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メイン・サブ文化に端を発する備忘録

 カウンターカルチャーとサブカルチャー、メインストリームやアンダーグラウンドな文化について、先日 COPY HOUSE(自分のお店)でお客さんと話をしていた。

 ネットの発達によって何でも可視化され、最近は概念の垣根こそないし、むしろそういったくくりを設けて語ることも野暮いけど、価値の変遷を肌で感じながら思ったのは、言われるメイン、サブのカルチャーといった区切りがなくなるほど、自分の中により一層「これは好き、これは嫌い」という基準は根付いて来たのかも知れない。

この歳まで生きて来て、明確に「ただの低俗」さを感じるものが嫌いになった。悪趣味・メッセージ性のないエロやグロ・人の悪口をエンタメ化するような行為、etc…。

光の裏に闇があることももちろん知っているし、その闇に一定の需要があることももちろん知っているけど、だからこそ闇の「質」や「厚み」には自分なりの選球眼を設けていきたいし、表現していきたい。

 一つのコンテンツからどれだけ受け取るかはもちろん受け手側にも課せられるハードルだったりするので資格の有無は十分に承知しているが、個人的には外に向かって尖りやセンセーショナル性だけが先行したかのような攻撃的なアートを見るよりも、内省的で自分との闘いに明け暮れているようなアートやカルチャーに触れる方が好きだ。

そうしたものは、光であれ闇であれ、言わずとも「反対側の側面」が逆説的に色濃く表現されていたりする。創作者の人間的厚みのようなもの。それがちゃんとポップに昇華されてたりするようなアートに、僕はけっこう感化される。あくまで解釈と好みの話。

全てを併せ呑んだうえで、ニッコリ笑顔でいる「闘い方」もあるのだ。

今日はこんなところで。

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