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『THE TEAM 5つの法則』/読書メモ①

何も決まらない会議、はどうして生まれるんでしょう。

例えば、会議の度に論点が追加され、検討事項が増えて、いつまでたっても「決まらない」。共有事項や確認事項で会議のアジェンダが埋まってしまう。

・・そんな事ありませんでしょうか?
会議の時間が充実したものになれば、もっと生産性はあがるはず・・!

どうしたら、充実した会議を行うことが出来るのか?

そんな視点で、本を読み漁ってみることにしました。1冊目はこちら。

どんな本?

日本人の誰もが「チーム」の力を高められるよう、 理論的かつ体系的な法則で、良いチームの作り方を科学的に解き明かした本。

Aim(目標設定)の法則、Boading(人員選定)の法則、Communication(意思疎通)の法則、Decision(意思決定)の法則、Engagement(共感創造)の法則の5つに分かれて説明されています。

どこが響いた?

言わずもがな、ですが、Decision(意思決定)の法則です。以下、箇条書きのメモを貼りつけます。

・チームの意思決定のやり方は、「独裁」「多数決」「合議」がある。

・「独裁」はスピード早いがメンバーの納得度合いは薄い。「合議」は納得度合いは高いけど、スピードが遅い。早く、納得解を導き出すのが大切。

早く納得解を出すためには、いきなり選択肢の洗い出し、をやらないこと!①選択肢を選ぶための基準を出す ②①の選択基準に優先順位をつける
その後で、選択肢を洗い出していき、基準に合致しているかをチェック!

例えば、年末年始の家族旅行先を選ぶなら、こんな感じ。基準を出すのが先。いきなり「スキーもいいよね!」「温泉も行きたいね!」とやり始めないということです。(家族旅行なら別にいいと思いますが。一例です)

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チームの意思決定が必要な場面は、メリットとデメリットが拮抗している時。(どちらかが明らかに優勢の場合、意志決定する必要もないので)結局、決めの問題、になることが多い。「ファーストチェス理論」(チェスの対戦時、5秒で考えた手も、30秒で考えた手も結局同じになることが多い)をベースに、強く、早く、1人で意思決定する。
上の家族旅行の例なら、最終的には「よし!スキー場で!」と誰かが言うか、スキー場か、温泉旅館かの2択で多数決とる、になりますね。

・意思決定は、意志決定そのものよりも、選んだ選択肢をどれくらい着実に実行し、正解にできるかが重要。意思決定者の決断を、チームメンバーみんなの手で正解にする、という気概が大事。
上の家族旅行の例なら、スキー場に行くと決まった後に、「え~、韓国旅行に行きたかったのにぃ~」と、誰か一人でも不満たらたら言ってたら、家族旅行の楽しさも半減。行くと決めたら、みんなでその選択肢を楽しむ!という気持ちが大事、ということです。

こういう事を、チームメンバーみんなで共通理解として持っておくと、意志決定していく上でやりやすいだろうな、と思いました。

適切な独裁、という本書中の言葉が言い得て妙。

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