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北大道路補修工事に関する札幌市の再々々回答(5月28日)

北大道路補修工事の差し止め要求(2020年4月9日)について、札幌市の再々回答(5月12日)に返信(5月19日)したところ、以下のように再々々回答がありました(やり取りの全体はこちら)。

大まかに、⑴マラソン開催が市民や子供の財産になると判断した際の論拠、⑵北大構成員から意見聴取する機会の有無、⑶⑷⑸道路補修工事に関する細かな点、の確認に対する回答です。

令和2年5月19日に頂いたメールにつきまして

令和2年5月19日に頂いたメールにつきまして、
札幌市内部関係部局への確認と調整の上、下記の通り回答いたします。

【回答】

1. 五輪マラソンの札幌開催について

本市では、オリンピックのマラソン・競歩及びサッカーの開催地となることは、市民、子どもたちが世界トップレベルのスポーツを間近で観戦する機会を得るとともに、来札する観戦客や映像を通じて、札幌の魅力を国内外に発信することが、シティプロモートの促進に繋がるものと考えております。
また、ご指摘のあった「マラソン開催の財政支出」についてですが、平成27年5月に組織委員会、国、東京都、関係自治体の間でなされた大枠の合意(※)において、関係自治体としての役割・費用分担が明確にされているほか、関係自治体の業務に関しては、宝くじ収益金による財源手当がなされているところです。本市においては、配分された財源の範囲内で必要な事業を執行していることから、オリンピック開催に関しては、延期に伴うものも含め、特別な負担はございません。
次に「市民の親しんできた催し」や「日常生活の犠牲」ということについてですが、ビアガーデンをはじめとする大通公園で例年開催されるイベントについては、オリンピックで使用する範囲をできる限り少なくするよう調整を進めた結果、例年とほぼ同様に開催できる見通しとなっていたところです。また、競技日等における交通規制についても、組織委員会、北海道警察等と協議し、その影響を最小化できるよう調整を進めております。
以上のことから、本市としては、マラソン・競歩の開催にあたっての過度の負担はなく、トップレベルのスポーツを間近で観戦機会を得ること及び北海道・札幌らしい街並みが全世界に放映され、札幌の認知度が向上することは、市民、子どもたちの財産になると判断しております。
※大枠の合意(首相官邸HP)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/pdf/buntan_goui.pdf

2. マラソンコースについて

既に回答しておりますとおり、北海道大学構内の使用の可否については、施設の管理者である北海道大学が研究や教育への影響の有無、施設管理上の安全面等についても考慮した上で、総合的に判断し、受諾したものと理解しております。
そのため、マラソン開催に伴う、研究・教育活動への影響についての関係者からの意見聴取の必要性の有無、方法等も含め、本市としては北海道大学の判断を尊重したいと考えております。

3. 北大の道路補修工事について

「環境評価・使用資金・実施の判断」以外の工事の責任の有無については、その事柄と原因によるものと考えております。

4. 感染症対策について

感染症対策については、前回回答の通り、感染症拡大防止に向けた取り組みを札幌市と受注者で協議・情報共有しながら進めています。
引き続き、感染予防を徹底するよう努めてまいります。

5. 工事関係者の喫煙場所について

本工事では喫煙場所は設けていないと報告を受けています。

(担当)
札幌市建設局土木部道路維持課

札幌市の再々々回答に対する返信

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