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2021年に見た夢の記録

10月29日: NunsとNurse

日本でホテル内の温泉施設で湯に浸かっている。白く不透明な湯。浴槽は大きく、廊下のようなトンネルに続いていて、大浴場を出てその廊下を通り、掛け流しのこの湯が滝のように落ちていくのを見ることが出来るというので行ってみる。
廊下の突き当たりには窓があり、窓枠から溢れた湯が眼下の岩場に流れ落ちている。しかし窓の向こうにはなんと別のホテルの部屋があり、バスローブを纏った、実に不機嫌な顔をした、初老の白人女性がソファに寝そべってこっちを見ている。その向かって左隣に、日系人とおぼしき眼鏡の女性がいて、私にNuns(修道女)を呼んでくれまいか、と頼んでくる。
私は温泉廊下の背面に置かれた館内電話を取り、フロントに「向かいのホテルの部屋の人が病気らしく、Nurseを呼んで欲しいそうです。医者はいるけれど、助手が必要なので手配して下さい」と伝える。
相手「ここは別のホテルなので」
「でも系列のホテルですよね。連絡取れませんか?」
「わかりました」
(明らかに、NunsとNurseをひっかけた駄洒落を夢で見せているのだが、かつてこの駄洒落を言ったことはないし、思いついたこともない。不思議だ。)
電話代に置かれた番号案内が、かつて定宿にしていた浜松名鉄ホテルと同じデザインだったのに気づき、名鉄の経営だったのか?と思う。
その後は別の夢になり、日本式の温泉旅館にチック・コリアと入れ違いでクララ・ロックモアがやってくるが、到着するやいなや車を運転して猛スピードで去ってしまい。対向車線からやはり猛スピードでやってきた車が後続車と衝突し、大げんかになっているのをスマホで撮影したのを発見され、旅館内を逃げ回ると、新幹線が怪獣に襲われたように装って乗客全員追い出したい、車掌達に協力することになり、怪獣の爪で車体に出来た裂け目に見せかけたい、わざとらしい工作を見て、こんなのに騙されるのかと疑いながらも、目論みは成功し、非常に高い架線を走るモノレールに乗り換え、あまりの高さにビビりながら、勾配を下って地上に近い高さまで降りて一安心。

10月24日: ジャム・セッションの夢

このところ音楽の夢を良く見る。長いことコンサートやっていないので、所謂「願望充足夢」なのかも知れない。今朝の夢ではジャム・セッションに参加していた。
昔レコーディングに参加した米米クラブのメンバーも若いときの姿でいる。 しかし、何故かベーシストがいないので、エレピでベースパートを弾くことになる。しかし、このエレピ、低音域の鍵盤が足りない!(以前も鍵盤の足りないキーボードを弾く夢を見た)
足りないままオクターブ上げて弾くもやはり不自然。いつの間にかエレピの中・高音域がフルートの音色になっていて、イントロでソロを取り、歌い出しのきっかけになるフレーズを弾いて欲しいとヴォーカルの女性から言われる(知ってる顔なのだが、現実の彼女は歌手ではない)。
しかし低音が足りないと、演奏しにくくて仕方が無い。オルガンでもシンセでも良いから、ペダルベースはないかと言ったら、何か出て来た。曲はリズミカルで、ペダルベースではテンポに追いつけないが、低音があるだけで演奏が締まる。予期せず、非常に良い仕上がりになった。
目覚めてから、数週間前にもセッションの夢を見たことを思いだした。その時はジャズの大御所達に囲まれて、ブルースを演奏した。
3コードのシンプルな曲なのだが、指が自分の意思とは関係なく勝手に動き、アウトしまくる。
演奏が終わると、バンマスの多分マイルズ・デイヴィスから、今のは良かった、正式にメンバーになってくれ、と言われて耳を疑う。

9月3日: ビデオ撮影隊に参加していた。 ピアノを弾くロバート・フリップ。 そしてピッツァ。

三人組のビデオ撮影隊。その中の一人が私、後の二人は知らない人で、一人は女性。日本の何処かの都市にいるのだが、東京の港区品川区の湾岸のようでもあり、フランスのナントのようでもある。
その日の撮影を終え、宿を探す。オリオンシティと言う名のアパートホテルが近くにあるのを突き止めそこへ行く。建物の右半分は長期滞在用若しくは住居。左半分が短期用。
予約はないけど部屋はあるかと聞くと空きがあるというので三人で一部屋を取る、室内はアパートと変わらないので、一人一部屋。
このフロアには共有サロンもあって、他の宿泊客と交流が出来る。
別の撮影隊も泊まっていて、話をしていたら私が以前関わった事もある監督の名前が出る。しかし知っているの筈の名前が出てこない。「××さんでは?」と言われるが、記憶とは少し違う気がする。作品観て確かめようとなり、VHSのテープを観る。この世界では、DVDは無いらしいのだ。
続き物のエロくてグロいホラーコメディ。何話か観て、テープを交換する際、巻き戻した方が良いか訪ねる。そのままで良いと言われ、別のテープと交換したところで、場面が変わる。
キング・クリムゾンのコンサート、開演前に、ロバート・フリップに注文を付ける。このコンサートが最後なら、セルフトリビュートもいいけど、以前の様に、まだ誰も聴いた事のない音楽を一曲でいいからやってくれと頼む。
するとフリップ氏、なんとピアノを弾き始める。指がくにゃくにゃと動き、複雑なフレーズを奏でる。いつの間にかドラムとベースがビル・ブルフォードとジョン・ウェットンに変わっている。10分程のフリージャズ的なインプロヴィゼイション。ギタリストもいたけれど、誰だかは解らない。
そこで再び場面転換。
世界の食品フェスの様な会場。山の中腹。景色は日本でなくヨーロッパ。その中でイタリア風料理を出している屋根付きの屋台に入る。そこでも食べられるし、持ち帰りも出来る。ボロネーゼともブルギニヨン(何故?)とも読める肉の煮こみを買ってきて欲しいと家人に頼まれていたのだが、既にパンに挟んであって、ソースだけというのがない。
腹が減ったので何か食べようとカウンターに座る。左隣に、ネルソン・マンデラ氏を若くした様なおっさんがいて、ピッツァを食べている。
彼は日本語が達者で「ピッツァはアフリカのが一番美味い」と言い出す。「アフリカのどこ?」って聞くと「北部」って言うから「アルジェリア?それともtチュニジア?」って聞くと「モンゴル」と言う。「もしかしてそれ、モロッコでは?」と言うが、彼の口からはモロッコという単語は出てこない。

8月19日:フェアライトCMIと海軍司令官。 兵士達の夢。

木造の大きな平屋、そこに住んでいる。全て畳敷きの和室。
様々なヴィンテージ・キーボードが運び込まれる。ここで展示会をやるようだ。かつて所有していたヤマハの電子ピアノ、 CP-30が梱包されたまま壁に立てかけられる。
楽器を搬入している人々には見覚えがあるけれど、誰だったかは思い出せない。かつてお世話になった、様々な楽器店の人の、合成かも知れない。
かつて、ケイト・ブッシュが使用していたフェアライトCMIが運び込まれ、セッティングされる。かつて実物を見たことがあるけれど、本体部分以外はそれと違う。モニターも大小二つ。ブラウン管ではなく液晶モニターだし、黒いミキサーのようなコントローラーが複数接続されている。売りたいけれど、なかなか買い手が付かないと、展示会が嘆いている。幾らなの?と聞いたら、800と言うので、私が買う、と言う。800€のつもりだったが、彼の言った800が800円なのか、800ドルなのかは判らない。
電源を入れるが、起動がおかしい。初期画面が表示されない。スタッフは慌てるが、これは元々軍用のコンピューターだから、簡単には壊れない。もう一度電源入れる所からやってみてと言い、その後無事に起動。
ケイト・ブッシュの魔物語に収録の「夢見る兵士達」が再生される。
実際ケイトは、録音からミックスまで、全てCMIのみで行った曲があるそうだが、この曲がそれなのかは判らない。8bit、32KHzのスペックとは思えない高音質に一同驚く。するとそこに音楽家・篠田元一氏が現れ、ローランドの最初のデジタル・ディレイマシン、 SDE−1000が8bitだったのに拘わらず、音質が抜群に良かったのと同じで、DAコンバーターが高品位だから、と解説してくれた。
私は,効果音として使われているシャッター音が聞きたくて、コントローラーのスライダーを操作する。
シャッター音の他、没トラックを発見する。
この後場面転換。
同じ家なのだが、楽器はない。旧帝国海軍の様な軍服を着た最高司令官と、副司令。その部下達が今の食卓を囲んでいる。最高指令以外は平服だ。
何か話をしながら、酒を飲む。話題がなんだったか憶えていないが、軍事の話ではない。映画の話だったと思う。
やがて彼らが辞去、玄関まで送り出す。三和土まで見送りに出た、妻らしき小柄な女性(これも複数の女性の合成、実際に妻だった人も投影されている)が、副司令に元帥と読んでしまい、いや私は元帥ではありません、と言われる。そこで夢は終わる。
兵士達の夢。

8月6日:地下室、鉄道、野外コンサート

かつては駅として使われていた地下空間で、実験音楽のライブ、油圧式サックス。氏リンガーに油性のグリースが詰まっていて、リードの振動がそれに伝わって、音になる。
同期させた複数の音源を鳴らすし、そこに乗せてその油圧サックスを演奏するのだが、何故かタイミングがずれまくる。私はオブザーバーなのだが、原因を調べるべく機材をチェックする。そして気付く、この部屋には見えないなにかが沢山いて、それが同期の邪魔をしている。
場面は変わってどこかの駅。私は銀色のマウンテンバイクを列車に積み込んだつもりが、駅のホームに置いてきてしまった。次の駅で降り、戻ろうとするが乗り込んだのは貨物列車のオープンな荷台。積み荷はコークス。私はそこに寝そべって空を見上げる。
自転車を首尾良く拾い上げたら、数十年も前に亡くなった祖父母に会いに行く予定だ。台台と言う名前の駅を通過した。
再び場面転換。野外コンサートの為に、セッティングをしている。9マスある正方形のグリッドに自分の楽器を配置している。
 Theresynを使うか使うまいか、使うならグリッドのどこに置くか悩んでいる。

7月7日:拘束された後解放され、筆舌に尽くせない美味しいものを食べる。

場所は中国のどこかと思われるが、超近代的な大都市では無く、時間に置き去りにされた様な場所。そこで私はなにかの疑いをかけられ、拘束されて取り調べを受ける。夢の中の私は功夫が使える様で、逃げ出そうと思えばいつでも出来ると考えている。天井からぶら下がったなにかを蹴ると、縛っていた紐がほどけ、上着とシャツ、ズボンから靴までが上手いこと繋がって合わさって一体化した服が現れる。
誰かが入ってきて疑いが晴れたから解放するという。私は薄い木綿の上下を着ているだけなので、その今蹴ってほどいた服を持って行っていいと言われる。その両隣には値札の付いた、見た目の良い服がいつの間か掛かっている。くれると言われたものは、便利だが不具合があって売り物にならないのだそう。完全なツナギではないものの、トイレに行ったら苦労するに違いないし、その上、洗濯が大変そうだ。
 さらに、これは無実なのに拘束した謝罪だと言い、腹が減っただろうからこれで何か食えと、いくらかの現金を渡される。
建物を出て、未舗装の道を少し歩き、食堂に入る。席に着くと、子供の姿をした亡き弟か、現在の娘が一緒にいる。
注文もしないのに料理が運ばれる、蒸し焼きの舌平目、鮑の貝殻を模った大きな皿に煮た鮑が三つ乗っている。他に大きな車エビ。一旦甲羅を外し、調味料を入れてから甲羅を戻し、硬く縛って密閉してから蒸し焼きにした亀、毛蟹に似てるが違う赤い蟹など。どれも絶妙な、しかし淡泊な味付けがされていて、量は多いのに、いくらでも食べられる。老酒、醤油、様々な香草に、獣骨のスープ、干して戻した食材の出汁。実に複雑で奥深い味なのに決してクドくない。最初少年時代の弟に見えた子供は、その頃には今の娘の姿になっている。結局二人で完食するが。しかしこんなに食べて、さっき貰った現金で支払いは足りるだろうか,と不安になる。こんな田舎で、クレジットカードは使えるだろうか、いや、中国は電子化が進んでいるから、Apple Pay出いけるだろう、などと考えていると、そこに警察がやってくる。豚肉を皮ごと調理した物が法令違反なのだという。ああ、乾しナマコを戻した物だと思っていた料理は、豚の皮だったのか(註:実際、豚の皮を弱火でじっくり煮込むと、乾しナマコによく煮た食感になる)。
店の主人も警察も、食べた我々には無関係だから、行きなさいと言ってくれる。店を出て仲間と合流する。なにかの遺跡の調査に来た、学術調査団の一員だったのだ。目的地はまだ遠く、今夜は寺院の本堂に宿泊するのだそうだ。それならこれを持って行け、と食堂の主人から石油ストーブに似た機械を渡される。これで毒虫から身を守れるのだという。
その後、通りの一角で塀を背にして座り、さっき食べたものの話をする。あの蒸し焼きの亀は、本来は、小型で甲羅の高いハコガメ使う料理だと誰かが言い、それを見せてくれる。白っぽいハコガメで、ひっくり返して甲羅の下から火であぶると、甲羅が鍋の役割をしていい具合に仕上がるのだそうだ。

6月26日 : 秘密諜報員として情報を受け取る、が…

私はどこかの秘密諜報員、そこに至るまで、色々あった筈なのだが、もう憶えていない。なにか重要な情報を受け取るため、おそらくは空港施設内であろう、小さなカフェに行く。
別の諜報員(男性)が座って新聞を読んでいる。エロ新聞の様だ。
受け取るべき情報はこの中に紛れ込んでいる。
この男が新聞を置いて席を立つのを待ち、そこに座る。
情報を探すべくエロ新聞を広げようとしたところに、若く可憐なウエイトレスが注文を取りに来る。
任務とはいえ、彼女の目の前でエロ新聞を広げるのは流石に憚るので、慌てて新聞をたたむ。
トイレに持ち込んで情報を探すしかないと思い、席を立ってトイレのドアを開けた瞬間、別の夢に変わった。
ジャケットに付いた黒い油汚れを落とす為に、透明な機械油かアルコールか、界面活性剤で試行錯誤する。

5月24日:小児科病棟の小さい男の子

今朝の夢。中学生の時に若年性リウマチの疑いで、小児科病棟に入院した時、生後間もなくから腎臓炎で入院している小さな男の子がいたのだが、その子が出て来た。もう本人の顔は忘れてしまっているが、那覇で娘が通っていた保育園の、同級の男の子の顔になっていた。その同級生は、内耳に水が溜まる病気が見つかり、治療はしたのだけれど、後遺症が懸念されていて、今どうしているかいつも気になっていたのだが、その子を見た時に、小児科病棟の男の子の事を思い出したので、イメージが合わさったのだろう。内容は、夢と言うより記憶の反芻。ベッドの上で、起き上がってこっちを見ている。ベッドテーブルに未開封の薬が置かれていて、私はそれを切って錠剤を取り出す。これは現実の記憶そのままだ。
この子は以前も、話題だけ夢に出て来た事がある。病棟の看護師に一人、不真面目なのがいて、その子が自分で薬の封を切れる訳無いのに、薬をと水を置くだけで世話をせずに出て行ってしまう。他の看護師が気付くか、同室だった私含む他の患者が気付いて面倒を見る。同僚からも問題視されていた女性。その夢では、その看護師(OMG! 名前覚えてる)は態度を改めたかという話を別の看護師としている。
「良くなった筈よ」と言われるが結局、全然変わっていなかった事を知るという夢。

3月26日:アブラソコムツとバラムツ

量を食べると、肛門から脂が漏れ出すという恐怖の魚、バラムツを食べる事になった。しかし、それは実際のバラムツとは全く異なる外観の、奇妙な魚だった。何に最も似ているかと言えば、マゴチ。しかし頭の部分がプレデターの様になっていて、皮膚と骨の中間にあるゼラチン状の肉。そこが最も美味いのだという。
しかし食べ過ぎると、脂漏れ。許容量を見定め慎重に切り分ける。
アブラソコムツもあるのだが、これも実際とは違い、固い鱗に覆われた、いかつい人面魚のような、エイリアンのチェストバスターのような面構え。
顔面は赤い。これはその(夢の中の)バラムツと比べると、あまり美味くないらしいので、食べなくても良いと言われる。
問題のそのゼラチン肉、プリプリコリコリしていたが、脂っ気はなかった。

3月18日:クイーンのレコーディングエンジニアを務める

 メンバーはまだ若い。スタジオは古い。アビイ・ロードスタジオという事になっているが、写真で見た実物とはかなり違う。8チャンネルのQuad Eightのコンソール、TASCAMやYAMAHAの8チャンネルミキサーもあるが、これらをそれぞれ使って、別々に録音された未発表録音を一曲にまとめ上げるのが私の仕事。ビートルズにおけるジョージ・マーティンとジェフ・エメリックを兼ねたような立場だと思う。クイーンのメンバーは私の方針に異を唱えず、注文通りに追加すべきトラックを演奏してくれる。曲は別々に録音されたアコースティックギターとストリングス、ピアノを上手く合わせた物から始まる。
全員がフレディにとってこれが最後のレコーディングになる事を知っている。たまたフレディがアカペラで、From the endと言うフレーズを口ずさむ。1コーラス目の終わりをTo the endを新たに録音してそれで締めくくり、ブライアンのギターソロに繋げる、そして曲全体をこのFrom The Endで閉じようという案を出し、了承される。
別のスタジオではピンクフロイドが機材を並べてレコーディングしている。しかしスタジオの床には無数のギターやベースアンプが置かれ、窮屈そうだ。せっかく伝説のスタジオにいるのだからと思い、あちこちを写真に撮って回る。

3月17日:キング・クリムゾンのレコーディングに立ち会う

なんとクリムゾンが初となるエレクトロニックミュージックをレコーディングしている。どんな曲だったかは憶えていないが、過去にクリムゾンが一度もやった事のないタイプの曲であった事は間違いない。
そして更に、ロバート・フリップがリードヴォーカルの曲を録音し始めた。クリムゾンには珍しい、陽気な曲調だがトニー・レヴィンによる、The King Crimson Barber shopとは全く雰囲気が違う。しかし一人多重録音なのは一緒。

3月15日:NYCでエイリアンに襲撃される

今まで、夢でも現実でも、NYCに行った事がない。今回が初めてだ。
現実のものとは違って赤い色をしたエムパイア・ステート・ビルディングが左手この角度に見え、右手がイーストリバーらしき大きな河だったので、グーグルマップで調べて吃驚。場所はパークアベニュー、そしてこの写真の建物、夢に出て来た。もちろん過去にこれを見た事は無い。しかしこの建物も青かったし、上層部がロボットのようになっていて、腕のような物も付いていた、トランスフォーマーの変身途中のような感じだった。

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ここを歩いていると、イーストリバーから人間型エイリアンが現れ、光線銃を撃ってくる。それはまるで、昔のフィルムに書き込まれた絵の光線のようで、あまり怖い感じはしない。それでも当たりたくはないので、実を低くして光線を避けながら、トコ化の建物に入り、エレベーターで高層階へ行く。
そこは日本式の居酒屋で、友人達と待ち合わせしていたのだ。炉端焼きのような大きなカウンター席と、それを取り囲むようにテーブル席がある。私はヤリイカの刺し身が食べたいのだが、甘いコウイカしか無いと言われる。では店を変えようという事になり、ここへ行くと良い、タクシー代がかさむけどエイリアンに襲われて地下鉄は動いていないからと友人に言われる。
ピアニストのCynthia Caubisensと一緒にタクシーに乗る。暫く行くと日本語の看板がやたら目立つエリアに入る。しかし目的地はここではない。Cynthiaの知り合いの日本人がやっている店に行くのだ。私もそこで彼女とコンサートをした事がある店。
店に着いて、店主の女性に挨拶をし、うどん定食を注文する。

3月8日:3DRPG、試験、ラーメンと文字盤の読めない腕時計、娘の喫煙

4つの異なる夢を見た。
まず、RPGの夢。
暗いゲームフィールドで、キャラクターを勧めている。古代遺跡のような場所。所々に宝箱のようのものが落ちているが、有益なものは滅多に入っていない。石のステージのような場所にいる、ゴリラのような生き物から情報を得ねばならないのだが、その場所に行こうとすると、コントローラーと画面の同期が悪くなり、中々辿り着けない。この先、床に空いた穴から地下に降りて何かしなければならないのだが、情報を得ないと、穴に入っても何も出来ないのだ。一旦乗り物に乗り離陸して遺跡から離れ、別の場所に着陸し、別の場所から遺跡に入って視点を変え、ようやく情報を得る。RPGの夢をこれまでにも時々見ていた事を思いだした。自分がキャラクターになっている事も幾度かある。現実世界から岩屋に入るとその先がゲーム世界な時もあった。キャラを操っているが、敵に遭遇すると自分がキャラと入れ替わって戦う、と言うのもあった。

次に試験の夢。
なんの試験かは判らないが分野は多岐にわたって1センチくらいの厚さに紙が綴じられ、1ページに数問ずつ問題が書かれている、答えは選択式。
試験開始後、全員の筆記用具が無い事があきらかになり、探す。見つかるまでに手間を取り、10分程経過する。隣の人は、最初のページの英語がわからんと行って次から始めている。私はざっと見て、最初の英語問題が組み易しとみて、そこから始める。
日本語で書かれた文章を読み、それを表すのに最適な英文を例文から選ぶというもの。しかし、時間が経過すると、例文が変化してしまい、また選び直さねばならない、日本語の分は待ち合わせをしている男女の心理を描いたもの。内容は憶えていない。
ここであまり時間をかけると時間無いに全問解けないかも知れないと思う。

次はラーメン屋で別の店のラーメンを出前する夢。
友人(エミ・エレオノーラ)と久々に一緒に食事をしようと言う事になった。待ち合わせ場所として指定されたのはラーメン店。そこで別の店のラーメンを出前するように注文しておく絡まっていて欲しいと言われる。
席に着いて待っていると、出前が届く、店の人は慣れている様子で、どうやら姉妹店か何からしい。
真っ赤な金属製の岡持から、ラーメン二杯と、目玉焼き、皿に盛られた白飯等がが取り出され一旦厨房に運ばれる。盛り付けをし直して配膳するようだ。しかしその時、飯が盛られた皿を店員がひっくり返してしまう。こちらで取り替えますからと言われる。
私の前に、醤油ラーメン、目玉焼きが載せられた丼飯、豚骨ラーメンが並べられる。分厚いチャーシューや野菜がふんだんに盛られている。私はこんなに食べられるのかと疑いながら、二杯のラーメンを完食する。エミ・エレオノーラはまだ来ない。腕時計に目をやると、文字盤が幾何学模様になっていて時間が判らない。ボタンをあれこれ押すが、間違えて時刻設定を変えてしまう。どう頑張っても文字盤は元に戻らない。そこへ電話がかかる。未だここへ来られないので、別の店に飲みに行こうと言われる。

最後は娘が友達と喫煙しているのを発見する夢。
自宅であって自宅で無い家。私はダイニングキッチンのテーブルに座っている。隣にトイレがあるが、そこから異臭がする。塩素洗剤や、芳香剤、洗浄剤を全部混ぜたような匂い。公共施設のトイレで時々漂っている、あの匂いだ。おかしいと思ってドアを開ける。トイレは手前に洗面台、その向こうに便器、窓側には謎の無駄な空間(欧州のトイレにはありがちな構造)。
そこにうずくまって、娘と娘の友達(実在する友達数人を全部混ぜたような外見)が二人で煙草を吸っていて煙が充満している。煙草の匂いを誤魔化すために、洗剤などを撒いたために、あの匂いがしたのだ。二人を叱りつけ、娘には身長を伸ばしたかったらまだ煙草は吸うな、そして父さんはアレルギーがあるから煙草の煙を吸うと病気になると説く。

3月5日:一昨年死んだ友人がフランスに来た。

一昨年の春、同窓会の直前に亡くなった中学からの友人が夢に出てきた。当時彼は私の家のすぐ近くに住んでいて、別々の高校に入ってからも付き合いは続き、それはそれはよく一緒に飲んだものだ😅。
夢では、その彼がフランスを訪ねてくる。
しかしその街は、住んでいるグルノーブルでも、アトリエのあるリヨンでもない。景色はイタリアのヴェネツィアに近い。
そこでレストランに入る。注文取りに来た人は、アトリエのすぐ近所にあって、時々利用するレストランのオーナーだったが、不思議に思わない。
渡されたメニューは日本語だったが、ここは観光地だからと納得する(現実には、英語はあっても、さすがに日本語のメニューは見た事ない)。
しかし、中には料理の名前でなく、詩の様な言葉がフランス語でも英語でも日本語でもない言葉で書かれていて、5桁くらいの数字が末尾についている行があり、これは何? と店主に訊くと、面白いから注文してみろと言われる。食事の注文を終えると、ワインを頼むのを忘れていた事に気づき、慌ててキッチンに去ろうとする店主を呼ぶが、声は届かない。すると友人はまるで日本でする様に大きな声で「すみませーん!」と呼ぶ。私は、声でかすぎだし、日本語通じないよ、と言う。
隣のテーブルの熟年カップルが、自分たちのワインリストを見せてくれ、この、アメリカのナパ・ヴァレーのワイナリーから来た職人が、フランスに来て作ったワインが美味しいらしい、と教えてくれた。でもフランス人はアメリカ人が作ったワインなんてと言って、頼もうとしないし、自分たちも他のフランス人の手前、試してみたいけど頼みにくいから、外国人のあなたたちが試して欲しい、と言う。
(このシーン、フランス人が日本で酒造りを学んで、フランスで開いた蔵本の日本酒を、フランス人達が『フランス人が造った日本酒なんて』と言ってあまり喜ばないと言う話が、転化した物だと思う。しかし実際フランスでフランス人によって作られた日本酒は、フランスの食べ物によく合う)


2月15日:平行世界ではイグアナを飼っている。

私は木造の一軒家に住んでいる。
妻と娘は現実と同じ。
ところが、私はイグアナを2匹飼っている。
夢は、そのイグアナ用のリードやハーネス、イグアナが安眠出来るカプセルなどのカタログを見ているところから始まった。
普段は、私のデスクの引き出しが、イグアナたちの寝床だ。
1匹は1mを超える成長した個体、もう1匹は未だ50㎝くらいの、幼体。
どちらも良く慣れている。
ところが私の意識は、現在イグアナを飼っていない、現実の意識のままなので、住んでいる家と、イグアナがいる事に途惑っている。
途惑いながらも、イグアナ用の栄養ドリンクを、ディスペンサーボトルに入れ、口元に近づけるとイグアナは口を開ける。そこにボトルを押して液体を流し込むと、イグアナは美味しそうに飲む。
幼体のイグアナも、同じように飲むが、液体は口から溢れてしまい、床がびしょびしょになる。
その後餌を与えるのだが、妻に普段は何を与えているのか訊くと、タマネギやキュウリ、ピーマン等で、時々、キャットフードも与えると言う、イグアナには与えない方が良さそうなものばかりだが、こちらの世界のイグアナはきっと食性が違うのだろうと思う。




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