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“会話”のような面接対応が重要なのです

採用面接では面接官が応募者を評価しています。しかし、機械的に評価するのであれば面接は不要で、質問書や既に提出しているエントリーシートで良いということになります。ひょっとすると、AIでも良いかもしませんね。

にもかかわらず、面接をするのはなぜなのでしょうか?それはコミュニケーション力を評価するためなのです。

面接のノウハウがテンプレ化されているからなのか、準備したセリフを全て話そうとしていないでしょうか?例えば、「あなたの長所は?」と聞かれた場合、何が長所かだけではなく、その根拠、エピソードまで話していないでしょうか?

会話において”先取り”はとても重要なスキルです。相手が何を聞きたいかを予想して回答する。確かに面接官は、長所を聞く際、ほぼ100%エピソードまで質問するでしょう。しかし、どこまで回答するかは、話の流れ、細かいニュアンス等から判断することが求められるのです。

原則、質問に対する回答は、情報を詰め込み過ぎない方がスムーズになります。
例えば、「明日のご飯どうする?」と聞かれた場合、「ラーメン」又は「ラーメン。最近食べてないんだよね」はOKだと思います。むしろ後者の方が良いかもしれませんね。
しかし「ラーメン。最近食べてないんだよね。この前行ったのはXXのラーメン屋で〜」と回答されたら、「そこまでは聞いていない」と心の中で突っ込んでしまわないでしょうか?

面接官も応募者の回答に対して同じように思っているのです。特に、テンプレの質問で回答が長いと、台本通りに話しているのであって自分の言葉で語っていないような印象を与えます。

何が正解か不正解か明確な基準はありませんが、採用面接は、面接官との会話なのです。途中で質問等も交えながら”お話”をするように面接ができると、応募者に対する面接官の印象はとても良くなります。


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