経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて|山崎 元

株を運用しだしてから、著者の姿はYouTubeで何度か拝見していた。
現在のオルカンブーム、ほったかし投資を広めた功績は大きいだろう。
本著も資本主義経済について、わかりやすい言葉で書かれている。
巻末の息子さんへの手紙は、子を持つ親として感じ入るものがあった。
子供にも読んでもらえるよう本棚にしまおう。
2024.3.30

◎MEMO
世間に流されてぼんやりと働いていると、一方的に「利益を提供する側」に回って損をする
企業との関わり方・働き方には昭和世代とは異なるスタイルが求められる
資本主義経済は、リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げる
「新しい働き方」は効率性と自由を求める
常に適度なリスクを取ること
他人とは異なることを恐れずにむしろそのために工夫をすること
工夫のない人は損をする。他人と同じであることを恐れよ。無難を疑え
わがままな社長に振り回されて働く、と考えた時「自分が振り回す方がいい」と考えることはそう悪いことではない
株式性の報酬と上手く関わること
株式投資は自分のお金を資本として提供し働かせることであり、この際にリスクを負担している。決して働かずに儲けようとする行為ではない
起業の初期段階で出資させてもらう
成果主義では無難を目指すよりも、リスクを大きく取る方が有利
自己投資の中身は「1.知識 2.スキル 3.経験 4.人間関係 5.時間」
面白いと思える仕事を通じて、必要な程度のお金を稼ぐことができればそれでいい
この世界があれば、会社などなくてもいいと思えるくらいの場が会社の外にあれば理想的
他人より2割増しくらい目標に、自由を拡大させる
自分の嬉しいこと、幸福に感じることに気づき、言語化する
心からの興味を示しながら、相手の話を熱心に聞く
自分から行う自分語りは一切いらない。自慢やアピールが混じる。やめておけ
会食では参加者がどのくらい飲んだり食べたりして、どういう気分と状態にあるかを常に把握することを習慣とする
人生にあっては、コントロールできないことについて悩んでも仕方がない
幸福感は一時のもので、人生は通算成績ではかるものではない
モテる男になれ。友達を大切にせよ。上機嫌で暮らせ
大人に育ったことで親孝行は十分済んでいるから、後は好きにせよ

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