マガジンのカバー画像

のりこの俳句日記

11
日々の小さな事柄を、俳句にしてご紹介します。 不定期更新ですが、ぼちぼちと続けていきたいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

ベネチア

今日の俳句は       風薫るゴンドラで聴くカンツォーネ 「風薫る」が夏の季語です。 …

今日の俳句は       ラ・トゥールの灯か掌(てのひら)の蛍 ラ・トゥールは、灯を描く…

泰山木の花

今日の俳句は 鈍色(にびいろ)の空に泰山木の花 季語は「泰山木の花」。夏…

紫陽花

俳句日記  今日の俳句は       あぢさゐの花は重たし葉は緑 「あぢさゐ」は、紫陽花…

屋久島 猿の頭蓋骨

俳句日記  今日の俳句は 梅雨冷の屋久島に猿の頭蓋骨 だいぶ以前のことになりますが、縄文…

縄文杉

俳句日記  今日の俳句は      五月闇縄文杉に会ひに行く   「五月闇」は夏の季語で、…

俳句日記  今日ご紹介する俳句は        連れだって花の名所を訪ねけり 俳句で「花」といえば桜のことです。季節は春。 住んでいるのは郊外ののどかな町ですが、桜がきれいな場所が何カ所かあります。 桜の季節になると、気持ちの良い日に、夫と車で回ります。行くのは、毎年同じ場所ですが、季節を感じるのは良いものです。 桜ばかりではなく、花桃なども時期を同じくして、咲いています。色がきれいです。 名所と行っても、私が名づけただけで、観光地ではないので、人は少なく、気持ちよく回

種袋

俳句日記  今日の句は 老(おい)二人播いても余る種袋 種袋は春の季語です。 夫は、定年…

歩き始める

今日の俳句は    初春に初めの一歩小さき靴 季語は「初春」新年(お正月)です。 初孫は…

のりこの俳句日記

俳句を始めたのは、20年程前のことです。友人に誘われて、月に一回の句会に出ることにしまし…

毛糸編む

今日の俳句は    翳(かす)む眼で生まれ来る嬰児(こ)に毛糸編む   「嬰児(えいじ)」…