1人で鑑賞することは勧めません!
『誰も欲しがらない人と建物に、新しい生命を!』
ドキュメント映画オンライン上映会 1月18日19時より
https://domiziel.peatix.com/view
私は4年前、この映画を、今では友人である監督・製作者のペーター・オーレンドルフから特別に試供用のDVDをもらって、コンピューターの画面で、1人で鑑賞しました。
途中で耐えきれなくなって、中断しました。
効果音も映像の特殊効果もなく、建設現場で働く人々や建物の住人が登場してくる「淡々」と「静か」に進行するドキュメント映画です。
しかし脚色がまったくないからこそ、そこに登場する人たちの憤慨や喜び、苦悩や幸福感、絶望や希望が、心にダイレクトに届いていてきます。
だから私は、心が耐えられなくなりました。
しかも登場人物たちは、私が住む地域に暮らしているリアルな人々。
私のような「一般人」が住む、日の当たる社会から、日の当たらない深い谷底に落ちてしまった人々です。
私も含めた多くの一般人が、近くにいても、怖いし、危ないし、予想がつかないし、努力して見ようとしない、まして付き合おうとはなかなかしない人々が主人公の映画。
さらなる主人公は、誰も近づこうとしない社会から見放された人々に、同じように誰も触ろうとしない廃屋となった古建築の改修現場で働く機会を与え、出来上がった福祉住宅に、新しい住まいも提供する、という事業を行なった2人の経営者です。
10年の歳月をかけてこのドキュメント映画を撮った監督のペーター・オーレンドルフは、一般的な映画上映のルートは使わずに、作品のデータを持って、お客さんのところに出かけ、一緒に観て、その後に、みんなとリアルに対話をする、という方法で営業しています。
今回は、日独間で距離があるのでオンラインですが、私のホームオフィスから監督も一緒に鑑賞し、参加者の方々と対話します。
期間限定のレンタル視聴も提供していますが、1人で観ることはお勧めしません。沸き起こっている感情や思いを共有できる、対話できる人と一緒に観てください。
『誰も欲しがらない人と建物に、新しい生命を!』
ドキュメント映画オンライン上映会 1月18日19時より
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