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【海外幼児教育&カナダ公立小学校】日本の小学校との違い

こんにちは!
カナダの小学校でお仕事をしているNorikoです。

今回はカナダの公立小学校で働いてみて感じた日本の小学校との違いについてお話します。

1、明確な時間割がない
私の働いている学校(教育委員会)では1日が3ブロックに分かれています。始業時間も学校によって異なりますが以下のスケジュールが私の学校の1日です;

9:00 校門オープン&教員による見守り開始
9:15 始業のベル
9:30 校内放送&国歌斉唱
9:35頃 1ブロック目開始
11:15 20分休憩(生徒は外に出なければならない)
11:35 ランチタイム
11:55 2ブロック目開始
13:35 20分休憩
13:55 ランチタイム
14:15 3ブロック目開始
15:35 下校

というような1日の流れです。ブロック内の時間配分も担任に任されているみたいで、読み書きと算数におおよその時間を割き、残りの時間でその他の教科を教えているようです。

2、教科書がない
勉強内容のカリキュラムはありますが、教材はクラスの担任が自分で準備します。主にプリントです。教室内にはスマートボードが設置されていて、教育系アプリや動画を活用する先生も多いです。

3、ノートや筆記用具(のりハサミ等)は学校が用意
生徒はノートや筆記用具を持ってくる必要はありません。色鉛筆&クレヨン、のり、絵の具等も教室内でみんなで共有します。小学3年生児童がいる母としてはノートとか買いに走らなくていいのが嬉しいです。

4、体操着や学校指定の学用品がない
上履きや体操服、その他もろもろ「〇〇を授業で使うので準備してください」がないです。上履きはなく、生徒は登校したら室内用の靴に履き替えます。体育館も同じ靴です。体育も普段着のまま運動します。生徒が教室内で着替えなくていいというのは個人的には大賛成です。学校が始まる時に保護者が準備するものは主に、大きめのリュック、室内用の靴、お弁当箱&水筒です。

5、ベルがなるまで校内に入れない
9:15の始業のベルがなるまで生徒は校内に入れません(学童を除く)。9時ごろから生徒は登校し校庭に集まります。始業のベルがなると担任が外に出てきて自分のクラスを教室内へ連れて行きます。20分休憩も生徒は必ず外に出なければなりません。終業のベル後も校内には残れません。

6、クラブ活動
私の学校では教員によるクラブ活動があります。教員がボランティア(有志)で自分の好きな(得意な)ことを生徒と活動しています。活動時間は主に20分休憩&ランチタイムです。今年は、チェスクラブ、ルービックスキューブ、ダンス、ボードゲーム、ヨーロピアンハンドベル、サイエンスクラブなどがありました。
あとは学校によって、外部の講師を招いてのクラブ活動もあります。私の学校ではウクレレ教室があります。

7、幼稚園が併設
カナダの公立小学校は4歳になる歳から通うことができます。義務教育ではないのでオプションですが、ほとんどの子どもが幼稚園から学校生活を始めます。小学校内の教室で、教員免許保持者と幼児教育者の2人がクラスを運営します。公立学校なのでもちろん無料です。ちゃんと幼稚園カリキュラムも政府によって定められています。

私自身も小学3年生児童がいる母として、最初は日本との違いに戸惑い&驚きばっかりでした。日本の小学校のクオリティーの高さに親としてはありがたい感謝の気持ちでいっぱいです。でも、働く立場となっては、大変すぎるだろうなというのが本音ですね。

次回は、日本の小学校との違い(教員編)をお話しようと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

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