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会社の設立前後でやるべきことまとめ

○はじめに

no plan株式会社のおかむーです!!

🎉🍣実は弊社2020年4月10日をもって半年記念日になります✨🎯

今回は、弊社が10月に登記する前後でやったことや、大変だったことなどをまとめていければいいと思い、書かせていただきました!また、会社を設立済みの方は最後の「会社を起こしたときの気持ちや感想」だけでも見ていってくれればと思います。

○この記事でわかること

・会社を起こすために準備すること、やったことの一連の流れ
フリーランスエンジニアから会社を起こすメリットデメリット
・会社を起こしたときの気持ちや感想

この3つがわかるように記事を進めていこうと思います。

○目次

会社を起こすために準備すること、やったことの一連の流れ
・登記前の準備
・登記
・登記直後
・登記後の主要イベント
・危なかったこと
・よかったこと
フリーランスエンジニアから会社を起こすメリットデメリット
会社を起こしたときの気持ちや感想
まとめ

前提条件として私達は会社設立freeeというサービスを使い爆速で登記をしました。会社設立freeeを使うことで面倒な作業を簡略化できかつ、公告や登記の手数料などの費用を抑えることができます。

各所にfreeeさんのリンクを設置したので合わせて参考にしていただければと思います!

①会社を起こすために準備すること、やったことの一連の流れ

・ 登記前の準備

私達は登記したい日付の1~2週間前から動き出しました。何もわからない頃、私達は「資本金」さえあればいいかな〜ぐらいで楽観的に考えていました。が、その他にも用意するもの、時間がかかるものなどあって結構苦労しました。

・資本金を決める
・1株の価値や発行数を決める
・会社名を決める
・設立日を決める
・登記のための各種書類を揃える
・会社の印鑑を作る
・会社の住所を決める
・公告をどうするか決める
・取締役会の設置/取締役の任期を決める

資本金を決める
会社の資本金は、会社の規模を表したり、補助金など申請をする上で大事な指数ではあります。昔は会社は1000万以上からしか設立できませんでしたが、今の時代では1円から登記が可能です。注意点としては、低すぎても高すぎてもダメで、自分の会社の規模や事業に合う金額にするのが良いと思います。また、設立前は法人の口座を持てないので個人の口座にまとめることにります。
参考: 会社設立時の資本金の決め方と、決定した資本金の支払いの仕方

1株の価値や発行数を決める
一般的には価格は10,000円、発行可能株式総数は設立時に発行される株式数の4倍を指定するそうです。
参考: 一株あたりの価格、発行可能株式総数とはどのように決めるものなのですか?

会社名を決める
私達は「会社として主にやっていくサービスと同じ名前」がふさわしいと考えています。複数の事業をする会社さんもあると思うので全てではないですが。
参考: 会社設立時に悩む会社の名前の決め方とルール

設立日を決める
登記完了したあとの登記簿謄本に設立日も記載されるので、こだわるならこだわってもいいと思います。注意点としては、土日祝日と年末年始(12月29日~1月3日)は、会社の設立日に設定できないそうです。
参考: 会社設立の日にちはいつがよい?

会社の印鑑を作る
社印、代表者印、銀行印の3つが必要になります。freeeさんで販売していたのでそれで購入をしました。
参考: 会社設立に必要な印鑑とそれぞれの役割

会社の住所となるオフィスを決める
会社の住所となるオフィスを契約しましょう。住所で管轄の税務署が変わりますので、それも考慮できるといいかもです。びっくりしたのは、新宿区でも丁目によって税務署が違ったことです。また、法人格でないので最初は個人で契約し、後から法人格への名義に変更する必要があります。
参考: 確定申告書類の提出先はどこになる?管轄する税務署を調べる方法

公告をどうするか決める
私達はfreeeさんに乗っかってるので、freeeの電子公告というものを使わせてもらいました。
参考: 公告とは何ですか? freee電子公告はどう利用できますか?

取締役会の設置/取締役の任期を決める
取締役会を設置するには監査役が必要なので今回は見送りましたが、必要であれば設置します。また、取締役の任期は2~10年で選べるようで、弊社では柔軟な対応ができるよう2年というスパンにしてみました。
参考: 取締役・監査役

・ 登記

準備も整ったところで、必要書類を法務局へ提出すれば登記が完了なのですが、定款の認証を受けるというハードルがあります。

・登記のための各種書類を揃える
・定款の認証を受ける
・法務局へ登記書類提出

登記のための各種書類を揃える

・個人の印鑑証明書 2 枚
・登記申請書
・登録免許税納付用台紙
・就任承諾書
・発起人決議書
・払込を証する書面
・OCR用紙
・印鑑(改印)届書

これらが必要になります。

定款の認証を受ける
定款の認証にはこちらが参考になります。
参考: 定款の認証についてわかりやすく解説

法務局へ登記書類提出
こちらもややめんどくさいですが、頑張りましょう。
参考: 会社設立時に法務局でやるべき手続きについて解説

なんと「会社設立freee」だけですぐに登記が完了してしまいました!

・ 登記直後

ようやく登記が終了し、「ほっと」するまもなく次の試練があります。「登記後3ヶ月以内に提出」などの期限付きの物があるので要注意です。

・年金事務所へ書類を提出する
・管轄の税務署へ書類を提出する
・都道府県税務署へ書類を提出する
・オフィスの名義を法人へ変更
・法人の銀行口座をつくる
・法人のカードを作る
・日本政策金融公庫さんから創業資金借り入れ
・役員報酬を決めるための株主総会をする
・源泉徴収税の振替口座

年金事務所などへ書類を提出する
健康保険・厚生年金保険新規適用届は、会社を設立して5日以内に提出しなければなりません。

・健康保険・厚生年金保険新規適用届
・登記事項証明書の原本

参考: 新規適用の手続き

管轄の税務署へ書類を提出する
「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」の提出期限は、従業員を雇用することになってから1カ月以内です。「法人設立届出書」は法人設立の日以後2か月以内になります。
これらはもうまとめて提出すればいいかと思います。

・法人設立届出書
・青色申告の承認申請書
・給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
・定款のコピー

参考: 国税庁 | 個人で事業を始めたとき/法人を設立したとき

都道府県税務署へ書類を提出する
税事務所によって異なるそうですので、要調査です。

・法人設立届出書
・定款のコピー
・登記事項証明書のコピー

役員報酬を決めるための株主総会をする
役員報酬は会社設立後3カ月以内に決める必要があります。
参考: 会社設立時の役員報酬の決め方と支払いを始める期間について解説

オフィスの名義を法人へ変更
最初はオフィスを法人で借りれないため個人で契約します。登記後、法人での契約として名義を変更しましょう。

法人の銀行口座をつくる
最近は、法人名義の銀行口座をつくることが難しいらしいです。法人口座が持てないと、法人名義のクレジットカードが持てなかったり、取引先との信用問題に発展するらしいです。なのでなるべくなら法人口座を作りましょう。

法人のカードを作る
法人のクレジットカードも作成しておくといろいろ便利になります。私達は、freeeさんが提供している「freeeカード」で1枚と「アメックスカード」をもう一枚作りました。
参考: freeeカード

日本政策金融公庫さんから創業資金借り入れ
日本政策金融公庫さんの新創業融資制度では、無担保無保証人の融資制度であり、代表者個人には責任が及ばないものとなっています。なので、ぜひこれで調達してみてはいかがでしょうか。

また、我々は創業融資のお手伝いしてくれる会社さんに頼み時間短縮ができましたのでそれもおすすめです。

源泉徴収税の振替口座
源泉徴収税は、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を出していれば半年に1回、出していなければ毎月支払わなければなりません。もし滞納してしまうと滞納金が加算される場合があるそうですので注意しないといけません。支払いを忘れないためにも、振替口座の登録はやっておいたほうがいいです。
参考: 国税庁 | 国税の納付手続(納期限・振替日・納付方法)

・ 登記後の主要イベント

登記作業も落ち着いたところでまだ待ち構えているイベントがあります。年末調整、確定申告、給料明細などなど大変なことがたくさんありました。

・見積書/発注書/請求書 をつくる
・各種支払をする
・役員報酬を振り込む
・給与明細をつくる
・年末調整がある
・源泉徴収税を払う

見積書/発注書/請求書 をつくる
見積書/発注書/請求書を最初はExcelで作成しようとしていましたが、この管理が大変でした。あとで気づいたのですが、「freee」にはこの見積書/発注書/請求書の発行ができ、銀行口座の支払いと紐付けができるので大変便利です。
参考: 発注書を作成する

各種支払をする
IT系の会社ですと、AdobeやGitHub、Slackなどに課金しているかと思います。支払いは法人のクレジットカード経由にし、freeeさんでそのクレジットカードを紐付けしておくことで、経費処理が楽になりますので、おすすめです!

役員報酬を振り込む
最初は毎回計算をしていました。とてもめんどいし、ずれるとまためんどいです。弊社は途中から「人事労務freee」も契約をしました。そうすることで、役員報酬の計算や給与明細の発行などを行ってくれます。後々の年末調整で源泉徴収票を発行しないと行けないんですけど、それがとてもめんどくさすぎるので契約して損はないと思います。

年末調整がある
私は年末調整で何をしたらいいのかさっぱりわかりませんでした。「人事労務freee」さんがいい感じにやってくれました。

源泉徴収税を払う
上と同じ内容ですが、源泉徴収税は「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を出していれば半年に1回、出していなければ毎月支払わなければなりません。もし滞納してしまうと滞納金が加算される場合があるそうですので注意しないといけません。
参考: 国税庁 | 国税の納付手続(納期限・振替日・納付方法)

・ 危なかったこと

・提出が遅れそうになった年金事務所周り
登記後の期限付きの書類の提出に遅れそうになってバタバタしてしまいました。予め時間の都合をつけてから登記のスケジュールを組んでもいいかもしれません。
・カードが止まった
初期の頃は上限が少ないfreeeカード1枚の運用をしていました。オフィスの初期設備に少しお金がかかってしまいカードがストップし必要な払込ができない状況になってしまいました。法人のクレジットカードは2枚以上持つほうがいいかもしれません。
・源泉徴収税を忘れていた
源泉徴収税について知らなかったため、支払いが遅れたかと思いきや、1月から役員報酬を受け取っていたためまだ発生せずに事なきを得ましたが、みなさんも要注意です!

・ よかったこと

・フリーランス時代の実績が創業支援融資活躍した
フリーランスや前職でクライアントとつながりが多く、仕事の依頼がたくさんありました。その依頼を全て履歴として残せておいたため、「将来性がある」「仕事に困らない」という観点でプラス査定をいただき融資額UPに貢献できました。なので、フリーランスエンジニアの方もクライアントとのコネクションは残しておいても損はないです!
・freeeさんの仕組みがうまい
freeeさんに乗っかることで「登記から請求書発行から年末調整やら」会社に関連することのすべてが楽になりました。これは人類の進歩において大変素晴らしい発明です。今後会社を設立したい方は検討されてはいかがでしょうか!

②フリーランスエンジニアから会社を起こすメリットデメリット

メリット
・創業支援融資で加点されやすい
・フリーランスの間で資本金貯めやすい
デメリット
・起業アイデアを考えながら準備するのが難しい
・法人成りという形になって、受託から逃れられない

③会社を起こしたときの気持ちや感想

ノープランでもいいじゃないか
世間一般的な起業の概念は「やりたいこと、実現したいことの素晴らしいアイデアを持たずに起業することは愚かである」と言われています。私はそうだとは一概に言えないと思います。弊社には「どの会社にも負けない技術力」があると思っています(上には上がいることは承知)。例えアイデアがなくても、技術力で十分お金になりますし思い立ったらすぐに会社として制作しプレスを打てる環境があることが、フリーランスよりも強いです。なので、我々はノープランとみせかけてノープランではないです。今でもノープランで会社を設立したことに後悔はしていません!

毎日が楽しい
会社を起こしてから、毎日が激しい変化の連続になります。前までこう考えていたものが、いきなり強強になったり不意にチャンスが舞い込んできたり、方針を定めども定めどもあっちゃこっちゃ状態。変化を追い求めてた僕らにとってはとても毎日が楽しいです。

④まとめ

・会社を起こすためには結構工程が必要で、登記後の期限に配慮する必要があるので注意
・フリーランスエンジニアから会社は起こしやすいんじゃないかと思うのでおすすめ
・自分を貫いてらしく生きていこう
・大変だったけど、やってよかった!!

最後に

最高のオフィスチェアを教えて下さい。


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