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twitterの大海に漕ぎだして気づいた色メガネ

6年ぶりにツイッターをアクティブにしている。
この6年は主にフェイスブックをアクティブにしていて、ツイッターは長らく開いていなかった。理由は東日本大震災時に、ツイッターをアクティブにしていてしんどかったから。
震災直後、自分に関心のある情報をハッシュタグで追いかけた。関心のある情報はひたすらリツイートして、多くの人に届けばいいと思った。だけれどもその情報は玉石混合なんてもんじゃなくって、むしろ有象無象。真偽もわからなければキリもない。
現実では絶対口にしないキツい表現もあたりまえ。匿名、短い文章のデメリットが目に突き刺さった。すっかり疲れてしまった僕はツイッターを離れた。それに比べてフェイスブックは天国だ。

実名で知り合いとつながるフェイスブック。少なくとも自分のタイムラインは平和で、自分と似たような仲間と共感するのが楽しい。でもそれは天国であると同時に井の中。蛸壺。ぬるま湯だった。
『桜を見る会』に関心を寄せたことをきっかけに、僕はまたツイッターの大海に乗り出した。ハッシュタグで検索すると6年前同様にそこは有象無象の世界。でも震災の時と違い、今の僕は今回はっきりとした意見を持っている。それはライフジャケットであり、泳法であり、大海の先に辿り着くべき目標だ。

それらを持っていてもツイッターの世界はキツい。こんな単語書きたくはないけれど、書かないと伝わらないから1回だけ書く。「ネトウヨ」「パヨク」こんな単語がたくさん飛び交っている。僕はこういった他人にレッテルを張る言葉が大嫌いだ。これは思考停止であり、自分はバカですと告白する言葉だと僕は捉えている。幸い、僕のフェイスブックにはこういう仲間はほとんどいないし、noteでもこういう言葉を目にすることは極めて少ない。

で、最近、これらの単語を使う両者が同じことを言ってることに気づいて、ちょっと面白かった。
どちらの単語を使う人も「マスコミは偏向している」と言っている。どちらも「日本のマスコミは本当に大事なニュースを報道せずにどうでもいいニュースを報道している。もっとこっちを報道せんかい!」と言ってるのだ。
見ているマスコミは同じなのに。これぞ色メガネ。はたから見ているとよくわかる。
僕自身はどんな色メガネをかけて世間を見ているのか。少なくとも、自分に色メガネがかかっていることに自覚できるくらいには大人でありたい。

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