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サスティナブルな企て

先日は、コダテルで公開イベント「泉貨紙職人とサスティナブルな企て」を開催。

泉貨紙職人の菊地さんに加え、県内各地の「企て人」に集まっていただき、泉貨紙を使ってどんな製品・サービスができるかを考えていくというイベントです。

ぼく自身、「泉貨紙」(せんかし)という紙が隣町の西予市野村町で作られているということを、このイベントを機にはじめて知ったんですけど、不思議な”手すき和紙”。

仙花紙とも書く。 元来はコウゾを手すきにした厚手の和紙をいった。現在ではコウゾ,クワ皮,マニラアサにパルプや古紙を混入した原料から,機械でつくった和紙をいう。出版用,経本用,台帳用紙などとして利用され,特に手すきの高級品は傘紙などとしても利用されている。  木材パルプを主原料とした機械ずきの下級の印刷用紙。第2次世界大戦後の数年間は洋紙が不足していたため,洋紙の代用品として泉貨紙の製法を応用してつくったもの。洋紙の生産増加につれて生産は激減した。ーコトバンクより

季節(外気温)によって微妙な調合を変えならが、オーダーに合わせて職人さんが1枚1枚手作り。

熟練した技でしかなし得ない和紙が、西予市野村町で生まれています。

今回のイベントでは、この和紙「泉貨紙」をつかてって、どんな製品やサービスができるかを考えていくというもの。

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参加いただいた方からは、座布団や、あぶらとり紙、化粧品パックなど、あっと驚くアイデアも生まれ、見ているぼくからも「こうきたか!」と思えるアイデアばかりでした。

グループで考えたとは言え、一人ひとりが個性的な人が多く、模造紙は付箋紙でいっぱいに。

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コダテルという「企てスペース」の持つ場所の力もあるかもしれませんが、こんなにも人の力が引き出されるということに、感銘を受けました。

テーマや素材、その調理方法(手法)によって、「企て」アイデアの引き出し方も違ってくるんですよね。

今回のイベントは、「泉貨紙」が資源(素材)。「サスティナブル」(持続可能)な「企て」が手法として大事にされていた部分。

環境に配慮された、持続可能な製品のアイデアも出せたのも、ちょっとした「手法・条件」があったからなのかもしれませんねぇ。

このイベント、とても好評だったので、「◯◯◯とサスティナブルな企て」としてシリーズ化できたら面白いなぁと勝手に思っています。

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