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ユーチューバーを憎んでいたオールドタイプの改心【はまっているもの(文化的)】

僕はユーチューバーが我慢できないオールドタイプでした。
書くンジャーズ10月4週目のテーマは【はまっているもの】。提案者からはこれに加えて(文化的)という縛りがありました。

文化や文化的というものを辞書を引いたりググったりすると、とてもややこしい定義が書いてあります。
というか定義することが難しい、なんていう記述も多いです。
なのでこの記事では単純に運動部↔︎文化部という感じで文化的を捉えて書きます。

最近ハマった文化的なもの。それはユーチューバーです。
僕は運動部に入ったことがありません。中学校は放送部、高校は映画研究同好会でした。
そして最初の職場がテレビ制作プロダクション。放送と映像に長く関わってきました。

そんな僕にとって、いわゆる一般的なユーチューバーが制作する映像は、我慢ができないものでした。
テレビ人が長年かけて作り上げてきた映像のセオリーをことごとく無視する映像。
視聴者が快適に見られるように、工夫し続けてきたカメラワークや編集技術を知らない人が作った映像。

この5年、ユーチューバーの社会的認知や評価が高まってきました。
それと共に僕のユーチューバーへの憎しみ、正確にはユーチューバーがバラ撒く映像への憎しみが募っていました。
手軽にとった映像を荒く編集して適当に上げている、そんな風に僕はユーチューバーの映像を捉えていました。

元テレビ同業者と飲みながら延々とユーチューバーの映像の悪口を言いつづけていたこともあります。
そんな僕はこの夏にテレビを見ていた高一長女の叫びに僕は打ちのめされました。
「あーテレビってタルイ!」

テレビ人が延々と培ってきたテレビ的演出を完全否定する言葉。
小六次女は何人かのユーチューバーにハマっています。
はっきりいってテレビタレントよりもユーチューバーの方が好きです。

そんなこんなで僕もユーチューバーを観はじめました。
観ているのはテレビタレント、芸人がやっているユーチューブです。
『カジサック』と『中田敦彦』。

彼らはテレビタレントでありながら、ユーチューバーの文脈に従ってユーチューブ番組を作っています。
テレビとユーチューブの橋渡しをしれくれた彼らのおかげで僕はやっと気づくことができました。
これはテレビとは全く別の新しい映像文化、ニュータイプなんだと。

オールドタイプですけれど今はユーチューバーも認めます。

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