きらはる

昔文学少女、今は一児の母。 子育てが一段落したので、小説とエッセイなんぞを気ままにアッ…

きらはる

昔文学少女、今は一児の母。 子育てが一段落したので、小説とエッセイなんぞを気ままにアップしていこうと思っています。

最近の記事

コロナ考4最終回 自宅療養に備えるもの、それは解熱剤と抗原検査キット

発熱から3日目。 子供の診察が終わった午後、無事、陽性と分かって安心した?母の私に、頭痛の症状が表れた。 普段から頭痛持ちではないはずだが、ちょっと尋常じゃないくらい、がんがんぐらぐらする。 はや、感染かと戦慄した。 子どもが感染した時は「これだけ流行っていたらしょうがない」と達観して冷静に対処できたが、いざ我が身がさらされると、恐怖で思考停止になるのだから、なんとも情けないものである。 厚労省HPで、成人の場合、妊娠時以外は非ステロイド性抗炎症薬も服用可とあったの

    • コロナ考3 小さな温かい診療所との出会い

      そもそもコロナ感染の場合、特効薬も無いのに、何故こうまでして病院にかからなければならないのかというと、社会生活への影響があるからにほかならない。 現在厚労省で定める療養終了の基準は、コロナウィルス感染し、かつ症状があった場合、発症日を期日(0日)として十日の経過(および呼吸器症状が改善傾向になってから72時間経過)が必要とある。陽性と判明して初めて、症状が消えても自宅待機が義務となり、それまでの行動履歴や接触状況を見直して関係各所に報告、接触したと思われる人物に注意喚起する

      • コロナ考2 嗚呼、医療難民

        家族がコロナウィルスに感染すると、何が一番大変だろうか。 一ツ屋の下で病人だけ隔離させる生活を十日も継続しないといけないこと? みんな一気に濃厚接触者で、誰も生活必需品を買い出しに行けないこと? ノン、ノン。 無論それらも大なり小なりあるのだが、自粛&リモート生活も三年目ともなると、どうすれば狭い居住空間で住み分けが出来るか、互いの動線がぶつからずに済むか、TVや雑誌等でアイデアや議論が出尽くした感があるし、ネットスーパーやウーバーイーツ、アマゾンなど、十分すぎるほど

        • コロナ考

          とうとう、家族にコロナ患者が出た。 今後のために、詳細を記しておこうと思う。 患者は、十五歳未満の子供だ。コロナワクチンは未接種。 夏休みに入って、単身2泊3日の宿泊行事に出掛けた。 コロナ感染者数が不気味に増加傾向にあったためか、出発週に入ると、合宿主催者から抗体検査キットが送付されてきた。参加者全員が出発当日、自宅にて実施し、結果が陽性なら参加は諦めよ、という過酷な、いや至極当然の通告である。出発日朝の6時半、うちの子の喉奥に、キットの綿棒を押し込み、唾液を採取し

        コロナ考4最終回 自宅療養に備えるもの、それは解熱剤と抗原検査キット

          蘭子考

          また夢見が悪かった。 理由は分かっている。 娘がコロナに罹った。一時期高熱が出たが、ケロッとしている。逆に、ワクチン三回接種済みの私の方が、朝からひどい頭痛に悩まされている。はや、感染か。 もとから家から一歩も出られない。ひとまずロキソニンを飲んで、それでも酷かったら病院に行く段取りを取らねばと、悶々とふて寝をしていたら、宗方コーチに叱られた。 「岡、そんなことじゃ、舞台に立てないぞ」 え?なんの舞台?ウィンブルドン?と辺りを見渡すけど、ラケットもコートも無い。