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仕事をやり抜く力って何?

久しぶりにアンジェラ・ダックワースさまのGRITを読みました。改めて共感できるところもたくさんで私が目指す形のひとつだと思いました。

さて、IT業界で炎上プロジェクトにそれなりにかかわってきた経験としては情熱があればどうにかなる!のは事実だがどこかで情熱はなくなります。情熱が無くなると思いのほか辛いと感じます。ではどうやったらやり抜くことができるのでしょうか?

我々はトップアスリートや世界レベルになる必要なんて無いが、事の大小に関わらず、やり抜く力を求められる局面が至る所で発生します。そんな時にどうしたら続けられるのでしょうか?
今回は情熱と粘り強さ以外にやり抜く力を引き出すことが出来ないか考えてみます。お仕事限定で!

やり抜く力とは
情熱と粘り強さだと言われています。これは実感としても周りを見渡しても正しいなあと感じています。明確に言葉として「情熱」「粘り強い」と表現されると納得します。それでは皆さんは日常でこの「情熱」「粘り強い」をどこまで意識しているでしょうか?仕事について考えてみましょう。ご自分に問いかけてみてください。

仕事に対する情熱とは何ですか?
情熱を無くすとはどんな状況でしょうか?
情熱の元はどんな事ですか?
どんな時に粘り強く作業できますか?
粘り強く相手をするのはどんな人ですか?

質問として問いかけると「情熱」に関わる言葉はポジティブに、「粘り強く」に関わる言葉はネガティブになる様な気がして来ました。(気のせいだと思いたい)

「情熱」とは
激しく高まった気持ち。熱情。と辞書にはありました。 感情が熱している(熱されている)心理状態。英語ではpassionですね。
仕事をやり抜くときに必要となる「情熱」とは、激しく高揚しているわけでも熱しているわけでも無いけど、目の前にある課題を静かに燃える気持ちでポジティブに対処する事ではないかと考えています。そこでポイントになるのは物事を否定的にとらえない心理状態、やらされているなんて思わない気持ちの持ち方ではないかと感じています。これは言わば「ひたむきな情熱」といったところでしょう。

「粘り強い」とは
物がよくねばる性質である。よく物事に堪え忍ぶ性質である。根気強い。物質が外力に抗して破壊されにくい。 と辞書ではありました。英語ではperseveranceですが、これを忍耐と訳さないあたり訳者さまはかっこいいと思いました!「忍耐」だとどうしても耐え忍びジッとしている静のイメージがあるのですが、「粘り強い」だと少しでも進んでいる動のイメージがあって好ましい。
仕事をやり抜くときに必要となる「粘り強い」とは、根気強く諦めないことだと考えています。そして諦めないために必要なのはゴールだと思います。どんな困難な状況も「ここまで!」と分かっていれば、そこまでは人間がんばれてしまうものです。逆にどんなに優秀な人でもいつまで続くかわからない状況だと気持ちは折れて力は発揮できなくなります。

まとめ
情熱と粘り強さはやり抜く力を引き出すために必要だが、それぞれ少し視点を変えたもので充分効果がありそうです。目の前の困難をポジティブに対処する「ひたむきな情熱」とゴールまではがんばる「根気強く諦めない」のマインドです。
そうなると必要なものは仕事に対してポジティブである事ゴールを明確に意識できる事と言えそうです。いずれも「情熱」と「粘り強さ」に繋がる事なので、それぞれ少し分解したにすぎませんが何かの参考になれば幸いです。

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