英会話を頑張りたい、だけど一歩踏み出せない人たち
ズバリ共通点とは
「英会話出来るといいんですけどね。」「英語出来るんですか?教えてくださいよ。」とこんな言葉を、何百万回、いやもっと聞いているかもしれない。男女問わず、彼らの共通点は「自分から積極的に行動しない人」だ。
「苦手(面倒)だけど、必須科目だから仕方なく勉強していた」人が、大人になって、英会話に目覚めるようだ。「試験対策」という目的がほとんどで、「海外の人とのコミュニケーションツール」という視点で英語教育はされてこなかったように思える。
そして一番の欠点が、「間違えてはいけない」という馬鹿馬鹿しいルールだったと思う。
馬鹿馬鹿しいルールが、未だに呪縛になっている
母国語である日本語でも間違った使い方をするんだから、言語的に全く違う英語を「間違えてはいけない」なんてルールは、はっきり言ってアホらしい。それでも何十年も続いた「間違えてはいけない」という呪縛は、日本人に沁みついてしまった。
こういう要因があるから「英会話をマスターしたい、でもどう勉強したらわからない。」「間違えると恥ずかしい」という気持ちが強く、前に進めない人が多いように感じる。
勉強方法は工夫次第
随分前にわたしはTOEIC800点のスコアを取った時、「どうやったら、今覚えていることを活かせるか」を考えながら勉強していた。つまりテスト対策だけでなく、アウトプットとして暗記した単語や言い回しを会話で実際に使うことや、リスニングの上達をすることで更なるレベルアップを考えていた。洋画DVDを字幕に頼らず観たり、英会話喫茶に行ったり、チケット制で参加出来る少人数の英会話クラスに参加したりした。今はインターネットがあるから、YouTubeで自分が興味がある動画を沢山視聴したり、英文記事を読んで英語独特の言い回しに慣れたら良いと思う。わたしは今も、これを続けている。それから、オンラインレッスンにチャレンジするのも良いと思う。
受け身の勉強では何も始まらない
しかしながら「自分から積極的に行動しない人」は、「これをやったら良いですよ」というアドバイスを待っている。受け身では何も始まらないということに、気づいていない人が多いように思える。
本当に英会話を学びたかったら、「英会話が出来たらやりたいこと」と「自分が興味を持っていること」を書きだしてみることをお勧めする。書き出してみたものを見て「やりたいこと」に近づくためには、何が必要かをリストアップすると良いと思う。
「リスニングが出来ていない」と思ったら、英語特有の発音に慣れる。アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語のどれが分かりやすいか。スピーキングに慣れていないなら「間違えても恥ずかしくない。英語を話すことを慣れることに集中しよう。」と、他人を意識しないことが大事。
英語をほとんど聞き取れない人が、100%英語を理解するにはある程度の時間が必要だ。いきなり完璧を目指さなくても良い。1日10分リスニングの時間を持つという目標を決め、テキストや字幕なしで聴いてみて、どれだけ自分の耳が英語に慣れてきたかを確認する。確認出来たらリスニングしているものを、似たように発音出来るかを続けてみる。
以前聞いた話によると「日本語で使う口に筋肉は、英語の10分の1」だそうだ。F、R、L、V、THは日本語にない発音だから、きちんと発音するのに時間がかかるのは仕方ない。それでも少しずつ慣れていけば、だんだんと身についてくる。
会話ではスピードでなく、お互い理解出来ているかが大事
日本語と同じスピードで話せなくても、気にしないことも大事。よく言われる「英語脳」になるには時間がかかる。実際にわたしがネイティブと話している時、日本語で話しているスピードより遅いと思う。「伝えよう」という気持ちが強いから、会話のスピードは気にしていない。コミュニケーションのキャッチボールが出来ているかを確認しながら、会話をしているからだ。
インターで勤務していた時は、色んな訛りの英語が入り混じっていた。アメリカ人でも地方によって発音が微妙に違うし、イギリス、オーストラリアは独特の訛りがある。英語が母国語でない生徒や父兄もいたから、電話での問い合わせはすごく集中した。情報を正しく理解しているかが重要で、会話のスピードは二の次だった。
オリジナルの勉強方法
他人と違ったオリジナルの勉強方法で、英会話を学ぶことはとても良いと思う。他人と同じことをやって、必ずしも成功するわけではない。試行錯誤して学んだことの方がしっくりくると思う。
日本人にありがちな「何でもいい、みんなと同じでいい」だと、いつまで経っても上達しない。英会話が出来る人イコール「きちんと自分の意見を伝える人」だからだ。「何でもいい」では、話し相手もつまらない。少しずつ、自分の意見を伝えることに慣れることが大事だと思う。
長々と書きましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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