イチハラマミ

思春期の息子の母。若い頃サンフランシスコ郊外にいました。英語圏の文化やインター勤務の経験、英語勉強法にまつわること、日々感じたことを徒然と書いています。

イチハラマミ

思春期の息子の母。若い頃サンフランシスコ郊外にいました。英語圏の文化やインター勤務の経験、英語勉強法にまつわること、日々感じたことを徒然と書いています。

マガジン

  • 英会話上達に思うあれこれ

    TOEICスコア800点、元インター職員として、英会話上達に関する経験をつぶやいています。

  • メンタルヘルス

    メンタルヘルスについて徒然なるままに書いています。

  • インタナショナルスクールあれこれ

    違うことはわかっていた、インターナショナルスクール。職員として働いていた時に、日本の学校との違いに驚いたあれこれをまとめています。

  • 元インター職員のつぶやきシリーズ

    現在公立校に通う思春期の息子の親として、インタナショナルスクールと日本の学校との違いをつぶいています。保護者、卒業生とは違う視点で執筆した記事です。そして個人的な英語勉強法や考え方を、つぶやいています。

最近の記事

  • 固定された記事

「英語は目標達成のツール」

ユニークだった専任講師「英語を流暢に話せることを目標にするのではなく、英語を通して何が出来るかを考えなさい。英語が出来るというのは、あくまでもツールですよ。」学生時代の専任講師だった男性の言葉を、今もはっきり覚えている。 約30年前の言葉をなぜ覚えているのかと聞かれたら、専任講師がとてもユニークな人物だったからだ。中肉中背で日本的な顔立ちながら目力が強く、少し早口で色んな話題が飛び出してくる。一番特徴的だったのは、「英語で落語公演をしている」ということだった。 日本人が英

    • アラフィフ、TOEIC再受験への道②

      不覚の事態に戸惑い。。。そして笑う あっという間に11月、いやいや年末年始休暇の話が聞こえている今日この頃。この2,3週間は特に早かった・・・・ TOEIC再受験を決めてから、弱点のイギリス英語の発音に少しでも慣れようとYouTubeで検索。 「このくらいのアクセントなら聞き取れる」「内容的に簡単すぎ」「もっと尺が長いといいんだけど・・」と、なかなか決め手になる動画が見つからない。 ある日の夕食後、イギリス英語の動画を寝室で聴いていたら、なんと居眠りしてる自分がいる!!

      • アラフィフ、TOEIC再受験への道①

        まずは弱点を知る 前回の投稿でお話したように、2025年2月にTOEIC受験を決意。 決意だけでなく、実際に10月に入ってから勉強を始めた。 「やります詐欺」になりたくないし、なるつもりはない。 勉強を開始するにあたってまず考えたのは、自分の弱点を知ること。 得意なことを伸ばすことは簡単だけど、弱点を少しでも克服しないと点数は伸びない。似たような傾向の問題でつまづく。 とりあえず力試しに、TOEIC対策アプリでリスニング問題を何問か試してみた。2020年にある程度勉強した

        • アラフィフ TOEICに再挑戦

          コロナ中も考えていた再挑戦 またまた重い腰を上げています(笑)。2020年、世界がパンデミックの真っ最中だった時期、私も在宅勤務が当たり前になった。それまでとは違った時間の過ごし方に慣れてくると、「今後は何をしたいの?」「私って今まで何を避けていたの?何を煩わしく感じていたの?」と考えるようになった。時間をかけて自問自答してみると、「資格取得に挑戦してみるのも悪くない、そうだTOEICに再挑戦してみたい」という気持ちが沸々と出てきた。 前回TOEICを受験した時は、息子を

        • 固定された記事

        「英語は目標達成のツール」

        マガジン

        • 英会話上達に思うあれこれ
          30本
        • メンタルヘルス
          14本
        • インタナショナルスクールあれこれ
          22本
        • 元インター職員のつぶやきシリーズ
          16本

        記事

          内省の時期でした

          noteの投稿を通して、自分と向き合うことを避けていた 随分ご無沙汰しておりました。2024年、気が付けば9月。 息子の卒業入学や私の転職活動で、気づきがあってもまとめられなかった。気づきをまとめて文章にすることは、自分と向き合うことになる。ポジティブなことだけでなく、ネガティブなこととも向き合うことになる。当然悲しくなることもあるから、ずるずると書くことを避けていたというのが正解かな。 新しい職場にも慣れてきて、周囲が見えるようになってきてやっと精神的に落ち着いてきた。

          内省の時期でした

          3月卒業シーズン。我が息子も卒業生。色々あったけど、終わりよければすべて良し。息子よ、笑顔で卒業式を迎えましょ😊

          3月卒業シーズン。我が息子も卒業生。色々あったけど、終わりよければすべて良し。息子よ、笑顔で卒業式を迎えましょ😊

          我が子への想いー「幸せのちから」から考える子供の存在

          絶望的な状況でも、幸せを追求したい 2024年も2か月経とうとしている。息子の進学先が決まったこともあって、脱力感が半端ない。これから卒業式やら、進学先の手続きもあるから、気を引き締めないといけない。 今年に入って、わたし自身の状況が目まぐるしく変わろうとしている。今の状況を考えた時に、昔に観た映画をふと思い出した。 アメリカンドリームを実現させたクリス・ガードナーの実話をもとにした、「幸せのちから」という映画だ。この映画のことを考えると、「あれだけ絶望的な状況に置かれて

          我が子への想いー「幸せのちから」から考える子供の存在

          グローバルな視野って何?

          そもそもどんな視野? 「子供をインターナショナルスクールに通わせて、グローバルな視野を培わさせたい」 お子さんをインターナショナルスクールに通わせたい、もしくはすでに通わせている保護者の方から、この言葉を何千回いや何万回と聞いたかわからない。そしていつも疑問に思うのは、「そもそもどんなグローバルな視野?」ということ。 実際にインターナショナルスクールに通わせることに熱心な保護者に、グローバルな視野について質問すると、圧倒的に「ネイティブスピーカー=白人が多いイメージ。だから

          グローバルな視野って何?

          ボキャブラリーという名の引き出し

          自己満足で終わらないように いやはや気が付けば、2023年も終わってしまいますね。ご無沙汰しておりました。受験生の息子の志望校選びで学校見学やらで、あっという間に12月になっていました。マイペースで投稿を再開します。 ご縁があってか、最近は翻訳や通訳をする機会が増えてきた。すごくやりがいを感じる反面、「どういう言い回しをすれば、わかりやすいんだろうか」という思いが常に頭をよぎる。読み手もしくは聞き手にわかりやすく伝わらなければ、ただの自己満足になってしまう。場合によっては

          ボキャブラリーという名の引き出し

          「まみさんを、ずっとネイティブだと思っていました」。数ヶ月前に入社した後輩に言われた言葉。嬉しいんだけど、ちゃんと正しい日本語をつかえているんだろうか…

          「まみさんを、ずっとネイティブだと思っていました」。数ヶ月前に入社した後輩に言われた言葉。嬉しいんだけど、ちゃんと正しい日本語をつかえているんだろうか…

          韓国のインター入学は狭き門?

          韓国のインターの入学条件に驚く 先日、韓国・済州島のインターの高校で教員をしているAと再会した。 Aは、わたしが働いていた老舗組インターの卒業生で日米ダブル。済州島のインターで働く前は、南米や中東のインターでも教員をしていた国際経験豊かな人物だ。彼とは15年ぶりに再会しあれこれ話しているうちに、韓国のインター事情の話題になった。彼が卒業したインターや、他の老舗組インターの入学条件と似ているのかなと思って話を聞いていたら、予想外にキビしくて驚きを隠せなかった。 本当にそんな

          韓国のインター入学は狭き門?

          受験生の親、学校選びのひとり言 - 元インター職員のつぶやき⑮

          進路説明会に参加して 思春期真っ盛り、そして受験生となった息子の母として、避けられないことの一つが「学校見学」。去年も数校お邪魔したけど、息子本人のエンジンがかかっていなかった。 先日は息子が通う学校で、保護者を含めての進路説明会があった。行くまでは面倒くさいと思っていたけど、参加したら「行って良かった」と思えることがあった。まず会場である体育館に入ったら、生徒と保護者が隣同士で座ることになっていた。生徒も保護者も当日になって知らされたので、サプライズ感あり。説明会の間、

          受験生の親、学校選びのひとり言 - 元インター職員のつぶやき⑮

          全寮制校という選択

          母親目線の進学先候補 息子がこの数か月、出来るだけ避けている言葉がある。「受験」、「受験生」という言葉だ。その言葉が周囲の大人から出るたびに、「ちょっとタブーですね」「NGワードです」と、冗談交じりでも避けているのがよくわかる。「受験なんて、大人はみんな一度は通る道なんだよ」と、イラっとしてしまうわたし。 エンジンがかかっていない息子を横目で見ながら、母であるわたしは息子の進学先となる学校をコツコツと調べている。「母親目線で進学先候補」として、去年から考えているのが「全寮

          全寮制校という選択

          自分のための新しい景色

          2023年の抱負と成果 「小さなことでもいいから、新しいことを試してみる」を、今年の抱負として掲げた2023年。小さい事でもいいから、毎月何かひとつ試してみようと決めた。 1月は鉢植えを買って植え替えをしてみた。わたしは鉢植えの世話が苦手なのだ。水やりが下手なようで、枯らしてしまうことが過去に多々あった。鉢植えに対して苦手意識が強く切り花ばかり買っていたけど、お気に入りの花屋で思い切って鉢植えを買ってみた。去年までなら「植え替えなんて面倒くさい。。。」と思ったけど、今年は「

          自分のための新しい景色

          目から鱗が落ちた月曜日の午後

          社内で日本語を話さない外国人社長 いつもみたいに、静かな時間が流れていた月曜日の午後。時折同僚たちと世間話をして、担当業務をこなしていた。 ヨーロッパ出身で合理的な考えの社長の意向で、我が社には社長室はない。社長が自席でオンライン会議をすることは、日常茶飯事。この日も、社長がクライアントとオンライン会議を始めてた。 社長は30年くらい日本に住んでいて、社員とは英語でコミュニケーションを取っている。「あなたたちは、英語で業務遂行出来るんだよね。それなら英語でコミュニケーショ

          目から鱗が落ちた月曜日の午後

          'Please ikkai!' -2歳児の発言でバイリンガル教育を改めて考える

          インド人の子供が発した'Please ikkai!'  わたしより半年遅れで入社したインド人の同僚女性には、2歳の娘さんがいる。ご主人とは出身地の言語で会話し、娘さんには夫婦そろって英語で会話をしている。そして娘さんが通う保育園では、先生たちと日本語でコミュニケーションを取っているという。成長するにつれて気になることは沢山あるけど、娘さんの言語の発達が特に心配だと話してくれた。 「保育園に行くようになって、全然使っていなかった日本語を覚えてきたのはいいんだけど、今は英語と日

          'Please ikkai!' -2歳児の発言でバイリンガル教育を改めて考える