35歳のおじさんがプロダンサーになるまで2nd season②〜ダンス出会い編Ⅱ〜
2005年は私にとって重要な年だった。
前話でも書いたように、私のダンスに対するメンタルは、なんとかプラマイゼロを保っていた。
仕事と並行して何かを始めることは、好きなことですら難易度が高かった。
そんな時、誰からもらったのかを覚えていないが、
『DELIGHT MAGAZINE』
というフリーペーパーをもらった。
いまはもう発刊されていないが、ダンサーなら誰もが一度、この雑誌に自分の名前が載ることを夢見る、伝説の雑誌だ。
その時の特集は、世界最高峰のダンスコンテスト、
『JAPAN DANCE DELIGHT vol.12』
の結果についてだった。
何枚かページをめくると、ステージ上にいるコンテスト出場者の写真が並んでいた。
そのページのちょうど右下の写真。
オシャレなジャケットとチェックパンツに身を包んだスキンヘッドの人が踊っていた。
写真なのでジャンルは分からないが、その雰囲気にめちゃくちゃ惹かれた。
更にページをめくりチーム紹介のページへ。
いた!
さっきの人だ!
5人チームなんだ。
ジャンルは……
ロックダンス!
マジか。
ここでも、ロックダンス……
「やっぱり自分は、ロックダンスを踊れるようになりたい!」
後に自分の人生に大きな影響を与えてくれる恩師
Malさん
そして
OMIさん
TE2さん
AKIRAさん
MATSUYAさん
そう。
九州を、いや、日本を代表するロックダンスチーム
『Majestic5』
その存在を初めて認知した瞬間である。
さらになんと、その『Majestic5』が島根県のお隣、鳥取県は米子市のイベントに出演するという情報を、この後すぐに友人から聞く。
益田から車で5時間。
うん、近い。
『Majestic5』が観れるなら。
【未来の自分から一言】
ついにMalさん、そして、『Majestic5』と出会ったね。
信じられないかもしれないけど、キミはこの後、この人達にめちゃくちゃお世話になるよ。
キミの決断は1ミリも間違ってなかった。
さぁ、『Majestic5』を観にいこう。
☞《ダンス出会い編Ⅲ》へ続く…
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