子供の可能性を最大化する要素① 親からの無償の愛 / 親子の信頼関係 / 子供の心理的安全性(3)会話と態度の原則

今回は親から子への「会話と態度の原則」について書きます。

昨日お子様とした会話、お子様に取った態度をじっくり思い返しながら、読んで頂ければと思います。

まずはこちらから。

【Bad】
✖️ 会話をしない
✖️ 感謝や謝罪を示さない
✖️ 突き放す
✖️ 罰則
✖️ 強制・命令・指示(主導権を奪う)
✖️ 過干渉
✖️ 不必要な質問(思考行動の中断、詰問)
✖️ 禁止や否定的な表現(〜しないで)


【Good】
◯ 頻繁な会話
◯ 感謝や謝罪をきちんと示す
◯ 協力・応援
◯ 子供の興味関心に寄り添う
◯ 子供の意思や自主性を尊重(放置はしない)
◯ 子どもの言葉を繰り返す(理解)
◯ 子どもの行動を言葉にする(関心)
◯ 愛情を言葉で示す
◯ 小さなことでも、子どもの行動を具体的に褒める


いかがでしたか?

もう少し具体的に見ていきましょう。


【例1】
✖️「お前」「あんた」「おい」

・子供を尊重していない証拠。
・親を信頼しづらい。
・「怖い」「愛されていない」と感じ、自己開示したくなくなる。

◯「名前で呼ぶ」
・名前で呼ばれると、人は親しみを持つ。親ならば尚更。
・子供が親を信頼しやすい。
・愛情を感じ、自己開示したくなる。

【例2】
✖️「勉強しなさい!」

・親=敵
・人は、命令されると反発心が生まれる。
 本気でやらないし、良い結果は出ない。
 子供も同じ。
・ようやく生まれてきた「やる気」が挫かれる。
 自主性を潰す。
※日本のトップエリート達は大体、親から「勉強しなさい!」と

◯「手伝えることあるかい?」
・親=味方
・味方がいると、頑張れる。
・自主性を尊重されていると感じ、やる気がUP。
・勉強が辛い/わからないと感じていたら、相談できる。

【例3】
✖️「なんなの!この成績!」

罰としてゲーム禁止!
・ゲームを禁止にしたところで、勉強はしない。
 むしろ反発して更に勉強しない。
・罰則を与えられて「進んで」勉強する子供はいない。
・勉強が「恐怖」になる。

◯「テストで良い点は取りたいけど、ゲームもしたいよね。どうしようか?」
・理解と共感を示す。
・自分で決めれば、頑張れる。
・「自分で決めたことは自分で責任を取る」重要な成長が得られる。

【例4】
✖️「そんなの無理に決まってる。どうなっても知らないからね。」

・子供は親と心の距離を置く。
・自主性や自己肯定感が挫かれる。

◯「本気で考えて決めたことは応援する。後悔しない様に生きてほしい。」
・子供は親に敬意を抱く。
・本気で考え悩むこと、自己責任で決断することを覚える。


いかがでしたか?

当たり前っちゃ当たり前なのですが、それが出来ないんですよね(笑)

子供が小さい頃は出来たことが、大きくなってからは出来ていない。

自分の機嫌が良い・余裕がある時は出来ているけど、機嫌が悪い・余裕が無い時は出来ていない。

親も人間ですから、「常にパーフェクト」は難しいですよね。

しかし、子供は「親の一言」で大きく変化しますし、大きく傷つきます。

信頼と愛情は一歩一歩築いていくしか有りませんが、壊すのは一瞬です。


「子供に冷たくしてしまうが、仕事・家事・育児で大変だから仕方ない」と思ってしまう方。

もちろん実際に大変だと思います。

パートナーや子供が理解してくれないと尚更辛いですよね。

しかし、「親自身が大変」だからといって、子供の心を潰したり、子供の可能性を潰してしまっては、本末転倒というか、二重苦になりますよね。

子供から愛されず、信頼されず、恨まれる親にはなりたくないですよね。


少しずつの心がけで、親子関係は大きく好転し、子供の可能性はどんどん広がっていきます。

是非、子供への対応を改めてお考えになってみてください!


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