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やかまし母娘韓国旅 Part1

 みなさまご機嫌いかがですか? ひまひまじゃがいもです。
 最近寒くなって、ほっとレモンがおいしい季節ですね!皆様どうぞご自愛下さい。

 以前書いた記事、海外旅行の小話集が過去最高スキをいただきました!皆様本当にありがとうございました。内容の一部が記事と重複しますが、昨年10月に母と韓国へ旅行に行った時のことを書きたいと思います。たくさんのスキをいただいたことを励みに、ずっと書こう書こうと思っていたら年を越してしまいました……。早く書けるように頑張ります。


登場人物


・渡韓経験が多く、韓国での一人旅の経験もある
・韓国文化全般が好き
・韓国語も英語もほとんど話せないし、なんなら日本語も怪しい
・今回の旅の目的はひとりでは行けないグルメ巡り
 ※韓国の飲食店では2人前からの提供をしていることが多く、場合によっては2人前食べれるとしても、一人での入店ができないことがあるため
・気が強く、仕切りたいタイプ

私(ひまひまじゃがいも)
・韓国に行くのは2018年以来
・K-POPはまあまあ聴く、ドラマはほとんど見ない
・ごく簡単な英語が話せる、インスタで「これが言えれば大丈夫!旅行に使える韓国語」みたいなのは読んだ
・今回の旅行の目的はグルメとショッピング
・気が強い人が嫌いなので、母には当たり強め


 今回の旅行は、私が勤めていた会社を辞めたことがきっかけでした。もともと母から韓国旅行に誘われていたのですが、私が当時勤務している会社では会社の夏季/冬季休暇以外で長期休暇が取りづらかったので断っていました。ですが、会社を辞めたので時間が取れるようになり、コロナも収まってきていたので韓国行きを決めました。

KIX→GMP 関空から金浦空港へ

とびだせ関空の端

 朝9:00ごろ、関西国際空港に到着。第2ターミナルに向かいます。
 今回利用するのはLCC。セルフチェックイン機に並ぶ人々は日本人と韓国人が半々といった印象。母がチケットを取っていたのですが、事前チェックインができなかったため座席が選べず、往路は3人席の通路側を前後に座る形になりました。

 私の荷物は15kgぐらい、母のは18kgぐらいで無事チェックイン完了。「18kg?何をそんなに持ってきたんだ?」と疑問に思いながら、娘と旅行に行く喜びで注意散漫の母に警戒しながら出国手続き等を進めます。ゲートエリアへ到着し待っていると、順調にゲートオープンし、飛行機に乗り込みます。

飛行機嫌い、再発

 私が飛行機に乗るのは2018年に友人と韓国旅行に行った時以来。元々の高所恐怖症等々いろんな理由で飛行機が苦手なうえに、乗ってない期間が長いせいで普通に怖かったです。目をつぶって離陸を待っている私に母が話しかけてきます。

母「え、そんなに怖いの?」
私「うん」
母「あんた…ハワイやらアメリカやら行く時に、十何時間飛行機乗ったでしょ?」
私「(娘のこと煽るなよ)」
母「たかが1時間ちょっとよ、大丈夫大丈夫」
私「もう前向きなよ」

 ファイナルコールで走って搭乗する人々も揃い、いよいよ機体は離陸。
 韓国の金浦国際空港に向けて空の旅がスタートしました。

 当日は晴れだったので、さほど揺れることなく快適な空の旅に。私の隣も母娘旅のようで、ひたすら寝ているお母さんと音楽を聴いている娘さんだったので、静かに過ごせました。一方母の隣は女子会旅のマダムたちで、後ろの席の私にも内容が聞こえるくらいの音量で話に花が咲きまくり。母が終始げんなりしていました。飛行機嫌いの娘を煽ったバチが当たった模様。笑

 機内では、小さな紙コップで水が配られるのと同時進行で、入国に伴う税関申告書が配布されます。CAさんからなぜか韓国語で話しかけられがちな私。今回ももれなく韓国語でした。申告書を書くのに渡されたボールペンとともに何かを韓国語で言われたのですが、相手の意図もわからぬまま私の発する「カムサハムニダ」で皆さん絶対「おっと?」といった顔をされます。笑

 母が記入した税関申告書を参考に自分の分を書いていると、シートベルト着用サインが点灯しました。韓国はもうすぐそこです。

金浦国際空港到着

 無事飛行機は金浦国際空港に降り立ちました。母と旅行で行くときは毎回往路の到着地は金浦空港です。仁川国際空港と比較して、金浦空港の方がソウルに近いため、移動時間が短くて済むらしいです。

 飛行機を降りて早々入国審査の列に並んでいると、母がかばんの中から何かを探していました。聞くと、入国審査エリアではスマホが使えないから、宿泊予定のホテルの予約表の紙を印刷してきたといいます。でも、私の分を含めて2部印刷してきたはずが、私の分がないと焦り始めます。

 母に「私最悪英語で話せるから大丈夫、ホテルの住所を今暗記するから紙見せて」と言い、ホテルの住所をざっくり覚えて入国審査へ。ホテルの場所までは詳しく聞かれず、ぬるっと入国。なんなら指紋登録がうまくいかなかった母の方がモタモタしていました。

 スーツケースも無事に流れてきたので、荷物を持って地下鉄に乗り、ホテルへ荷物を預けに行きました。

韓国到着、ホテルへ

母VS娘 ホテル問題

 母は一人旅行の時はホステルに泊まります。元々ケチなのもありますが、その時に一緒に泊まってる人との出会いも旅の醍醐味なんだそう。反して私は、旅の折まで他人と出会うつもりも元気もないし、もともとホテルステイ大好きなのでホテル一択。好みが合わない母娘です。

 今回旅行に行こうと母に誘われた際に、ホステルは絶対に泊まりたくないからホテルに泊まるならいいよ、と念を押していました。母が一度泊まってみたかったホテルがあるそうで、HPを見る限りおしゃれで水回りもきれいそうだったのでそこに決定しました。

宿泊ホテル

 今回宿泊したのは、汝矣島(ヨイド)のGLAD HOTELです。


 地下鉄9号線 国会議事堂駅4番出口から徒歩2分の好立地。交差点から国会議事堂が見えるのと、近くに放送局のKBS本社があるので報道関係っぽい方々がよく歩いていました。周りは会社ばかりなのでカフェや飲食店は十分にある上に、夜は人気が少ないので周辺が静かで良かったです。

 ただ、地下鉄9号線で明洞(ミョンドン)や弘大入口(ホンデイック)へ行くのは乗り換えが必要になるので、繁華街へ行くのはちょっと手間かもしれません。あと、地下鉄9号線は快速電車と普通電車があり、国会議事堂駅は普通電車のみ停車しますので、乗り換えはちょっと注意が必要です。

 このGLAD HOTELは汝矣島(ヨイド)と麻浦(マポ)に1軒ずつあります。母は最初は麻浦の方に泊まろうとしていたようでした。しかし、空きがなかったのと新しくできた汝矣島のザ現代ソウルというデパートに行きたいと話していたので、そこに近い汝矣島に宿泊となりました。

荷物置きまくっててすいません…。

 HPやコネストなどで見ていた写真より、実際の部屋の中の雰囲気が良かったので満足です。部屋の詳細な写真を撮り忘れていて、あまり写真がなくてすみません。ソファコーナーもあって、テイクアウトしたスイーツなどを食べるのに重宝しました。写真はないのですが、シャワーコーナーとトイレが独立して完全に分かれていたのも良かったです。

おしゃれな室内

 部屋を見渡していると、母がテンション高めにしゃべり始めました。
母「お母さんひとりでこんなおしゃれなところもったいないし、まぁお金もそこそこかかるし、ほんでひとりで泊まるにはこんな広い部屋寂しすぎるやん?だから、あんたがいないと泊まれないのよ~」
私「へぇ、良かったね」
母「だからお母さんほんと嬉しい!きゃ~テンションあがる!⤴」

右側ベッドの黒いホルダーにルームサービスのメニュー表が入っていました

母「(壁に掛けてあるボードを指して)これなんて書いてあるのー?」
私「ちょっとまって……」
母「パジャマないねー、電話して聞いてみて!」
私「(ボードを読んでた)え、電話?なんて?」
母「パジャマ!パジャマないのよ!」
私「(フロントへ電話確認して)パジャマ自体部屋に置いてないんだって」
母「え!ホテルなのにパジャマないことないでしょー?下の売店にあったじゃん!もう一回聞いて!」
私「なんでだよ笑 フロントの人がさ、」
母「ほー!⤴クローゼット広いのいいわー!」
私「ねぇ、人の話を聞けって💦」

※部屋にはバスローブの用意がありますが、パジャマは置いていません。ホテル1Fで販売しているものはホテルオリジナルグッズであり、それを部屋に置いているわけではないです、といった説明を電話口で受けました。


女2人、ある服全部ハンガーにかけてもまだ余るスペース

母「パジャマないのかー仕方ないなぁ、とりあえずあんた洋服掛けちゃいなさい」
私「はーい」
母「ルームサービスあるね!あっ英語だ、読めなーい」
私「そんなん頼まんでしょ?しまっといて」
母「はーちょっと疲れたわ、座ろ。あっ、お水あるー?」
私「(次から次へと……)あるよ、コップに入れる?」
母「お願いしまーす」
ちょっと休憩したのち、食事に出かけます。

サムギョプサルを食べに行こう!

旅の一番の目的、熟成サムギョプサル

 運転の荒いバスに大層揺られながら(運悪く座れなかった)、乗り物酔い状態で到着したのは地下鉄1号線の永登浦(ヨンドゥンポ)駅周辺。ここに来たのは、マグッカンセンコギという熟成サムギョプサルのお店に行くためです。

 今回の旅の目的の一つは、熟成サムギョプサルを食べに行くことでした。母がチャンネル登録しているYouTuber、KaoruTVさんの動画で紹介されていました。母がわざわざLINEしてきてまで「この動画観て!!」と言われて以来、母がずーっと行きたがっていたお店です。私も動画を見て、ここは行ってみたいな~と思ったので、初日に行く計画になっていました。

※個人的な意見で恐縮ですが、最寄駅である地下鉄永登浦駅の4番出口から出たら、オリーブヤングを目印に左折してください。仮に右折しても、小さいコンビニを右折して細い道を通ってもお店には行けますが、裏路地は少々ガラが悪くて通るのが怖かったです。行かれる際は上記リンクのKaoruTVさんの動画内の道案内通りに進んでください。

 しょっぱなから行く道を間違えてヒヤヒヤしたけど、なんとかたどり着いたお店。17時前ぐらい?に行ったけど、すでに2~3組お客さんが食事していました。夜ご飯にしては早い時間なのに、お客さんがいるというのは人気なお店なんだな~と思いました。お店もきれいだし、友達同士はもちろんデートでも行けそうな感じです。私たちが食事している時も、女子会から会社帰りのサラリーマンまでお客さんの層は様々といった印象でした。

サムギョプサル、注文

 注文したのはたしか、サムギョプサルとモクサルという首の部分のお肉を1人前ずつ。食べてみて、サムギョプサルもおいしいけどモクサルの方が好みと母が言い出して、モクサルを追加で1人前頼んだような……母がオーダーしているので、あんまり覚えておらずすみません。

 お店には、마굿간 한판(マグッカン ハンパン)という、サムギョプサルとモクサルにカブリサルという背肉がついてくるセットメニューがあります。先ほど紹介したKaoruTVさんの動画ではそのメニューを注文されています。いろんな部位が食べれるので、迷ったらセットの方がいいと思います。

店員さんがお肉を焼いてくれる喜び

 お腹減ってたので、もう焼いてるだけでおいしそう……
 母とビールを頼んだので、あとはお肉が焼けるのを待つだけです。

いただきます!

おいしいーー!!♡

 お肉がそもそもおいしいです。これが熟成しているゆえんなのかな?柔らかくてジューシーなんだけど、決してしつこくなく、何個でも食べれてしまう。お肉につける用として塩とわさびが置いてあるのですが、お肉+塩+わさびがもう相性抜群。一緒に火を入れていた野菜やキムチもとてもおいしいです!

気さくな店員さん

追加注文した時に、母が店員さんに話しかけ始めました。
母「(お肉を指さして)お肉、おいしいです!👍」
えっ日本語で話しかけた?!と、唖然とする私。
店員さん「ありがとうございます!日本人ですか?」
ちょっと日本語が話せる店員さんでした。良かった。

母「はいそうです!」
店員さん「この店、日本人多い。KaoruTV見てみんな来る」
母「私たちもKaoruTV見て来ました~」
店員さん「そうですか!ありがとうございます!」
店員さん「かおる、ビビン冷麺食べたよ」
母・私「へぇ~かおるさん、すごい食べるのね」
店員さん「たくさん食べてください~」
母・私「(思い出して)カムサハムニダ~」

 お腹いっぱい食べて大満足でした。お会計してくれた店員さんが先ほど少し話した店員さんで、「日本人には社長からサービス」とTERRAビールデザインの栓抜きをくださいました!嬉しい誤算です。母が物欲しそうにしていたので、栓抜きは母のものになりました。その後、帰省した時に見たらキッチンに飾ってありました。せっかくもらったなら使えよ笑

ホテルへ帰ろう

謎のお散歩

 サムギョプサルでお腹いっぱいになり、行き同様ホテルまでバスで帰ろうとしたら、母が乗るバスを間違えてしまいました。1駅先であわてて降りると、永登浦(ヨンドゥンポ)駅から地下鉄1号線で一駅先の新吉(シンギル)駅近くでした。どうしようかなーと考え、19時前でまだそこまで暗くなかったので、永登浦駅まで歩くことに。

 歩いていくと、永登浦公園という大きな公園がありました。地図を見ていると公園を抜けた先に永登浦駅があるようなので、公園内をちょっとお散歩することに。

 韓国の公園には運動器具が置いてあり、朝はシニアの方が運動されているそう。せっかくなので私も腹ごなしに、左右に揺れる器具に乗ってみました。笑 公園の近くには複数マンションが建っており、サムギョプサルのお店があった駅の反対側とは雰囲気が全然違い静かに時間が流れてました。

 母がバスに乗りたかったのは、地下鉄で永登浦(ヨンドゥンポ)駅からホテルへ帰るには地下鉄内で乗り換えが必要で、それが面倒だったらしいです。でも、私が行きのバスで乗り物酔いしているのを見て諦めたのか、地下鉄でホテルの最寄り駅まで帰りました。

スイーツは別腹

 夜にカフェへ行くのが大好きな私。ホテルに帰る前に、近くのスタバへ寄り道しました。

ティラミスロールとグレープフルーツハニーブラックティー(ホット)

 グレープフルーツハニーブラックティーは韓国スタバ限定商品。ゆずシトラスティーを少しさわやかにしたような香りがします。飲んでみると、はちみつの甘さが広がって、甘酸っぱくておいしかったです。私はしっかり紅茶感を味わいたかったので長めに抽出しましたが、ホットはティーバッグの抽出時間によって風味が変わるかもと思いました。

 あれだけサムギョプサルを食べたのに、なんか甘いものが食べたくなった私。母も私も甘すぎると途端に箸が進まないタイプなので、甘すぎなさそうなティラミスロールケーキを頼んでみました。コーヒー味を想像していたら思ったよりマスカルポーネチーズの風味が強くて、そこまで好みではなく…母に手伝ってもらいながらもおいしくいただきました。
 
 写真には写っていないのですが、母は済州島緑茶ティーラテ?かなにかでした。甘さ控えめでちょっと苦みが効いたティーラテ。ひと口もらっておいしかったです。

グランデサイズのマグカップ

 グランデサイズのマグカップってすごく大きいんですね!
内容量がグラスの7割ぐらいだったのですが、これベンティとかどうするの?って思ってしまいました。サムギョプサルの感想や飛行機のCAさんにイケメンがいた!みたいなしょーもないことを中心にあーだこーだ話しました。

1日目が終わり……

 ホテルに帰って、シャワーを浴びてすぐ寝ました。
 旅行中の計画はすべて母が立てているのですが、明日はどこに行くのか、この時点ではまだ知りません。笑
 Part2に続きます。

 余談ですが、この記事はKONESTというサイトで地図やお店情報を見ながら確認して書いています。永登浦公園のことを調べていたら、泊まっていたホテルから徒歩15分ぐらいのところに汝矣島公園という公園があったことに気づきました……。行ってみたかった!インラインスケートをレンタルして公園内を回れるそうです。


Part2に続きます。


 長いのに最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。お時間が許せば、明日もどうぞごひいきに。よろしくお願いいたします。ひまひま~


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