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I SURVIVED the Hindenbrug Disaster, 1937(#13)

全世界数十億人のタドラーのみなさま、ごきげんよう。
自分にハッパをかけ続けるべくこの1年で読んだ英語の本を紹介していきたいと思います!

今日はこちら!(ドドン!)


I SURVIVED the Hindenburg Disaster, 1937
(^O^)/


アメリカの作家Lauren Tarshisが著した、”I SURVIVED”シリーズ全20冊のうちの第13冊目ですな。

11冊目と12冊目はそれ程関心がなかった北米史のため盛大に飛ばし、前に読んでた”What Is/Was ?”シリーズにも登場するこの事件を、I SURVIVED”シリーズとして読んでみることに。

本作はいつもよりサスペンス色が強く、映画を見ているかのようであっという間に読み終わったのでした。


そーいや前巻、読了までに時間かかってたよね…1ヶ月近く…



一瞬で読み終わる程、私を虜にしたあらすじとは一体?




11歳の僕、Hugo Ballardは、研究者の父さん母さん、4歳の妹Gertieと一緒にケニアで暮らしていた。父さん母さんの研究テーマが、アフリカのライオンだったから。

僕は割と気に入ってたんだけど、そんな生活も長くは続かなかったんだ…Gertieがひどい病気にかかったみたいで。一刻も早く、アメリカに戻ってお医者さんに診せて、薬をもらわなきゃならない。
僕たちに許された時間はいくらもなく、父さん母さんは決断した。たった2日半で大西洋を渡ることができる、the Hindenburgに乗ることを。

母さんはこの空の旅をとってもとっても心配してた。チケット代だってばかにならないし。けど、僕は the Hindenburgが何度も、大西洋横断に成功していたことを知ってたからへっちゃらだった。
それよりもなによりも、Gertieの方が大事。

乗り込んだ僕たちは、いろんな乗客と顔見知りになった。特にthe Hindenburgの艦長の娘Martyとはすぐに仲良くなった。この子、本当によくこの飛行船のこと知ってて(彼女のお父さんにくっついてしょっちゅう乗ってて、何度も空の旅を楽しんでるんだって…うらやましいったら)、貨物室に入れられてた僕ら家族の飼い犬をGertieの元へ連れてくることもできたんだ。
あのときのGertieの笑顔は忘れられないな。

そんなある日、乗客のひとりが、こんなことを言い始めた。

「この飛行船には、スパイが乗り込んでるらしいぞ」

「ナチスの機密情報を盗んで、アメリカへ売ろうとしているらしい」

「だから、Colonel Kohlの野郎が乗船してやがるんだ、あの、得体の知れないナチスの男が…」

お喋りな乗客たちから少し離れて窓際で佇んでいたColonel Kohlに、僕はそっと目をやった。

僕が生まれる十年以上前に沈没したタイタニック号じゃあるまいし、乗客の数もたかが知れてる。この中にそんな大胆なことをした人が?誰なんだろう…
よし、ナチスをやっつけようとするスパイなんだったら、応援するぞ。


2日半の旅は、あっという間だった。もうすぐアメリカ、ニュージャージー州の飛行場に着く。そのときだった…




おー
「オリエント急行殺人事件」みたいにその中で犯罪が起こった訳ではないけれど、密室もののかほりがぷんぷんと。

そうそうそうそうそう!
こういう謎解き要素があると、え、スパイ誰なの、いやいやそもそもGertieの体調って大丈夫なの、と先をどんどん読みたくなるんでしょうなぁ。



恒例の、中華系マレー女子の英語の先生が主催する読書サークルで公開した感想をば。

My Review; ★★★★☆ (4 stars)
- What I like
1) It was really a page turner just like the other books I've already read. 
2) Two plots absolutely thrilled me;
    - One was about a main character, Hugo's little sister, Gertie's illness
    - The other was about who was a spy, Colonel Kohl who was a member of the Natis was seeking for.

- What I Dislike
1) The story was too good to be true, because all of Hugo and his family survived the fatal accident (^^;

紹介した通り、Gertieの話とスパイの話のふたつあって、大変おもしろかったようですが結局、対象読者が7歳から10歳である故のご都合主義の結末が残念だったらしい…



Amazon英語版はこちら。

事故の様子はこちら。




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