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【50代の大学生日記 第4話】青木まりこ現象について考える

大学生になって1ヶ月。京都はただいま緊急事態宣言発令中でジムも休業中、王将へ行ってもビールが飲めない、コンビニで酒を買って公園や駅のホームのベンチでくつろぐことも自粛を求められるという状況で、私のようなおっさんにとっては1年前の緊急事態よりもずっと辛い日々。もはや家にこもって勉強するしかないと、毎日朝から晩まで本を読んでレポートを書いています。
こんな生活を1週間ぐらいしていたら眼が見えにくくなってきたので診てもらったら、白内障だと言われました。この年齢になると勉強するのも健康と引き換えか・・・(泣)

さて、今日は「青木まりこ現象」について考えてみましょう。
えっ? 青木まりこって誰??
私の人生を振り返ってみても、青木さんという女性は、20歳のときに今は亡き「週刊宝石」というおっさん向けエロ雑誌の「処女探し」という 10人の女性のグラビア写真を見て誰が「処女(自称)」かを当てるという今ではあり得ない無責任極まりないコーナーの「沖縄ビーチ編」に白ビキニを着て登場していて、私は立ち読みをしながら思わず鼻血が3滴ぐらい出てしまった事件の当事者である「高校の同級生 青木さん」ぐらいしか知らないし、彼女は「まりこさん」ではなかったはずだ。

「青木まりこ現象」とは、「書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意のこと、1985年にこの現象について言及した女性の名前に由来する」と定義されている。これに該当する人のことを「書便派」と称するそうだ。
Wikipediaにも出ているし、かなり社会的にも認知された言葉のようだ。しかし、具体的な原因については、まだはっきりしたことはわかっていない。そもそもこのような現象が本当に存在するかどうか懐疑的な意見もあり、一種の都市伝説として語られることもあるのだそうだ。
ふ~~ん、なるほど・・・
でもこれは都市伝説ではないな。なぜなら私は筋金入りの「書便派」だ!!

入社した頃によく通っていて、今の妻とデートするときの待ち合わせ場所にも使っていた京都河原町の駸々堂書店(2000年自己破産、今の「京都ゆにくろ」の場所にあった)のトイレは汚かったけど、しょっちゅう使っていたな。そういえば常に順番待ちの人もいて使用率ほぼ100%だったな・・・

では、いま議論されているさまざまな原因説について検証していこう。
①匂い刺激説
 紙の匂いとトイレットペーパーの匂いが似ているから、書店で便意が誘発
 されるのではないか?とする説。この説が正しいとすると、印刷所や書店
 の労働者にも症状が見られるはずだが見られないので否定されている。
 → たしかに、私は20歳の頃 書店(これも2007年自己破産)でアルバイト
   をしていたが、突如便意がこみあげて、店番を代わってもらって
   トイレへ走ったことは2回か3回ぐらいしかない。(あるんかい!)
   むしろ閉店後に行って立ち読みをする別の書店(同級生の青木さんで 
   鼻血事件
の現場、こちらもすでに閉店、書店経営も大変だ!)で
   トイレに行った回数のほうが多い。
   この案は「却下」だな。

②条件反射説
 いつもトイレで本を読むという行動をしているので、「読書⇒排便」とい
 う「パブロフ型条件付け」(梅干しを見たら唾液が出るっていうやつ)
 ができてしまったとする説。この説が正しいとすると、図書館でもトイレ
 に行きたくなるはずだが、図書館でも起きる人と起きない人がある。
 → 言われてみれば、私は図書館でも高頻度で便意を催すな。
   私に限れば、これがあてはまるんじゃないか?
   子供の頃からトイレで本を読んでたし・・・

③精神状態変調説
 書店という「知が集められた神聖な空間」「視界に飛び込む情報の洪
 水」
に緊張し、腸の蠕動運動が促されるのではないか?
 もしくはこの非日常的空間で心身がリラックスし便意を催すのではない
 か? (本を読むと眠くなるのと同じ現象) とする説。
 → いやしかし、私は書店でそんなに神聖な本は読まないし、神聖な本は
   むしろ学校で授業中に読むけど、授業中に突如催すことはないので、
   私の場合はなんか違うな・・・

④姿勢説・視線説
 長時間直立している、平積みの本を取るのに屈むなど姿勢により腸が刺激
 されて催す
とする説。
 整然と並んでいる本の中から、目を縦方向に動かして目的の本を探すとい
 う作業により催
すとする説。
 → 直立姿勢や屈む姿勢が便意を促すならば、スーパーで買い物をすれば
   同様に便意を催しそうなものだが、少なくとも私の場合、スーパーの
   ほうが明らかに催す頻度が少ない。これは「却下」だな。
   もうひとつのほうは、あるのかもしれないが何とも言えないな・・・

⑤精神奔逸防止説
 経験の浅い修行僧は、座禅に没頭するあまり現実から離脱し、観念の世界
 に浮遊しそうになるが、どんなに黙想に耽っても、自分自身が呼吸をして
 いるという「現実感覚」から逃れることはできない。(呼吸が止まると
 苦しいという現実
からは逃れられない) その感覚が観念の世界から俗世
 へ帰還させる糸口
となっている。同じように、書店に長くいて智の世界に
 没入
していると、精神が奔逸してしまいかねない。これを防止するために
 発せられるシグナルが便意として現れる
のではないかとする説。
 → いやお説ごもっともですが、私の場合、書店で「同級生青木さん」
   白ビキニ写真を見て鼻血を出しているような俗物なので・・・
   ちょっと違うような気がします(笑)   

⑥交絡因子説
 書店に行く前に必ず散歩をしていて、散歩により腸の蠕動運動が促進され
 ている。あるいは書店に行く前に必ず食事をする習慣があるので、書店に
 いる時間帯に便意
を催すといったように、「書店に行く」という行為以外
 に便意を催す要因があるのではないかとする説。
 → たしかに、私も書店へは歩いて行くことが多いし、その前後で食事を
   することも多いが、この理屈だとユニクロや百貨店で催してもおかし
   くない。やはり書店で催す頻度の高さは説明できないので「却下」
   だな。

まとめ
 私の場合、当てはまりそうなのは、②条件反射説 いつもトイレで本を読
 むという行動をしているので、「読書⇒排便」という「パブロフ型条件付
 け」を獲得してしまった
というのしかありませんでした。
 「書便派」の読者の皆さん! あなたの場合はいかがでしょうか?
 ご意見をいただけると嬉しいです。
では次回をお楽しみに。

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