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足助のおばさん in 土佐 2

高知へ行くにあたり夫は、サラリーマンの頃に懇意にしていたメンズ服の店で何着かカジュアルなものを用意しました。それなりに男前の夫ですが普段は外見に頓着しません。私の見かけにも関心がないと思っていたら、セントレアへ向けて出発してから「その服で行くの?」と不満そうな様子です。私はTシャツにチェックのシャツを重ねてジーパン、といういつものいでたちでした。なんでそんなことを聞かれるのだろうと問い返すと、昨日書いたような行き違い、夫は同窓会に私が参加するものと思いこんでいて、私は宴会には一切出るつもりがなかった、というカン違いにたどり着きました。セントレアへ向けては夫が運転していましたので、すぐさまUターンしてチェックのシャツの替わりに赤いジャケットを羽織って出直しました。
空港へは一度下見をしてあったので、今回は駐車場を周遊することなく一番入りやすい場所に停めました。「P3」という駐車場は「第2ターミナル」近くです。高知行きフジドリーム国内線の離陸する受付までは大変遠かったです。車を離れる時に忘れずに写メを撮りました。
搭乗受付を済ませて、私は楽天カードで入れるラウンジを目指しました。すでになじみになった場所ですが、夫の使用料として1500円+税を払いました。夫は薄暗いラウンジ内で持ち込んだ本を読み、私はコーヒーとスナックを少し食べ、置かれている新聞に目を通しました。夫に少しマウントをとっている感じです。
手荷物検査でも、小型パソコン他カバンから出して手際よくゲートを抜ける私の後ろから、夫が「ケータイは持ってないです」と言いながらついてきました。
離陸したら1時間もせずに高知龍馬空港に到着しました。機内サービスでお茶とお菓子が出たので、昼食は後回しにして先にお土産をゲットして、それぞれ宅配手続きまでしてからバジェットレンタカーの受付へ向かいました。
土砂降りの雨の中をレンタカー事務所まで移動して「ヤリス」という「アクア」と似た大きさの普通車を借りました。オプション保障やガソリンの満タン返しなど、出雲での対応と同じところはちゃっちゃと済ませ、私が運転して「高知ナンバーワンホテル」にカーナビをセットしました。途中適当なところでお昼を食べようと思っていたのですが、午後3時に待ち合わせをしている方があり、まあ、4時には同窓会が始まるので結局それまでお昼はお預けでした。
外は土砂降りの雨でした。ホテルの駐車場は宿泊手続きをしてからホテルマンが誘導してくれました。ホテルに荷物を預けると、私は持参の晴雨兼用ジャンプ傘を、夫はフロントで売っていた500円だけど透明じゃない高級感のある傘をさして「日本共産党高知県委員会」を目指しました。(続く)(2023年5月19日 記)

(元ブログ 私的土佐日記 2: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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