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「作る」でも「食べる」でもなく、「選ぶ」のが薬膳

6月9日(木)は4時間のセミナーだったのですが、とにかく楽しくて。

同時配信のZoomのカメラを前に本気でガハガハ笑うほど、楽しかったです!


すべては自分の選択の結果

心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。

今日は秋受験の「薬膳インストラクター中級認定試験」試験対策セミナーの2回目でした。

中医基礎理論が終わって、診断学です。

私がいちばん好きなところ~♡

でも、一般的には「難しい」と思われるところでもあります…。

でもね、全部が全部100%「分からない」とか「難しい」ってことは、ないと思うんです。

「舌診のところはおもしろかった!」
「脈はなんとなく分かった!」
「陰陽で考えるのがおもしろかった!」
「八綱弁証の虚実は難しかったなぁ…」

こうやって、ひとつずつ思い返してみると、「難しい」ではないところもあるんですよね。

じゃ、なぜ「難しい」と思ったのか…

それは、「難しい」と思うことを自分が選択したから。

私もよくあります。
「今日、最悪やったわぁ~!!」とか。

でも、全部が最悪なことなんてなくて、美味しいものを食べたり、ケラケラ笑ったり、クロネコさんの集荷のときに「こうやって向きを揃えて置いてくださっているのが、本当に助かります。いつもありがとうございます!」と言ってもらって嬉しかったり。

どう思うかって、自分で選べるんですよねぇ。

「難しいところもあったけど、おもしろかった!」というポジティブな言葉で締めてみてはいかがでしょうか?

私も「忙しくて疲れたけど、美味しい晩ご飯が食べられたから良かった~!」と思いながら、昨日は寝ました。


体からのサインをキャッチしよう!

人は1日に3万5,000回の決断をしていると言われていますよね。

歩くとか、見るとか、しゃべるとか…

「食べる」ときにも、選択して決断しています。

そこをちょっぴり丁寧にしたのが、薬膳だといつも思うのです。

薬膳を始めるときって、なんだか気合が入る方が多いのですが、そうじゃなくて楽しんで欲しいのです。

薬膳をしようとする方は、まじめな方が多いです。

「自分の体調をなんとかしたい」
「大切な人の役に立ちたい」
「体に良いご飯を作りたい」
…などなど。

だからつい「こうしなければーーー!!」と思っちゃうんですよね。

もっとラク~に考えてみてください。

「なんでこの症状が出るのかなぁ?」
「この症状はどの内臓がなんて言っているのかなぁ?」
「どうしてあげると体は喜ぶのかなぁ?」

症状ってね、辛いけど体からの「気付いて~!」というサイン。

いや、ほんと辛いわぁ…。
私も最近は頭痛がひどくて、気持ちまでダウンしそうで、仕事の効率も悪ければミスも多くて、さらに凹む…という日々です。

でも、「頭痛がダメ」じゃないし、「頭痛を治さねば」というのも違います。

ましてや、「頭痛が出ている私がダメ」でもないし、「私は私」であって何も変わってない…。

バランスが乱れたから症状が出るのであって、その症状からのヒントをもとに整えれば良いこと。

それを薬膳インストラクター中級の診断学で学ぶんです。

めっちゃおもしろいよ~!!



選ぶ基準は「自分がご機嫌になるか」

私の頭痛は緊張や焦りから出るものでした。

「なぁなぁ、ノリコさん。わたくし脳です。
めちゃくちゃがんばってんのに、まだ働かせます??数字とか、企画書とか、TODO管理とか…。
もうちょっとキャ~ステキ~♡とか、楽しいわぁ~!ということに私を使ってくれません?疲れてんねんっ!!」

と脳から聞こえました。
ほんとに脳と会話したんです。

そりゃそうやねぇ…最近、脳みそ使いすぎたもんねぇ。
そりゃ、頭も熱くなるし、目も充血するわ…。
ということに気付いて、「脳をご機嫌にするために」水曜日の夜は急遽ひとりで食事に行くことに。

家でも毎日スープを作っているので、こちらでもスープを。

グリーンピースの冷静スープに、トマトとミントのクリーム仕立て(合ってるのか…?!)がトッピングされています。

グリーンピースは胃腸を整えてむくみを解消してくれるので、今の私にピッタリ。

グリーンピースの冷製スープ


こういうスープは最後の1滴までキレイに食べたくて、バゲットをお願いしました。

「ちょっとだけ焼いておきましたよ」と出してくれたのですが、こういう気配りがステキすぎます!

スープにつけて食べたいのに、カリカリに焼かれていたらつけにくいし、ちょうど良い焼き加減でした。

バゲッド大好き♡


「ちょっとずつちょうだい」というと、本当にちょっとずつお皿にのせてくれて、これまた嬉しい。

「最近、のりこさん、きゅうり食べてないでしょ」と。

そうなのよ。
きゅうりは体の熱感を取りながらむくみを解消して、私に必要なものなのに最近オーダーしていませんでした。

「お母さ~ん!!ありがとう♡」という気分。
30代男子ですが…(笑)

前菜盛り合わせ的な…もの


最後は、ムールフリット。

ムール貝は、体力のなさを感じたときに助けてくれるもの。

アラフィフ女性には、マストです。

物忘れが気になる方にもオススメ。

「何個?」と聞かれて、「5個!」と言えるビストロが好き。

ムールフリット
バケッドをつけても美味しいの


そして、ポテトはセロリシードを振ったもの。

「薄めにしているので、足りなかったら言ってくださいね」と言われて、分かってらっしゃる…と感激。

塩分が強いと唇とか口が荒れるんです…
のども渇いちゃうし。

レクレのあっちゃん、ほんとありがとう♡

自分の体と会話をして、ご機嫌になれるメニューを選んで大満足でした!

大豆と鶏肉で疲労回復♪

レクレさんの近くにはスーパーがあって、彼らが片付けている間に酔っ払いながらスーパーでお買い物をしました。

普段はお肉類を買ってきたら冷凍にするのですが、冷凍前に美味しく食べたいなと思って、翌日(木曜日)は鶏肉でなにか作ろう~!と決めていました。

そして、さて寝ようと思ったときに、お鍋発見…。

あ、大豆を水に浸けていたんだった…。

ということで、夜な夜な大豆を煮てタッパに入れて、粗熱を取って冷蔵庫へ。

ということで、今日は鶏肉とその大豆と、みかりんが送ってくれたトマトとトマトピューレで煮込み料理をすることにしました!


手前はスープです


みじん切りにした生姜を油で熱して、お酒と醤油と塩コショウを揉み込んでおいた鶏もも肉を炒めます。

火が通ったら取り出して、玉ねぎ、ピーマン、ズッキーニ、しめじを炒めて、切ったトマトと酔っ払いながら茹でた大豆、コンソメスープを加えてグツグツ…。

トマトピューレと塩こしょうで味を整えてできあがり。

スープは、いつものこれで。

夜遅く帰ってきても、この出汁があれば美味しいスープがすぐにできます!!


昆布と煮干しを入れただけだけど
美味しい出汁になります

細切りにしたズッキーニ、ベーコン、ちくわ、お出汁の昆布をキッチンバサミで細く切ったものを煮て、少しだけ白だしを加えて作りました。

晩ご飯は、今週の作り置き薬膳おかずを少しずつお皿に載せて。

色とりどりってテンション上がる~♡

鶏肉は胃腸を温めて整えてくれるので、お腹が冷えて疲れやすい方にピッタリ。

背中を触って冷たく感じる方も◎。

鶏肉と大豆を一緒に使うと、疲労回復度がぐっと上がります!!


食べものの効能を「つぶやき」で投稿して、マガジンに入れています。

こちらもご覧くださいね。

少しずつですが、増やしていきますね~!

薬膳は「作る」のでも「食べる」のでもなく、「選ぶ」ことです。

大切な自分や周りの人のためにも、薬膳を知って欲しいです!

みんなが薬膳を知っていて、食べもので心身を整えて、医療を適切に使う文化を作りたい♡

応援していただけると嬉しいです。

おしまい。

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