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じゃじゃ馬を乗りこなしながら心の安定を保つ

 中庸で落ち着いた心を持ち続けるのは、なかなかに難しい。

しかしながら、ある自分なりの象徴的なイメージを生み出す事で、その状態を維持しやすくなる事はあると思っている。

「心がブレない状態」をひたすら保つよう心がける時、僕の中では『スペースハリアー(SEGA)』のボーナスステージを遊んでいるようなイメージで臨んでいる。

ひたすら木々をなぎ倒すだけの(当たれば)爽快感高いステージだ。

ゲームを遊んだ事がある人ならわかってくれる感覚だと思うが、このファルコンみたいなドラゴン、即時コントロールができずレバー操作に対してやや遅れて反応するので、右に行きたくてもすぐに右に行けないし、なんせ行きたい方向にすぐに向かってくれない。レバーの入れ方を間違えると、生い茂った木々とはまったく反対のラインへ突入したりする。

その「遅延」による不自由さが、かえってプレイの快感を呼び、遊ぶのが楽しかったりする。

 この木々をなぎ倒している瞬間を、僕は「"心の安定" 維持バロメーター」のような感じで捉え、いかに目の前の雑多な情報に心を惑わされる事なく静かなレバーさばきを行うか、そんなイメージでプレイしている。

「ブレなさ」をいかに保ち続けるかの真剣勝負だ。

遅延が生じる以上、ちょっとした "先読み感覚" も要求されるので、木々をたくさん倒せば倒すほど、心の安定が叶ったような気分になり嬉しい。

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 そんなだから、もちろん日常生活を送るにおいても、頭の中にわりとこの「ボーナスステージ」が頻繁に登場し、僕に脳内プレイを勧めてくる。

じゃじゃ馬ドラゴンに振り回され、なぎ倒すべき木々から遠く離れたようなイメージに陥った時、即座に「ブレてるよ!」と頭の中の声が語りかけてくるようになった。

スタビライザー的思考操縦法」という記事でも綴ったように、僕はどうやら慣性込みで動き回るものを乗りこなし、できるだけ左右にブレる事なく中心を保つような想像を働かせる事が好きなようだ。

これらのイメージが、より一層マインドフルネスなどにブーストをかけ、穏やかな心境を保ち続ける事に一役買ってくれている事は間違いない。

特殊な操作性のゲームは、時に修行のような効果を人にもたらす。

今日はこんなところで。

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