サービスでも、提供プロセスに「ひと」が介在する場合は特に、そこに心がはいっていなければ、「購買」へつながりにくくなります。対面や電話応対はもちろん、メールのやり取り(文字情報)でも然りです。心が感じられなければ、「百年の恋も一時に冷める」ものです。ここは、感性、人の教育、価値観など取り組みが難しい点かもしれません。だからこそ、「お客様へ想いを馳せる」行為が求められるのだと思います。同じ品質のモノ・コトであれば、「感じの良い方」を選びますよね。

顧客側に立ってみることを、愚直に行い、想像力をはたらかせてみることがもとめられます。また、真の声を言ってくれる他者は、起業前後には特にありがたい存在ですね。そして「お客様のこえ」は常に、かけがえのないありがたい改善点になります。

村上紀子

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