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早寝早起き、北風と太陽

 中学生の娘が興味深いことを話していた。

「私、早寝早起きする人と相性が良いんよ」と。

確かに最近の娘の交友関係を見ていると、夜は22時〜遅くとも0時までには就寝している人たちと男女ともに仲が良く、本人もそれに影響を受けてか、生活リズムは昨年の自粛期間に比べて遥かに整っている。だらだらと夜中まで起き続け、LINE でほぼ明け方まで話し込む…などといった光景を見ることは一切なくなった。

一方で、「学校」というローカルスペースならではの特性なのか、娘や周囲の健全さに対して、何かしらのやっかみを持つ存在もいるようで、陰口や SNS 上での悪態など、地味な嫌がらせを仕掛けてくる子供たちもいる。

本人は特に気にしておらず、むしろ誠実さが実を結び学内カースト高め(?)の男子たちから守られている状態なので、学校に対応してもらうより、相手にとってある種一番ダメージの高い迎撃ができてはいるのだが。

陰口系の子供たちは、傾向として深夜中心の生活を未だに続けており、SNS 内で病んだ言葉を吐いたり、学校では常に寝ているとのこと。そんな環境も手伝い、漏れ出た言葉がおそらく冒頭のセリフなんだろう。本人も当時は SNS をやっていたが、そうした「闇」の部分を覗くことが嫌になり、全ての SNS を絶ち、グループ系の LINE なども全て抜けた。

僕は娘が「依存性なくそうしたところをバサッと切れる」胆力に正直感心したし、ある種の尊敬も覚えた。まさに "差し出された文句は受け取らなければそのまま本人の元に還る" を無意識に実践している。

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 早寝早起きがメインになっている友達の特徴を教えてもらうと、サバサバしていて依存性がなく、その時その時で干渉・非干渉の距離をちゃんと分かってくれているそうだ。

僕はもちろん「そのまま相性の良い人と全力で仲良くしていたら良いよ」と伝えた。もちろん同時に「今この時点も含めて身の危険を感じたらすぐに報告して欲しい」との言葉とともに。

感情が一定で乱れない人たちと、適切な距離を保ちながら関係を育んで欲しいし、「北風と太陽」のように、戦うことに神経を摩耗するよりも、きちんと分かってくれる人たちとの穏やかなネットワークを強固にすることで、かえってグジグジした負のパワーを一掃できたりする。これは案外綺麗事ではなく、時代を切り抜ける処世術として僕自身も会得したいマインドだったりする。

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 決して一概にまとめられないが、やはり生活リズムのバイオリズムと心身の健康は相当因果性が強いように感じる。幸福度の高い人は、そもそも人に嫌がらせをしようという発想に至らないし、そんな暇がないほど充実している。

バックアップは全力でする。だから、生活リズムをお互いに保ちつつ、今を全力で楽しんで欲しいし、誰かに支配されない環境を一緒に作り続けたい。

今日はこんなところで。

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