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アートと食のパリ旅⑦エールフランスで帰国、パリひとり旅のTips、旅を終えて

最終日は8時半に宿を出て、12時過ぎの便で日本へ。

5時台に朝ごはん食べたので、お腹空いて11時前に2食目とし、フランスのユーロを使い切ることにする。

搭乗口のそば、フランスで流行ってるというオーガニックのファーストフードの店。

ウリの野菜スープは、うーん、まぁふつう。
パンはそこそこ美味しい。
まだお金が余ってたのでエスプレッソも頼んだ。

よかった、1500円強を使い切れた。それにしても、あくまでもファーストフードだよ、高いよね。知らずに飛び込んだので、空港あるあるのぼったくりかと、あとで調べちゃったくらい。

だけど、この国の物価は、そんなもんなのだ。すべてが高いのです。

12時前に機内へ。
離陸まで時間があったので爆睡した。離陸直前に目が覚め、ロマンチックのかけらもないまま空の旅へ。行きの離陸は爆泣きしたのに、なんて現実的。。。


2時過ぎに昼ごはん。

メインはチキンのクリーム煮とマッシュポテト。チーズに焼き菓子もつくフルコース。だが、チキンは成型肉だったな。シャンパンと赤ワインはよかった。

うーむ、機内食はやっぱシンガポール航空がいちばんだな。ダッツのアイスも出たし。

朝ごはん。トマトベースのパンに山羊のチーズが散らしてある。これだけはあたたかかった。
あとは冷たいハードパンにバターといちごジャム、フルーツ、オレンジジュース、ヨーグルトドリンク。

そうそう、コーヒー頼むとミルクいるか聞かれ、液体のミルクを紙パックから注いでくれるのよね。嬉しかった。


席の隣がイタリア人の新婚カップル、とっても日本に詳しい人たちで、東京、大阪、京都奈良、広島、できたら金沢と回るのだそう。

彼女タトゥ入れてるから、プライベートバスで温泉入ろうと思うんだけど。やっぱりタトゥ入れてると、一般の温泉入りにくいかな?なんて聞いてくれ、日本文化を大事にしてる思いが伝わり嬉しかった。

ちなみに、イタリアに来るならばオススメはローマ3泊ベニス2泊だそうです。

彼らとお別れし、帰りは電車で帰宅。揺れる電車の中でキャリーケースの番をしなきゃいけないので、眠りこけずに助かった。

13時前に家に着き、午後は食べたら寝ちゃうので食べずに荷物を片付け、場末の中華居酒屋みたいなメニューを作って食べ、21時に就寝。


パリひとり旅のTips

パリひとり旅が心配すぎて、ネットや動画でさんざん調べた。
お礼として、旅のTipsを私も何か残しておこうと思いついた。どなたかのお役に立ちますように。

飛行機


直行便はやっぱりラク。13時間程度で済む。経由地がある場合は、安いけど24時間近くかかるのよね。時間と体力を考えて、日系より安いエールフランスにした。

行きのフライトはこちら。
機内の身体ケア対策をしっかり書いてるよ。

時差

日本マイナス7時間がフランスの時差。日本が昼ならフランスは早朝。このしんどさが伝わるといいな!

行きはとにかく眠らないようにし、徹夜した感覚で宿に着き、6時間眠ったものの、興奮してて深く寝れなかった。次の日の夜はかなり眠くて、せっかくのオペラ座のバレエで寝てしまった。

帰りは、早々に日本時間に時計を合わせ、日本時間の午前中までは飛行機や電車の中で寝た。帰宅した午後は眠らず荷物整理をし、21時に就寝。12時間しっかり眠って時差ボケなしで済んだ。

スイスから帰国した時は、眠すぎて午後しっかり昼寝しちゃい、時差ボケ大変だったので、今回ペースつかめたかも。

空の人となったら早々に現地時間に時計を合わせるのがいい気がしている。

語学

パリならば英語オンリーでいけると分かった11月から、英語がキライで苦手だけれど、ひとり旅の命綱は英語力!と、5ヶ月ほど勉強した。

フィリピンの先生とのオンライン旅行英会話を月12回。後半はいい先生が見つかり、ばしっと鍛えてもらった。

加えてアプリの『レシピ』を入れ、毎日課題が出るコースに課金した。朝は発音練習、通勤時間は読解や単語にあてた。AIによる発音チェックが意外と役に立ち、オンライン英会話で発音を直されることはほとんどなかったし、フランスでも通じた。

リスニングもスピーキングも、つたなくはあるけれど、一度も言葉で困ることはなかったので、勉強しておいて本当によかった。

というのは、英語が公用語ではないパリの人たちは、もうちょい広げるとヨーロッパの人たちは、私たちと一緒で学校を出たら英語を使う機会はあまりないのだと思う。

だから、日本人的な発想で文型や単語の正確さにこだわる必要はない。カタコトの英語でいい。コミュニケーション取りたい!って目的の英語でいいんだよね。

宿

ホテルはひと部屋ごとにお金を払うシステムなので、複数人で泊まったら安く済むのだけど、ひとり旅にはきついのよね。

それでもホテルに泊まろうと探したら、ビジホの部屋にミニキッチンと浴槽付きで1泊3万!もったいなくて部屋から出られなくなりそう。。。

そんな訳で、いさぎよく日本人向けのゲストハウスに泊まった。女子相部屋、キッチンとくつろぎスペース、シャワー共有。広いキッチンを使って和食を自炊したり、マルシェで買ったものをお皿に盛って食べられたの、すごくよかった。

何より、母国語で情報共有できたから気持ちが落ち着いたし、アドバイスもらって夜のメトロに対策しながら乗れた。もし海外ひとり旅に怯えているのなら、日本人向けのゲストハウスはオススメ。

物価

めちゃくちゃ高い。スーパーでブロッコリーを見つけて安い!と嬉しくなったけど、約250円、、、、もちろんその他の野菜は日本じゃ買えない買わないハイプライス。

なので、飲食店は総じて高い。スーパーのワインは安かったけど、レストランのワインは日本より高く、超美味まではいかない。日本は安くて美味しいお店多いんだなぁとしみじみ。

毎食フレンチは舌にも身体にもお財布にもきつい、と自炊できるゲストハウスを選んでよかった。

お醤油、ポン酢、顆粒だし、味噌、塩、梅肉ペースト、七味とわさびを持っていき、外食はランチを楽しみ、朝晩は野菜たっぷりの自炊にしてバランスを取った。

日本の食材や調味料はとんでもなく高いから、出来る限り持ち込むのをオススメする。

スリ対策

メトロや美術館にスリが多いと聞き、どちらも利用するつもりだったので、対策が必須だった。

服装

パリの人たちは地味だ。4月の初旬、多くの人はなんの変哲もない薄手ダウンと薄手のニットやカットソーかロングT、ジーンズかパンツで日常を暮らしている。

正統派ユニクロの中でもおしゃれっ気なしの服装。あ、2店舗ほどユニクロ見かけたが、パリの人たちに大人気なのは容易に想像できた。

ってことは、日本人あるあるの、パリなんだから気合い入れてもっとおしゃれしなきゃ!って感覚だと、パリの人々から浮きまくることになる。

浮くとヤバいのは、ザ・観光客はずばりスリの対象となるから。おしゃれだけど動きにくそうなカッコや肩掛けの超一流ブランドバッグみたいな、ね。

あ、全てタクシーで観光できる人は別ですよ。パリの庶民の中にまぎれこむための知恵のお話ですよん。

そんな情報を出発直前に動画で知り、これぞパリで着たかった可愛いロングワンピースは撤収、近所をチャリで回る時の服装か、ダンスレッスン用に変更。ロングTとスウェットパンツ、ジーンズを詰めた。

ワンピースはオペラ座とムーラン・ルージュ用に持っていったが、シワになりにくい素材はもちろん、誰かに追いかけられても逃げられる、または相手を追いかけるための走れるひざ丈にし、メトロでは華美にならないよう膝丈薄手ダウンを羽織った。

バッグ

動画で知って、ボディバッグにした。いちばんスリにくい筈だと思って。

人混みではファスナーを手で押さえバッグを抱え込んだら他人からは開けようがなく、安心して過ごせた。さらにコード状のキーホルダーを使って、お財布とスマホがバッグの中から離れないようにした。

スマホもお財布も絶対にバッグの中にある安心感は絶大で、ものすごーく快適だった。あっちゃこっちゃに物を置き忘れるお年頃、日本でもキーホルダー付きボディバッグを愛用したいわ〜。

ボディバッグでは入りきらない飲み物や紙類=スラれてもひったくられても痛くも痒くもない物は、肩かけのトートバッグに入れた。


旅を終えて

準備に時間かかったし、気も張ったし、お金も使った。大変だったけど、行って本当によかった。

弟の供養のための旅のはずだったけど、目的を超えて、ぐっと見聞が広がった。ひとり旅に怯えていたけれど、私でもなんとかなった!という自信にもつながった。

世界は広い。
もっともっといろんな国を旅して自分の幅を、深みを、追求したい。

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