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答えなどなき道を行く冬銀河

朝から雨だった
冷たい雨だった
エアコンもなかなか効かない
古い家はいたるところ隙間だらけ
こわばって体が動かない

この先を生きる意味はあるのかと考え込む
だからネガティブだと夫に疎まれる
明るい気分になろうとしても
今日は無理だという日がある
誰にでもあると思う

メイが心配そうにのぞき込む
そのうち
寄ってきて小さな声で鳴いた

お腹が空いた合図だった
少しずつ声が出るようになった
まだ本当に小さくて高い声なのだが

彼女にいつも助けられる
わたしはヨッコショと立ち上がり
ご飯を用意をする
必死で食べる様子を見つめる

そのあと
幾重にも服を重ねて
自分達の塩サバも焼く
豆腐と小松菜の味噌汁を作る
メイの真似をして必死で食べてみる

もう考えるのは辞めよう
生きることに答えなどない
何が正しくて
何が間違っているのかなど
誰にも決めることはできない

起きる
食べる
働く
学ぶ
笑う
泣く
寝る

そういう当たり前のことをもくもくと続けることが
意外と難しいのだと気づくことが
長く生きることかもしれないと思う


方々開けておかないとトイレにいけないので
エアコンが効かないのです

猫も感情はある
本当に心配しているのではと思うのは
親バカでしょうか?



〆の一句です


雨の日は家にゐてなお着ぶくれて


今日もお粗末様でした




#猫のいるしあわせ
#冬の雨
#俳句
#寒いのは苦手






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