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レストランは食べた人に幸福感を与え笑顔を作る場所

漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のり子です。

「食べることと呑むことが好きです」とよく言っていますが、レストランに行くのは劇場に行くような感覚でもあります。

ただ「食べるだけ」「呑むだけ」ではなく、心を癒やしてもらって「さぁ!明日もがんばるぞ!」とパワーをもらうところ。

私の中では、オンとオフの切り替えだったり、気分転換だったり、社長や先生という着ぐるみを脱ぐところだったり…。

My favorite restaurant…

それは、幸福感を得て最高の笑顔になれる場所


「食は芸術」と思うワケ

私は4歳からピアノを習っていて、私も先生もピアニストになると本気で思っていました。

好きなのは、ショパン。

力強い曲も好きですが、鍵盤の上で指を滑らせるように弾くのが好きでした。

中学校に入ってからは吹奏楽部でフルートを。

大学では吹奏楽部の部室の隣がお琴部さんだったので、お琴も少し…。

社会人でもフルートを吹いたりピアノを弾いていました。

阪神淡路大震災で、すべて辞めちゃったけど…。

子供のころからステージでスポットライトを浴びていたから、ホールで講演するのが好きなのかも…。

舞台や演奏会を見るのも好きで、指を組んだ祈りのポーズで目をキラキラさせながら笑っていたり、泣き出したりするのもしょっちゅう…。

本物の音楽や舞台は、私もそこに参加している気分になって、とても心地よいのです。

それと同じことを、食事ではじめて感じたのは、10歳ぐらいのときでした。


初めての本格的フレンチコース

私はひとりっ子で何不自由なく育ったのですが、いとこたちはみんなきょうだいがいました。

おばあちゃんがいつも「のっちゃんはひとりっ子で寂しいから」と、こっそりお年玉をふたり分くれていました。

「半分は自分のために、半分はレディーになったときに使いなさい」と。

そして、世間知らずの私が社会に出て困らないようにと、いろいろなことを教えてくれました。

両親もそれを気にしていて、一学年上の子がするようなことをいつもしてくれていました。

そのひとつが、レストランでのお食事。

普通のご飯を食べるのも難しいころから、フォークとナイフのあるお店に連れて行ってもらっていました。

ちょっぴり背伸びができるその時間が、とても好きでした。


思い出のレストランは夜景が見えるステキな場所

たくさんのレストランに連れて行ってもらいましたが、いちばん思い出に残っているのが、諏訪山公園のトゥール・ドール。(閉店されています)

10歳ぐらいのころだったと思います。

新しいワンピースに袖を通して、頭にはピンクのリボン。

両親と行って、大人と同じフルコースをフォークとナイフでいただきました。

外国人の方が「Lady、とても美しく召し上がりますね」と言って、手をとって手の甲にキスをしてくれたのが、恥ずかしくもあり、嬉しかったです。

あとで知ったことですが、当時のソムリエさんが、何度か伺ったレストランのオーナーさんでした!!

夜景が見えるキラキラのフロアで、カトラリーもグラスもステキで、ワクワクしたのを覚えています。

大人になり、当時の彼に連れて行ってもらったときに、変わらない神戸の夜景に感動して涙が溢れました。

それから長らく山手には行っていなかったのですが、今年の桜の季節の夜に行くことができました。

「この景色を見せたかった」と、サプライズで誰もいない満開の桜の諏訪山公園に連れて行ってもらったんです。

あのときと同じ神戸の夜景に感動…。

トゥール・ドールの話をして、当時のレストランの賑わいやキラキラしたものがスーッと浮かんできて…

パパとママの笑顔を思い出したら、なんだか胸がキューンとして…

思い出のレストランです。


レストランは「食べる場所」だけではない

食いしん坊なので、たくさんのレストランに行き、たくさんの思い出があります。

私にとってレストランは、「ただ食べる」場所ではないのです。

空腹を満たすだけでなく、気持ちを整えるところ。

すごくがんばったときに、乾杯するところ…
辛いことがあったときに、心と体を癒やすところ…

お気に入りのレストランはいくつかありますが、そこはお料理が美味しいだけではないんです。

「やっぱり、ここに来るとこうなるよね」という期待通りの安定感が、プライベートの私の心に染み入ります。

お店の方との会話やサービス、ちょっとした心遣い、新しい出会いなど、期待以上のことがあったときに、心の緊張が取れて最高に幸せな気持ちになります。

へこたれていたときには、「がんばってよかったな」「また明日からがんばれそうだな」と、自分の存在の意義を確かめることができる場でもあります。

なんて言うのかな…
言葉だけじゃなくて、その場の空気で教えてくれるというか…
優しいオーラで体全体を包み込んでくれるというか…。

だから、私にとってレストランは特別な場所であって、なくてはならないものです。


みんな、がんばって!!

なのに今、コロナ禍でどのレストランも元気がない…。

時短営業や酒類の提供ができない状況で、お店を閉めているところも。

もちろん、感染症拡大予防が最優先だけど、飲食店クラスターは数パーセント。

それに付随して、酒屋さん、ワインのインポーターさん、お米屋さん、八百屋さん、お肉屋さん、第一次産業まで影響があるのに、なぜ飲食店だけを規制するんだろう…とずっと思っていました。

私たちがなにかサポートしたいと思っても、できることに限界があります…。

今日も友人のお店のテイクアウトを買いに行ったけど、金額的にはしれてる…。

なんとか、なんとかならないのか…とまわりの飲食業仲間のみんなを見ていて、ずっとモヤモヤ…。

仲間のfacebookで、やっと動き出したと知りました。

私なりの言葉で書こうと思ったのですが、仲間たちの原文をそのままシェアします。

ようやくまともな意見と行動団体が出てきたと心強く思います。
飲食店は決して政府や行政の方針を批判や反対をしているのではありません。
仕事せずに協力金が欲しい訳でもありません。
皆様の冷静なご判断を声として届けばありがたいと思います。
「飲食」は不要不急ではありません。食欲を満たすだけでなく精神的安定をはかり、正常な思考能力を取り戻すために必要不可欠な人間の営みで基本的人権です。
このままでは日本の食文化の崩壊、治安の悪化にもつながりかねません。
時間の制限やアルコールの提供自粛をせずとも要請に協力できる国民性のマナーを守れる日本人だからこそできると信じています。
ご賛同いただける方は是非とも署名、シェア拡散をお願いします。
https://in-mirainokai.org/index.php/signature/


【拡散 応援 署名活動】のお願い
『感染対策を施し第三者認証を受け、正式にきちんと営業時間の延長と酒類販売をお願いします。』
飲食業は悪者ではありません。
どうか!私達、飲食業を応援してください!
助けてください!
多くのお客様から「助けてあげたい」と言うお声を頂きます。
本当に心から感謝です。
今、私達は自力ではどうする事もできません!
政府や自治体に逆らう気もありません。
日本国民として、医療崩壊は本当に恐ろしい。
そんな事はしたくありません。
ですが、感染拡大の引き金はもう今では「飲食業」ではないのです。
だから飲食業を開けさせてください!
普通に営業させてください。
自分たちの人生をかけたお店を、信じてくれた従業員を、夢を持った若者を
守らさせてください。
農家を酒蔵を生産者と一緒に頑張り守るために「普通の営業をさせてください」。
このままだと多くのお店がさらに潰れるか!
ルールを守らず営業するお店が増えます。
『正々堂々と営業』させてください。
感染対策をしっかりして、感染拡大防止に努めます。
国や自治体のルールを守り、医師、第三者認証を行い、安全・安心な飲食業と街づくりに努めます。
政府にお願いをしたいです。
皆さまどうか「飲食業を応援してください」。
飲食業を守るために、その他多くの生産者を守るために、嘆願書を書きました。
皆様のお力添えを応援をお願いします。
下記よりご署名頂ければ幸いです。どうかお願い申し上げます
https://in-mirainokai.org/index.php/signature/

私からもいろいろな方にお願いをしました。

仲間たちを助けたいです。

料理を提供するだけでなく、心も体も癒してくれるのがレストラン…。

ここでいうレストランは、フォークとナイフがあるお店だけでなく、居酒屋さんや焼肉屋さん、お寿司屋さん、バー、立ち飲み屋さんも含みます。

「飲食店」よりも、「Restaurant」という響きの方が好きだから…。

大切な人と食事をするときは、「お店どうする?」というよりも、「どのレストランにしますか?」という方が多いです。

実は昨日、お客様でもあり、小さな居酒屋をしていた50代の女性が天に召されました。

とても明るくて、会うだけで元気がもらえて、食べることや呑むことが大好きで…。

たくさんの元気をいただきました。

「薬膳、勉強したい!」と言っていた彼女のお料理、もう一度食べたかったな…。

「これ飲んだらめっちゃ元気になるで~!!」と注いでくれるワインは、本当に元気になれた…。

病気療養中で「入院するんです!退院したら連絡するね」と聞いてから、あっという間でした。

彼女はきっとお空でもワイングラス片手に、大笑いしているんだろうなぁ…。

私たちも、笑わなきゃ。

たくさんの飲食業の友人たちが、苦しんでいます。

もし、彼ら彼女らの思いに少しでも「いいな」と思ったら、応援してください。

ひとりずつ応援していても、私の力はとても微力でやるせない気持ちでいっぱいでした…。

すべての飲食業の方、飲食業に携わっている方、飲食業を愛する方が笑顔になれるかもしれない嘆願書の署名活動があります。

発起人は、TEDxSannomiyaのスピーカーであり、神戸でNADABAN DINNINGを立ち上げ、世界へ進出された「HAL YAMASHITA」の山下春幸シェフ。

コロナ禍で苦しむ全国の飲食店とその関係者の方々を背負い、声を上げて下さいました。

嘆願書のいちばん最後に署名欄があります。

友人や仲間たちが笑顔で輝けるよう、応援してもらえると嬉しいです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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