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新しい仕事をつくる、ということ。

昨年末に受賞したWORK STORY AWARD2021の、受賞各社ストーリーが掲載された本をいただきました。

さくら事務所は「常識も法律も変えた設計しない建築士の新ビジネス」としてイノベーション賞をいただいています。

受賞した際も、先日の取材でも「新しいビジネスモデルをつくって法改正までこぎつけるって凄いですね」と言っていただいて光栄すぎるのですが、誤解を恐れずに言うとそこには実は、ほぼ達成感も思い入れもありません。

法改正したってまだ全然普及・定着してないし、産業も健全に育ったとはまだ言い難いし、PRやロビーを中心になって担ってきた経営者としての悔しさとか反省がたくさんあるのは当然として、人と不動産のより幸せな関係はまだまだ遠い道半ば。

そもそもビジネスモデルつくろうって狙ってやってきたんじゃなく、地を這うように上手くいかないことの試行錯誤でいくつかのサービスや事業が形を変えながらなんとか継続できて、今も進化のプロセスを絶賛もがき中です。

ただ、法改正や受賞とか、そんなタイミングでの仲間たちの嬉しそうで誇らしそうな笑顔、興奮した語り口を見るのは本当に嬉しくて泣けるほど幸せでした。

そして今も日々、たまに一緒に過ごせる時間や取材同席、1on1とかで、仕事のやりがいや自分の成長、ご依頼者にいただく御礼を楽しそうに自慢げに話してくれる様子を見るのが、何より心がじんわり満たされる。

今期初の1on1で「未知の自分に出会える」「予想もしなかったチャレンジができる、それが最高に楽しい」ってメンバーのコメントに後からこっそり大泣きしたんですが、

「仕事をつくる」「仲間をつくる」「機会をつくる」経営者という道を与えていただいて、つくづく得がたい僥倖に震える時間がそれです。

不安な社会をサバイバルするような時、どうしたら自分は上手く生き残れるか、みたいなことだけ考えてるとだんだん、本来の力を失ってくように感じています。

会社という枠やルールや、売上や計画のためにやるべきことから発想するんじゃなく、何かしらのご縁があって出会った、居合わせた、共にいてくれる愛すべき仲間たちと、

この不透明で不確実な社会の中で、今やちょっと先に自分にも自分が愛する大切な人にも、あったらちょっといいね、ちょっと幸せ度があがりそうだよねってことはなんだろう、そのために自分たちができることはなんだろうね、

そんなことを年も職種も役職もまったく関係なく夢中で語り合いながら、時にケンカしつつも手をこつこつと動かしてく、それが新しい仕事をつくる、ということなのかなと。

何年も何年も、経営者がこんな鈍くさくて青臭いことを本気で言ったり転んだりしてて、それを時に笑い呆れながらも一緒に青臭いことを真剣に面白がって追求してくれる仲間と居場所が、さくら事務所グループだったりします。

誰かの笑顔につながること、新しい仕事をつくること、未知の自分に出会うこと、欲しい未来や見たい世界を自分でつくること。

そんな冒険を私たちと共に面白がり企んでやろうって方は、コンタクトいただけると嬉しいです。https://www.sakurajimusyo.com/employment_new/

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