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PMS、生理、子宮筋腫の痛みからソムリエールが思うこと

日経xwomanブログを更新しました。

PMS、生理、子宮筋腫の痛みからソムリエールが思うこと

ちょっとイタタタタな内容ですが、

良いお医者様と出会うこと、

痛みを的確に伝えること

おもてなし

なんだかベッドの上で痛みと同時にいろいろ考えてしまったので、忘備録として。

また、もし日頃PMSや生理痛や、まだ女性系の病気を気にしている方がいたらぜひ読んでほしいかな。

女性が日頃付き合う生理的現象や働くこと

いろいろ大変だけど、定期的に検診をおすすめします!

健康第一!

https://woman.nikkei.com/atcltrc/blog/asanonorie/post/aa9eca5be4864dac9eca5be4865dac3e/


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年明けから5日間入院した。子宮筋腫摘出のため。今日はデリケートな話と、ソムリエールとしての気づきの話。

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<PMS、生理、子宮筋腫>

女性でも3/4は大なり小なり持っているとか、私のまわりにも摘出した人や経過観察の人がかなりいる子宮筋腫。なんだかニキビのようなものにさえ思えてくる。

3cmの子宮筋腫が発見されたのは30代半ばで、飲食店の店長兼ソムリエだった時。摘出手術をした先輩ソムリエールから40代に向けてしっかり付き合っていくのよ!とアドバイスされたことを覚えている。

その頃私は生理不順だった。年に4~5回ほどで、腹痛、腰痛、胸痛、吐き気や眩暈があって、激痛で仕事もできないほどだった。男性のスタッフが多い中、言い出せない辛さもあり、イライラすることも多く「オンナは汗水流して働いてるだけじゃなく、血も流しながら生きてるんだ!」なんて思ったりもした。(言ったこともあったな…)

そんな30代は仕事や勉強に明け暮れて身体のことなんて知らんぷり。徹夜も朝まで飲んだくれるのもしょっちゅう。相変わらず生理は不規則でPMSや生理痛も酷い。
40代になり現場を離れ、独立した時に3cmだった子宮筋腫は5cmから7cmになっていた。

独立したタイミングでコロナ、東京から横浜の実家へ引っ越し、父の死
時間が出来たので自分の身体や今後に向き合うことに。

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<とっちゃえ!>

全然婦人科に行ってなかったようだけど、ピルや漢方、民間療法、食事療法、いろいろした。

様子見ましょうとか閉経まで子宮筋腫が悪さしないように見守りましょうとか、全く解決にならない医師は、生理は来てないわけではないので、それがあなたの周期だとか言ってたなぁ。

亡くなった父は、主治医からもう何年も、様子見よう様子見ようと言われ、身体が弱まっていた時にもう手遅れということで大変苦労した。だから母は1つの病院だけを信じないでいろいろな病院に行きなさいと言った。

実は父の亡くなった日に不正出血、四十九日には生理痛で吐き気と腹痛でお寺で気絶していたほど。それもあってちょっと真面目に向き合おうと決意。

横浜の実家に戻ってから大きな病院2つ、町の産婦人科医2つ行った。漢方を再びはじめ、MRIを撮ったりいろんな検査をした。短期間で7cmだった子宮筋腫は8cmになった。

急いで摘出する必要はないし、デメリットもある。
でも、まるでもう一つの脳がお腹にあるように、生活や人格に影響するこの臓器が気になって仕方なかった。

病院の先生の一人に「毎回定期的に検診しても、あっ大きくなった!って確認するだけ。取っちゃうのも本人の意思だね」と言われ手術を決意。
紹介状を持って行くと、どうやら他の人より出血量も多いし、別の病院のMRIを持って行ったらもう1つ6cmのが子宮外にあったのでびっくり。それが分かったのが手術の直前。

1つの病院だけだとわからないし、病院との付き合い方って大事だなと思った!ホントに。

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<ドクターとナースはソムリエ>

無事2つの子宮筋腫は子宮鏡下手術と言う、お腹に4つの細い棒やらカメラを入れて負担もなく、回復も早い手術法で摘出!全身麻酔で寝ている間に取ってくれるし、翌日の昼から歩かされるし(!)、4日目には退院できるという比較的軽い手術だった。

お腹表面の傷は1cmから2cm程度だけど、それでもお腹の中では子宮内外の腫瘍を切ったり焼いたり、縫ったりしているので、やっぱり痛い。

術後はドクターやナースが至れり尽くせり来てくれるのだが、「どう痛いか」を1から10で言うのが面白いと思った。

そうだよね、痛みなんてわからないよね。我慢できるかなんて人それぞれ。
でもわかりやすい。なるほど!

日頃お酒をテイスティングするので、コメントや表現をどう伝えるのかをよく考える。またどうやったらテイスティング力がアップするか相談される。

病室のベッドの上、痛みの表現と味覚や香りの表現についていろいろ考えてみた。
痛む箇所、どんな感じに痛むのか、痛み始まりからどうか、例えるならどんな痛みか。
隣のベッドの人も術後のようでコメントに聞き耳立ててみたり…

ソムリエはお客様によりお料理を美味しく召し上がって頂くためにワインをはじめとした飲料をご提案する。
大事なのはお客様にわかりやすく的確にお伝えすること。
そして適切な酒器や温度やタイミングでお料理に合わせてご提供する。

ドクターやナースは痛みはわからないけど、私が発熱したり出血したり痛みを訴えた時、それに合わせて改善するように適切な処置をしていく姿はまさにおもてなしだと思えだ。

おもてなし-Hospitality 病院-Hospital

いいお医者さんとの出会いも、いいソムリエとの出会いも大事!
そうつくづく思った日々だった。

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