【詩】つながりの射

その立ち居振る舞いに憧れて

目標に定めたところで

何の為に矢を射るのか

的前まとまえに立つ資格が俺にはなかった


美しさ 正確さ

夢中になって求めても

強くて 弱くて

心も体も及ばない


皆中かいちゅうの拍手さえ

試されてるって思ってしまう


スゴイって言葉を真に受けて

過去の自分を敵にした

何の為に矢を射るのか

そんな答えの無い答えを探して


憧れたはずの射型しゃけい

今の目標に定めたところで

今と過去とは違うんだって

割り切って弓を引くんだ

今の自分の自然体で



©nori


2023/03/08




※アニメ『ツルネ −つながりの一射−』を見ていて、この詩を書きました。
 心技体の「心」について学ぶ事が多くて、今期最も好きなアニメです。
 主人公のライバル、藤原 しゅうの人間としての成長ぶりが楽しみです♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?