見出し画像

ジャンル映画を流れで見るか単発で見るか ザ・バットマン

ジャンルもの映画にはそのジャンルでの歴史や流れというものがあります。
今劇場で公開されている映画の中から例示すると、

『ナイル殺人事件』には、ミステリー映画、その中でもアガサクリスティー原作映画の流れがあり、
『アンチャーテッド』には、インディジョーンズを嚆矢とするアクションアドベンチャー、秘境冒険ものの流れがあり、
『ドラえもんのび太のリトルスターウォーズ2022』には、言うまでもなくドラえもん映画シリーズの流れがある。

で`『ザ・バットマン』です。
1990年のティムバートン監督版からの長い流れがある。
流れの中には、うねって盛り上がったものもあれば滝から落っこちちゃったものもある。

でも今回のザ・バットマンを楽しむために押さえておけばいいのは前作の『ジョーカー』だけと感じた。
ジョーカーは正確にはバットマンとは微妙に独立した作品だけれど、それでも今回のザ・バットマンはジョーカーからの流れをすくって作られている。

この『ザ・バットマン』はシリーズの1作目として作られている。
だからこの映画だけを見ても問題はない。
だけれども『ジョーカー』はめちゃくちゃ面白い映画だったので、この映画を見て気になったらジョーカーも見てほしい。

ザ・バットマンはこんな映画です。
暗い(ずっと夜)、アクションが地味、被写界深度が浅い(ピンボケが多くて周りがよく見えない)。
なのに3時間の長尺を魅入りました。


スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪