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足助のおばさん 田舎暮らし 85

今日は子どもの日ですが、朝から雨が降ってます。小さなお子さんがおいでのお家では、肝心の日に鯉のぼりがあげられなくて、がっかりされていることでしょう。まして、今年初のお節句を迎えたというお宅では。
名前は子どもの日ですが、これは男女を問わず、子どもみんなのお祝いの日なんだと小学生のころに学校の先生が言ってました。だからひな祭りは祝日じゃないんだと。
現実は大違いでしたね。うちにはお姉ちゃんと弟の二人の子ども(もう成人してますが)がいますが、それぞれのお節句はそれはそれは派手でした。名古屋嫁入りは結婚式で終わりじゃなかったんです。その後七五三が終わるまでは何かと行事がありました。ジェンダーフリーなんてもんじゃありません。
特に息子の初節句には、私と夫の両家の家紋の入った武者絵幟を実家に作ってもらって、高価なものでしたので、ああ、親不幸な結婚をしてしまったと思ったものです。ひな人形もかなり豪華な物を買ってもらいましたが、武者幟はよそ様から見える場所にたてるだけに、手抜きができませんでした。しかし、ちょうど息子が小学校6年生の年に、紐が擦り切れて使い物にならなくなり、役目を終えました。
最近は近所でも劇的に少子化が進んでおり、鯉のぼりをあげている家は片手で数えるくらいです。武者幟の上がっている家はありません。これはこれでさびしいものだと思うのは、足助暮らしが長くなったせいでしょうか。
今日は夫と娘の3人で実家へ行く予定なんですが、誰も起きてきません。起こしに行ったものか、一人で行くか迷っている今です。(2009年5月5日 記)

(元ブログ 雨の子どもの日: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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