イチハラマミ

思春期の息子の母。若い頃サンフランシスコ郊外にいました。英語圏の文化やインター勤務の経…

イチハラマミ

思春期の息子の母。若い頃サンフランシスコ郊外にいました。英語圏の文化やインター勤務の経験、英語勉強法にまつわること、日々感じたことを徒然と書いています。https://twitter.com/Mami_Ichihara8

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  • メンタルヘルス

    メンタルヘルスについて徒然なるままに書いています。

  • インタナショナルスクールあれこれ

    違うことはわかっていた、インターナショナルスクール。職員として働いていた時に、日本の学校との違いに驚いたあれこれをまとめています。

  • 英会話上達に思うあれこれ

    TOEICスコア800点、元インター職員として、英会話上達に関する経験をつぶやいています。

  • 元インター職員のつぶやきシリーズ

    現在公立校に通う思春期の息子の親として、インタナショナルスクールと日本の学校との違いをつぶいています。保護者、卒業生とは違う視点で執筆した記事です。そして個人的な英語勉強法や考え方を、つぶやいています。

最近の記事

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「英語は目標達成のツール」

ユニークだった専任講師「英語を流暢に話せることを目標にするのではなく、英語を通して何が出来るかを考えなさい。英語が出来るというのは、あくまでもツールですよ。」学生時代の専任講師だった男性の言葉を、今もはっきり覚えている。 約30年前の言葉をなぜ覚えているのかと聞かれたら、専任講師がとてもユニークな人物だったからだ。中肉中背で日本的な顔立ちながら目力が強く、少し早口で色んな話題が飛び出してくる。一番特徴的だったのは、「英語で落語公演をしている」ということだった。 日本人が英

    • 3月卒業シーズン。我が息子も卒業生。色々あったけど、終わりよければすべて良し。息子よ、笑顔で卒業式を迎えましょ😊

      • 我が子への想いー「幸せのちから」から考える子供の存在

        絶望的な状況でも、幸せを追求したい 2024年も2か月経とうとしている。息子の進学先が決まったこともあって、脱力感が半端ない。これから卒業式やら、進学先の手続きもあるから、気を引き締めないといけない。 今年に入って、わたし自身の状況が目まぐるしく変わろうとしている。今の状況を考えた時に、昔に観た映画をふと思い出した。 アメリカンドリームを実現させたクリス・ガードナーの実話をもとにした、「幸せのちから」という映画だ。この映画のことを考えると、「あれだけ絶望的な状況に置かれて

        • グローバルな視野って何?

          そもそもどんな視野? 「子供をインターナショナルスクールに通わせて、グローバルな視野を培わさせたい」 お子さんをインターナショナルスクールに通わせたい、もしくはすでに通わせている保護者の方から、この言葉を何千回いや何万回と聞いたかわからない。そしていつも疑問に思うのは、「そもそもどんなグローバルな視野?」ということ。 実際にインターナショナルスクールに通わせることに熱心な保護者に、グローバルな視野について質問すると、圧倒的に「ネイティブスピーカー=白人が多いイメージ。だから

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        記事

          ボキャブラリーという名の引き出し

          自己満足で終わらないように いやはや気が付けば、2023年も終わってしまいますね。ご無沙汰しておりました。受験生の息子の志望校選びで学校見学やらで、あっという間に12月になっていました。マイペースで投稿を再開します。 ご縁があってか、最近は翻訳や通訳をする機会が増えてきた。すごくやりがいを感じる反面、「どういう言い回しをすれば、わかりやすいんだろうか」という思いが常に頭をよぎる。読み手もしくは聞き手にわかりやすく伝わらなければ、ただの自己満足になってしまう。場合によっては

          ボキャブラリーという名の引き出し

          「まみさんを、ずっとネイティブだと思っていました」。数ヶ月前に入社した後輩に言われた言葉。嬉しいんだけど、ちゃんと正しい日本語をつかえているんだろうか…

          「まみさんを、ずっとネイティブだと思っていました」。数ヶ月前に入社した後輩に言われた言葉。嬉しいんだけど、ちゃんと正しい日本語をつかえているんだろうか…

          韓国のインター入学は狭き門?

          韓国のインターの入学条件に驚く 先日、韓国・済州島のインターの高校で教員をしているAと再会した。 Aは、わたしが働いていた老舗組インターの卒業生で日米ダブル。済州島のインターで働く前は、南米や中東のインターでも教員をしていた国際経験豊かな人物だ。彼とは15年ぶりに再会しあれこれ話しているうちに、韓国のインター事情の話題になった。彼が卒業したインターや、他の老舗組インターの入学条件と似ているのかなと思って話を聞いていたら、予想外にキビしくて驚きを隠せなかった。 本当にそんな

          韓国のインター入学は狭き門?

          受験生の親、学校選びのひとり言 - 元インター職員のつぶやき⑮

          進路説明会に参加して 思春期真っ盛り、そして受験生となった息子の母として、避けられないことの一つが「学校見学」。去年も数校お邪魔したけど、息子本人のエンジンがかかっていなかった。 先日は息子が通う学校で、保護者を含めての進路説明会があった。行くまでは面倒くさいと思っていたけど、参加したら「行って良かった」と思えることがあった。まず会場である体育館に入ったら、生徒と保護者が隣同士で座ることになっていた。生徒も保護者も当日になって知らされたので、サプライズ感あり。説明会の間、

          受験生の親、学校選びのひとり言 - 元インター職員のつぶやき⑮

          全寮制校という選択

          母親目線の進学先候補 息子がこの数か月、出来るだけ避けている言葉がある。「受験」、「受験生」という言葉だ。その言葉が周囲の大人から出るたびに、「ちょっとタブーですね」「NGワードです」と、冗談交じりでも避けているのがよくわかる。「受験なんて、大人はみんな一度は通る道なんだよ」と、イラっとしてしまうわたし。 エンジンがかかっていない息子を横目で見ながら、母であるわたしは息子の進学先となる学校をコツコツと調べている。「母親目線で進学先候補」として、去年から考えているのが「全寮

          全寮制校という選択

          自分のための新しい景色

          2023年の抱負と成果 「小さなことでもいいから、新しいことを試してみる」を、今年の抱負として掲げた2023年。小さい事でもいいから、毎月何かひとつ試してみようと決めた。 1月は鉢植えを買って植え替えをしてみた。わたしは鉢植えの世話が苦手なのだ。水やりが下手なようで、枯らしてしまうことが過去に多々あった。鉢植えに対して苦手意識が強く切り花ばかり買っていたけど、お気に入りの花屋で思い切って鉢植えを買ってみた。去年までなら「植え替えなんて面倒くさい。。。」と思ったけど、今年は「

          自分のための新しい景色

          目から鱗が落ちた月曜日の午後

          社内で日本語を話さない外国人社長 いつもみたいに、静かな時間が流れていた月曜日の午後。時折同僚たちと世間話をして、担当業務をこなしていた。 ヨーロッパ出身で合理的な考えの社長の意向で、我が社には社長室はない。社長が自席でオンライン会議をすることは、日常茶飯事。この日も、社長がクライアントとオンライン会議を始めてた。 社長は30年くらい日本に住んでいて、社員とは英語でコミュニケーションを取っている。「あなたたちは、英語で業務遂行出来るんだよね。それなら英語でコミュニケーショ

          目から鱗が落ちた月曜日の午後

          'Please ikkai!' -2歳児の発言でバイリンガル教育を改めて考える

          インド人の子供が発した'Please ikkai!' わたしより半年遅れで入社したインド人の同僚女性には、2歳の娘さんがいる。ご主人とは出身地の言語で会話し、娘さんには夫婦そろって英語で会話をしている。そして娘さんが通う保育園では、先生たちと日本語でコミュニケーションを取っているという。成長するにつれて気になることは沢山あるけど、娘さんの言語の発達が特に心配だと話してくれた。 「保育園に行くようになって、全然使っていなかった日本語を覚えてきたのはいいんだけど、今は英語と日

          'Please ikkai!' -2歳児の発言でバイリンガル教育を改めて考える

          我が子をバイリンガルにさせたい、その先は?

          英語が出来ない保護者? インターナショナルスクールで働いていたという経歴や、日本の学校との違いを話したりすると、「親が英語が出来ない生徒はいるんですか?」と聞かれることが多い。他のインターのことはわからないけど、わたしが勤務していた学校には見当たらなかった。名前を言うと「あ、あそこの学校なの?」と質問攻めされることがある。インターに興味がある人は、絶対知っている学校なのだ。ちなみにその学校のホームページは、入学案内を含めて英語でだけしか記載されていない。つまり「お子さんをう

          我が子をバイリンガルにさせたい、その先は?

          バイリンガルとバイカルチャラル、どっちが大事?

          息子にとって、英語は「学校の勉強」ではなく、「コミュニケーションツール」 「マミの子供なら、英語はペラペラでしょう」。日本語がわからない友人や知人と話していて、思春期の息子の話題になると十中八九の確率でこの言葉を言われる。「ある程度リスニングは出来るけど、会話はまだまだね」と答えるたびに、「え、そうなの?」という反応が返ってくる。さらに「学校での英語の成績はどうなの?」と聞かれ、「苦手みたいね」と笑いながら答えると、「どうなっているの?」と言わんばかりの反応が返ってくる。

          バイリンガルとバイカルチャラル、どっちが大事?

          楽しさと喜びが成長に繋がる

          やりたいけど、自信がない。。。 春がだんだんと近づいてきている。冬の間に鬱蒼としていた気持ちが、春めいた陽射しにくすぐられてくるのか、心が軽くなってくる感覚がする。 新年度が近づいてきているせいか、何か新しいことを始めたくなる。今まで機会がなかったり、前にやってみたけど続かなかったものを、思い切ってやってみようかなと思う人がいるはず。 そんな時この言葉を耳にする。「やってみたいんだけど、続けられる自信がない」  やってみたいことを始めるのに、続ける自信って必要なの?きっかけ

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          Let me try - 将来の自分への投資-

          能力が大きいか?努力が大きいか? 「外国語の上達って、もともとの能力が占める部分が大きいんですか?それとも努力が占める部分が大きいんですか?」この質問を受けるたびに、「努力なしで上達する人は見たことがないです」と答えている。外国語がある程度のレベルで出来る人の共通点は、自分なりの目標設定をしている人が多い。そしてその目標に向かって、コツコツと努力している人がほとんどだ。 「コツコツと努力なんて・・・」と思う人がいるだろうけど、「これなら出来る」という手軽なことから始めればい

          Let me try - 将来の自分への投資-