子供の可能性を最大化する要素① 親からの無償の愛 / 親子の信頼関係 / 子供の心理的安全性(4)挨拶

親子のコミュニケーションをシーン別に考察していきたいと思います。

今回は「挨拶」。

親から子への
「おはよう」
「いってらっしゃい」
「おかえり」
「おやすみ」

これ、親子間の信頼形成や子供の心理的安全性はもちろん、子供自身の「外の世界」での人間関係や勉強等のパフォーマンスにも影響してきます。


【挨拶の仕方】

・目を見て
・聞こえるボリュームの声で
・笑顔で


【親子間の挨拶の効能】

・話のきっかけになり、子供の心を開きやすい
他に話すことがなくても、話を聞いてくれない思春期でも、挨拶ならできる。親は関わってくれている、という印象を子供に残せます。
挨拶の流れで、他のことを質問し、話をし、笑い合うチャンスを得ることができます。
また、毎日繰り返していれば、子供の心は徐々に開いていくものです。人は誰しも、コミュニケーションの「頻度」が高いほど相手に好印象を抱きます。恋愛でも、繰り返しアタックされたら(生理的にきつい相手じゃない限り)徐々に惹かれますよね。
子供が自立して家を巣立ち、あまり帰省してくれなくなっても、挨拶だけでも良いから毎朝LINEしておくだけで心の繋がりが生まれ、子供が親のことを思い出す回数が増えるわけです。
※「親の子離れ」「子の親離れ」はきちんとしましょうね。
※男の子のママは、大学生以上の息子に毎日くどくどLINEしていると、息子の周りの女の子から「マザコン」認定されますので注意しましょうね。

・感情を伝えられる
挨拶に込めた笑顔や愛情は、必ず子供に届いています。
毎日繰り返せば、子供には毎日届き、笑顔や愛情が蓄積されます。

・存在を認めてあげる、承認欲求を満たす
友達がいない、外に居場所がない、自分て何なんだ?、等々子供は悩むことがありますが、挨拶によって「自分の居場所はここだ」「私は認められているんだ」と感じることができれば情緒が安定します。情緒が安定すると、勉強や部活や人間関係に大きなプラスの影響を与えます。逆に情緒が不安定だと、勉強や部活や人間関係に大きなマイナスの影響を与えます。


【親子間で挨拶が当たり前になると、子供は外の世界でも挨拶する】

これもめちゃ大事です。

家庭内で習慣化されたことは、外でもやります。

ディズニーや高級ホテル、航空会社等の「ホスピタリティのプロ集団」でも挨拶は驚くほど重視されています。「人と触れ合う」仕事において挨拶の威力は想像以上に大きいのです。短期間で良好な人間関係を築いて、お客さんに気持ち良くなってもらう・感動してもらうことを目指すのですから当然ですね。挨拶はあらゆる人間関係の基本ということです。

子供も同様ですね。子供が親以外に触れ合う人は、学校や塾、習い事の先生や、各コミュニティーの友達がメインでしょうか。ぜひ挨拶を心がけましょう。

挨拶には「好印象の獲得」と「その日のアイスブレイク」の効果があります。挨拶してくれる人にはこちらから話しかけやすくなりますよね。

これが学校等でも威力を発揮し、新しい友達を作りやすい、友達との関係が良好で深くなる、苦手な人にも挨拶すれば関係改善、喧嘩も回復しやすい、等の効果が考えられます。

また、人間関係が良好になる・話しかけられやすくなることで「多くの人に助けてもらえる」様になるでしょう。先生に気に入られる結果として、色々教えてもらえたり成長するチャンスを得やすい。クラスメイトと会話しやすくなるので、忘れ物をしたり何か失敗した時もフォローしてもらいやすい。結果として、友人関係・性格・勉強等の成績にも好影響です。

逆に家で挨拶出来ない子は、外で挨拶出来るわけがありません。
外で挨拶ができないと、他者との関係が深まりづらく、困った時に助けてもらえない、成長するチャンスを得づらいというデメリットを被ることになります。
子供の頃に挨拶の習慣が付けられず、そのまま成長すると、悲惨な大人になります。
礼儀知らずと思われ、スムーズな会話ができないので人間関係も苦手、仕事でも同僚のヘルプを得られず孤立・失敗しがち、上司から良い仕事を回してもらえない、昇進しづらい、かといってより良い環境を求めて転職する能力もない、というような地獄絵図が待っているでしょう。
怖いですね。


こんなところでしょうか。

挨拶しましょうね。

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