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アワレとオロカ。


 なんだいなんだい。こんにゃろ〜。
 って。
 思うことありませんか。

 わたしはよくあります。イカリシントウ!

 強い人間ではないし、弱くありたくもないので。
 ムキーって。

 腹を立たせるわけですよね。

 でもそういうときは、スーっとひと呼吸。
 いけないいけない。アイツラの思ふ壷。

 アワレとオロカを、ぶち込んでやるんですよ。


 学生時代。
 当時からナヨナヨとしていました。

 から、ということは、ナウ、なんですね。

 わたしの中で「ナヨナヨ」は、たくさんあるうちの個性の1つだったんです。

 ガヤガヤ。サバサバ。キビキビ。ニコニコ。
 ハキハキ。フワフワ。タラタラ。ナヨナヨ。

 ほら。イイ感じにまとまってる。

 でも周りは、ナヨナヨを仲間はずれにしようとする。

 ナヨナヨしてるのは、ダメ!キモチワルイ!

 なんということでしょう。

 自分と違う「異端」を見つけると、かまってみたくなっちゃいますよね。突いたり、叩いたり。


 ナヨナヨって、もう滲みついちゃってとれないんです。
 どこまでもわたしそのものだし、ナヨナヨしてる自分が好きだったんですよね。もちろん、今も。

 でも、おさない頃はそんなひと突き、ひと叩きをいちいち気にしてしまい。
 言い返す勇気なんて持ち合わせてなかったんです、生憎。

 心の中で泣いてみたり、怒ってみたり。

 でもそのうち、考えるのもバカバカしく思えてきて。
 ハイハイそうですか、で済ませるようになりました。


 また言ってるや。
 そんなにわたしのこと気にかけてくれなくてよろしくてよ!

 暇なんだなあ。かわいそうに。
 もう少し違うことに時間を使ったらいいのに。


 こんなふうに思考を切り替えられると、なんかもうすべてがどうでもよくなってくるんですね。

 考えたり、悩んだりすることが馬鹿らしいというか。


 また言っているよ。
 哀れだね。
 あぁ〜、愚か愚か。



 流れ作業。

 ベルトコンベアからアワレとオロカが流れてくるので、それを仕分けるだけ。
 未経験歓迎。だれにでもできる簡単なお仕事です。


 そのうち、まわりは飽きてきます。

 叩いても、響かないし。
 突いても、鳴かないし。

 そうなると、アワレとオロカ、ブームの終焉です。
 がんばって仕分けたのに。意外とあっさり。


 タピオカブーム再来のように、環境が変わればまたブームはやってきます。

 高校生のときは、繁忙期でした。
 社会人として勤めている今も、いざという時のために仕分けは続けています。


 
 正直、しんどいときだってあります。

 アワレとオロカの仕分け作業は、ある程度心に余裕がなければやってられません。

 余裕がないと、ついつい反応しちゃいますから。

 ヘタクソな愛想笑いなんてしちゃって。タハーッ。
 HPけずられて。ゲッソリ。

 仕分けなんかしてられないですよね。


 .
 .
 .

 ヨ・ユー。
 おとなりの国からやってきた、正義の味方。

 余裕がないときは、呼んでくればいいんです。

 呼べば、スタコラサッサと来てくれますから。

 ほらちょっと、一人二役してみてください。
 わたし役と、ヨ・ユー役。

 わ「たすけてー!ヨ・ユー!」
 ヨ「( ホンニャラ チンタラ カンタラ ビヨヨヨヨーン )   呼んだカナ?」
 わ「アワレとオロカを仕分けたいの!」
 ヨ「ヨユーダネ!任セルダネ!」




 きほん、わたしは頭がおかしいのでこんな方法でしか余裕を呼ぶことができません。

 呼ぶ時は、全力でやるといいですよ!

 ほんと、こんなことやってたらいろんなことがどうでもよくなってきますから。

 是非、ご参考までに。


 アワレとオロカを仕分けて自分の傍に携えておけば、イヤーなアイツもコイツも、残念な人に見えてきますよ。

 仕立て上げてやるんです。ザンネンなヤツに。

 心の中で、ザンネンなアイツを笑ってやるくらいの余裕ができれば、人生、どうにかなっちゃいます。


 いつも心に、ヨ・ユーを。

 アワレとオロカも携えて。





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