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将来の見込顧客をつくる。「企ての試行」は早めに行っておく

コダテルの会員さんの中には、今の仕事(職場)を退職して、新たに起業する人がいらっしゃいます。

「起業」と書くと、なんだかすごいことをするように思えますが、ようは「事業を起こす」ということ。

あまり構えすぎず、事業を行う上でのポイントをおさえておく必要があります。

先日、会員さんから「退職前だから、売上をたてることができない」と相談を受けました。

今の職場が副業や兼業を禁止している場合、そういったことは認められないことが多く、退職日が決まって、起業を準備している人からしたら、ヤキモキすることが多いでしょう。

職場が退職する人のことまで考えて、組織的なリスクを冒して認めるのはなかなか難しく、「上司は、私が起業しようとしていること分かってるのかな」(考えてくれているのかな)と思うのも無理はないです。

でも、ちょっと待ってください!

これで起業の準備に歯止めがかかるのは、時間がもったいない。
売上を起てなくてもできる「将来の見込み客をつくる」ことをおすすめしたいです。

それが次の2つ。

① アンケート&メルマガ発行・配信
② 無料体験イベント

この2つは、どちらも売上は一切立ちませんが、起業後(開業後)のお客さんを掴む可能性を秘めています。

一つひとつ見ていきましょう。


① アンケート&メルマガ発行・配信

こちらは、市場調査も兼ねて該当エリアの人にアンケートを取るものです。大量に撒かなくても、数%でも意味はあるので、まずは知人やその知人にまで広げて回答をしていただきましょう。

あわせて、アンケートの末尾に「今後、◯◯◯に関するお役立ち情報をお送りしていいですか?」という問いを付けておきましょう。

そうすることで、このアンケートで好意的な回答をしてくれた人を「見込み顧客」として連絡先情報を獲得することができます。

アンケートは、Googleフォーム(無料)で十分。
集計も抽出(名簿管理)も便利ですからね。

忘れずに、メールアドレスなどの基本情報は収集(入力してもらう)ようにしましょう。


② 無料体験イベント

こちらは、自身が提供しようとしている物・サービスのモニター募集として、生の声や、機能要望などフィードバックを得られるものになります。

起業後、出す商品・サービスであっても、体験イベントに参加してくださった方に特別に体験していただき、意見を集める→反応を見て改善→再度無料体験イベント開催→・・・というように、何度も試行と改善を繰り返すことができます。これを、正式に起業する前にはしておきたいですね。

あと、できれば「無料体験イベントに参加した人には、リリース後に特典付与」というようにプレミアム感(特別感)を出してあげるほうが喜ばれるし、将来の顧客へと発展する可能性が大いにあります。


いかがだったでしょうか。
開業してから、アンケートや体験イベントをすることが悪いわけではないのですが、開業前(準備段階)から、そういった取り組みを続けていくことをおすすめします。正式リリース後の市場とのミスマッチは怖いですから。

現在勤務している職場の上司や人事にも説明がつきますし、問題になることも少ないでしょう。

「企ての試行」、ぜひ試してみてください。

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濵田 規史
「誰もが心掻き立てる”企て”を起こせる社会」を目指して活動中です。みなさんからのサポートが励みです。一緒に「企て」を起こしていきましょう!