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屋久島 猿の頭蓋骨

俳句日記 

今日の俳句は

梅雨冷の屋久島に猿の頭蓋骨

だいぶ以前のことになりますが、縄文杉を見たくて、屋久島に行きました。ツァーの中で、縄文杉のところに行く前日に、足慣らしのために屋久島の平地ほぼ一周のハイキングがありました。
 
猿や鹿にも逢いましたし、屋久島の植生について、ガイドさんからお話を聞きました。大きな素晴らしい滝もありましたし、良いお天気で気持ちの良い日でした。屋久島の川の水は透明でとてもきれいです。屋久島は岩でできていて土が少ないので、水がきれいなのだそうです。屋久杉は、土の少ないところで育つので、栄養状態が悪く、成長が遅いため、年輪が密になって、固い良質な木材になるそうです。
 
歩いていると、道から少し入ったところに、頭蓋骨があるではありませんか!人間の物にしては少し小さい。ガイドさんによると、「猿の頭蓋骨です」ということでした。
 
「猿の頭蓋骨」を俳句にしようと思ったときに、季節は少し早かったですが、「頭蓋骨」というちょっと禍々しい物と取り合わせるのに、季語として「梅雨冷」を選びました。本当は暑いくらいだったのですがね。俳句ではたまにこういうこともします。

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