大阪府阪南市の老舗酒蔵さんで「夏の美酒」との出逢い!
酒と名の付くものであれば何でもイケル口であり、最近は焼酎も口にするようになったが、40歳ころまでは「日本酒以外は酒とは認めない」と、豪語していた「自称生粋の日本酒好」きである。
先日、大阪も雨が止み午前中からカメラを片手にブラブラと
「大阪府阪南市尾崎漁港」の撮影へと向かっていた。
南海本線「尾崎駅」から5分程歩いたところに、立派な門構えの旧家が建っており、入口にはなんと「浪花正宗直売所」の看板と出会う。
「ここには酒が売られている!!」僕の永年のキャリア? が反応する。
「素通りするのか?」耳元で悪魔がささやいた・・(なぜ悪魔なのかは前回の投稿を参考に・・・)
販売時間は午前10時からとなっており、現在は午前9時30分。
お酒の直売所を横目に素通りするほど、薄情な男になり下がった記憶はない。
先にすぐ近くの漁港の写真を撮りに行くことにする。
歴史を感じさせる直売所の玄関。
旧家独特の漆喰(シックイ)が塗られた壁と格子が立てかけられおり、この辺りも数年前は台風で建物の被害が大きかったと思われるが、屋根の丸瓦、樋(トイ)も綺麗に手入れされていた。
中に入るとほのかな酒気が漂い、気分はすでに一升瓶を抱えて帰る姿が想像された。
「浪花酒造有限会社」さんは1716年(享保年間)創業、大阪最古の蔵元で機械やコンピューター化による昨今、それらに頼らず「人の力と感性」で日本酒の美味しさを約300年間受け継ぎ、それぞれの時代合った最高の美酒を造り続けてきた歴史ある会社である。
酒蔵見学も実施されており、手間をかけた酒造りの本場を見学させて頂けるとのこと(要予約)
販売所に入り写真を撮らせて下さいとお願いすると、快くご了承いただき撮影ささせて頂く。
酒を飲み始めて、45年程になるが実は酒蔵というところには行った事が無かった。
イメージとしては、一見客としては敷居が高いイメージがあったが、全くそんな雰囲気は無く、写真を撮らせて頂いている間も常連さんであろうお客さんが来店された。
僕も購入しようと、おすすめを聞くと夏限定の
「浪花正宗 純米吟醸 夏生」をおすすめ頂き即購入!
フルーティーな香りながら純米酒のしっかりした味と、スッキリした喉越しで、夏のお酒にピッタリの飲みやすさであり、ついつい飲みすぎてしまいそうな美味しさであった。
まさに「夏の美酒」に出会えた1日であった。
詳しくは以下のHPを参考頂きネット販売もされているが、是非一度足を運んでいただき、本場の酒造りの雰囲気を楽しんでいただきたい。