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ドリームノート

 夢の中で、自分が弾けない楽器をそれなりに上手に弾けたとき、空を飛べた時、もう会うことのない誰かが出てきて関係が氷解したとき、夢から醒めると「夢だったか」と思うと同時に、ほんのりとした虚脱感と心地良い余韻を感じる。

その感覚がとても好きだ。

夢の中で夢が叶うとき、こちら側に還って来ても夢と現実のゲートがまだ完全に閉まっておらず、そのままいけるんじゃないか、と思ったりする。雰囲気をあえて楽しむために、まどろみに身を委ねながら再度目を閉じる。

大げさなエフェクトはいらない。穏やかな感覚を保ちながら、夢の世界を静かにたゆたいたい。産湯に浸かる赤ん坊のように、何も考えずただただ無意識の海に浸りきって、眼に映るもの、五感で感じるものすべてを初めて新鮮な気持ちで味わいたい。

そして夢から現実に戻ってきたときに、そのまま地続きのような感覚で世界を創っていけたらな、と思う。ポール・マッカートニーが夢から降ってきたメロディをもとに『Yesterday』を創ったように。

note 二度目の携帯投稿。

今日はこんなところで。

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