松本清張の小説の舞台27

今日は、文春文庫「火と汐」の4編である。

表題作「火と汐」は、劇作家と金属会社社長の妻の不倫から始まる。舞台は、京都・東山如意ヶ岳・曼荼羅山・今出川・北山・西賀茂明見山・上馬・油壷・三宅島と島内の各地名・大島・利島(としま)・新島・神津島・御蔵島・東京駅・有楽町・三浦半島・横浜・相模湾・平塚・奈良・目黒・真鶴・桜木町駅・熱海・羽田空港・中野区東中野・池袋・伊丹空港・強羅・宮ノ下である。

「証言の森」の主人公は、綿糸会社の販売課に勤めている。舞台は、神田区神田・中央線N駅・中野区N町・新宿・洲崎・芝区二本榎(現・高輪?)・龍山(ソウル市内)・フィリッピン・済州島である。

「種族同盟」の主人公は、国選弁護人である。舞台は、東京の西のはずれ・T川・O駅・新宿・大久保・O渓谷・鹿児島県・千住である。

「山」は、文春文庫、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」中巻にも収録されている。主人公は、トラック運送会社の金を使いこんで逃げた男である。舞台は、中央線のM駅(宮ノ越駅?)からバスで一時間の温泉地・江戸川・浅草・赤坂・本郷である。

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