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目指すべき学校教育のその先

教師として何が正解で何が不正解かわからなくなってきた。

今の時代で大切な事は
・意思決定できる力
・共同で行う力
・課題解決能力
だと個人的に思っている。

その前段階として
・課題発見能力
・自分で考え行動する力
を養わなければならない。

そこをベースに毎日生徒に接してきた結果、自分で考える事ができる生徒は突き抜けてそれができるようになったと思う。

その反面、突き抜けた生徒は学校という箱からはみ出してしまったようにも思う。
もはや「学校や教師って必要なんだっけ?」
そんな感覚になってしまっている気さえする。

個人的にはその感覚は非常に正しいと思う反面、学校というパッケージを提供する身としては突出した人間を個人主義として割り切ってしまうわけにもいかずにどうしたらいいのかわからなくなってしまった。

確かに、自分で学習できるようになったら学校で勉強する必要はないし、学校のペースにわざわざ合わせる必要もない。

そう考えると学校という仕組みや私たち教師の存在価値はほぼない。
ただ教科書を噛み砕いて説明するだけの教師をリスペクトする事の方が難しいだろう。

生徒が持つ疑問にも教科書から逸脱してしまうと全て答える事が出来ない自分がいてもどかしい。

旧時代的教育で育ってきた自分が新時代の子供達を果たして今後もサポートできるのだろうか?

学校が嫌いで学校を変えたいと思っていた自分が、もはやその嫌いな学校の一部になってしまってはいないだろうか?

そんな疑問を抱え、例えそうだとしてもお互いにリスペクトを持ってやっていきたい。

そんな自分が情けない。

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