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体の中から温まる鍋料理|産経新聞連載「薬膳のススメ」(102)

12月22日は陰が極まる冬至です。
寒さも増して、家でゆっくり温かい鍋料理を食べたくなる季節ですね。
でも、熱々のお鍋が体を温めるとは限らないんです!
体の中から温まるお鍋を楽しみましょう♪

お鍋の季節になりましたね

心を笑顔にする薬膳師、神戸で漢方カウンセラーと国際薬膳師として活動している池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

夜が一桁の気温になると寒いです…ほんとに。

北海道の方はもっと寒いのでしょうけど、神戸の人間にとってはもう寒くて寒くて…。

こういう季節には、あったかいお鍋がいいですよねぇ。
お料理の準備もラクだし。

熱々のお鍋は一気に体が温まりますが、実はこれ体の表面だけが温まっている状態。

すぐに冷えちゃうでしょ?

体の中からしっかり温める仕事をする食べものを選べば、さらに温まるお鍋になるんですよ。


体の中から温める仕事をする食べもの

えび、鮭、鶏肉です。

「お鍋に入ってるや~ん!」と思ったあなた、天才♡

酒粕を使うとさらに温まるので、粕汁もオススメです。

でも、「子どもがいるから酒粕を使えない」とか「旦那さんが暑がりで…」とかもありますよね。

そういうときは、自分のたれで調整しましょう!

ニラやネギを入れたたれ、唐辛子、柚子胡椒、山椒などの調味料をうまく使いましょう。

温めるだけでなく、体の熱量を生み出す仕組みの腎を整えることも大切です。

腎は生命力やホルモンとも関係があるのですが、寒さに弱くて冬にバランスを崩しやすいのです…。

もちろん、加齢とともにダウンしていく内臓さんでもあるので、年々…。


補腎の食べものを一緒に食べよう!

腎をご機嫌にするものは、黒米、さつまいも、山芋、黒豆、カリフラワー、なめこ、ブロッコリー、カシューナッツ、栗、くるみ、黒ゴマ、松の実、あわび、いくら、うなぎ、うに、干し貝柱、カニ、かつお、さざえ、帆立、マナガツオ、鹿肉、鶏肉、鶏レバー、羊肉、豚肉など。

体力が落ちたときや冬だけじゃなくて、お年頃の方もしっかり食べて♡


お節料理も薬膳です!

補腎のものって、お節料理に使われているものが多く、お正月にお節料理とお鍋をいただくという昔からの風習も薬膳であることが分かります。

ただし、カニはとても冷やすものですので、一緒にエビを食べたり、生姜やしそなど温めるものを加えたり、ビールではなく温める日本酒にする、緑茶ではなくほうじ茶にするなどの工夫をしてくださいね。


こちらから記事のPDFをご覧になれます。
↓↓↓

http://kenzenbishoku.com/media/pdf/221205_sankei.pdf


年内の連載は今日が最後です。
1年間お読みいただきありがとうございました。

次回は、2023年1月16日(月)を予定していますので、楽しみにしていてくださいね!

96回目からはnoteの「産経新聞連載「薬膳のススメ」マガジンに掲載していますが、95回目までは、旧ブログに掲載しています。
↓↓↓
http://norihime.livedoor.biz/archives/cat_50031045.html


おしまい。



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12月は冬に使える手作り薬膳調味料♪
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